Life 線上の僕ら
」のレビュー

Life 線上の僕ら

常倉三矢

白線から落ちても挽回できる

2024年8月5日
皆さんのレビューを読み気になって購入。
もう、何度読んでも泣いてしまう。

道路の白線上で出会った2人が、途中選択肢に迷い道を見失いつつも、自分達の意思で人生を歩んでいくストーリー。
2人の繋がりを道で表現している、その着眼点が本当に素晴らしい。
途中の飛び道具はできすぎかな、と思ったがラストの飛行機雲を見て納得した。なるほどなあ〜。

そしてとにかく西の笑顔がかわいい。
目の下のホクロを抜きにしても、これは誰でも惚れてしまう。
だから自分のような者は、道を誤った伊東に対して「バカタレ!制裁を受けろ!」などど思ってしまうのだが、西が放った一言が愛に満ち溢れていて…大号泣。

人間というのはそもそも過ちを犯す生き物で、それを後悔しながら生きている。
そして、その過ちを赦すのもまた人間なんだな、と改めて気付かされた。
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