もう少しだけ、そばにいて
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もう少しだけ、そばにいて

白野ほなみ

泣いた

2024年9月19日
姉が高校2年生の時に飲酒運転の車に突っ込まれて、修学旅行にも行けず後遺症のせいで推薦で入れた大学を中退。体育教師になるという夢を諦め、大好きな走ることも満足に出来なくなった。赤信号の横断歩道の脇で止まっていたところに、飲酒運転に突っ込まれて、何もかも無くなった。ガリガリに痩せ細って、鬱病にもなって、まともに働けず伏せっていました。
けど、今は2人の子供と幸せいっぱいに生きてます。あの事故が無ければ子供たちとは出会えてないし、今の生活とはまるで違ったと思う。家族仲もそれほど良くなかったのに、事故をキッカケに母とも姉とも友達のように仲が良くなった。結果論かもしれないけど、夢を諦めても違う夢が出来て、違う幸せがある。もちろん飲酒運転の車を一生恨むし、一生許さないけど、生きる事を諦めずに幸せを掴み取った姉を心から尊敬する。って漫画を読みながら姉の事を重ねてました。なので、めちゃくちゃ泣けました。お互いのしんどさも辛さも分け合い、弱さを許容し合って、幸せになりにいく姿にもう……もう、もう…こんなん優勝でしょう。純愛BLどころじゃないですよ…
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