ブランクコード【単行本版】
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ブランクコード【単行本版】

サノアサヒ

生きてく理由

ネタバレ
2024年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「俺はヒロインにはなれません。」で超とばしたラブコメを描いてた作者さんが同時期に連載してたシリアスなバンドもの。初読時にレビュー躊躇って書いてませんでした。「ヒロイン〜」を再読して笑わせてもらってから、ブランクコードを再読。登場人物の痛みを自分のものとして描かないと、こういう作品は描けないでしょう。もしかしたら逆なのかな、そして描くことで昇華するタイプなのかな、だと良いのだけど。とにかく辛く苦しい。過去の傷を背負いながら音楽に逃避して音楽シーンで売れてしまったギターを弾く藍。自分が傷ついたきっかけとなってしまったと悔やむベーシストの恵介は、藍とバンドを組み何年も側にいて支えていたけど、、、
何をもってハピエンとなるのか、このような作品では難しいけど、明日も生きていく理由になってくラストは私は好きでした。苦しくてもずっと一緒にいてほしい。
単行本が去年連続刊行されたあと、大丈夫かな、先生燃え尽きてないかな、って心配してたら、重い背景がありそうなお話を今度はラブコメに昇華されたお話を連載されてて、他にも年の差DK攻めものは連載完結してるようで、安心しました。。新刊単行本いつでるかな、楽しみにしてます。
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