恋知らずの神様に捧ぐ
」のレビュー

恋知らずの神様に捧ぐ

滝端

好きな人の為に流す涙はなんぼあってもいい

ネタバレ
2024年9月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めましての作者様!試し読みで確信してお迎えしましたが、最高すぎる!!読後のなんたる多幸感~!!

冒頭からスーツ萌えする大人の色気、碧上グループの若き社長と秘書という申し分なく美味しいシチュ!!見た目もよろしく雄々しい社長と並ぶとまた違ったタイプの美人さん、腹心の佐後の非の打ち所のない完璧なサポート、鉄壁な仮面の下には崇拝と言う名の恋心を抱いた1人の信者がいた!‥ん、いや乙女かな?


この呪縛のような崇拝心が恋心と自覚するまでにかなりの段階踏まえるんですが、浮津社長の妥協を許さない性格と秘書の鑑との攻防戦がまた楽しい!!
とっておきな佐後の本性を見逃すまいと、熱い視線や目を細める姿もイイ!!


攻めの前だけ見せる、涙もろくてぐしゅぐしゅになる受けが大好物なもので、佐後ちゃんの涙も赤面顔もなにもかも可愛くて、美味しく頂きましたよ!!ベッドで押し倒しながら正座しちゃうとこなんかも!どこまで行っても、神と崇めながら貴方の秘書感抜けきれないから、この先のあれに動悸・息切れに耐えきれるのか、かなり心配になりました(笑)救心~!!


そもそも佐後の根底には、自分を救いだしてくれた浮津との神々しい出逢いがあって、差しのべられたハンカチを胸に、いつか肩を並べて支える事を夢みた努力の人。また、社長も兄達に負けじと邁進した結果今に至る。仕事に対するストイックさは似た者同士な2人。なんというか長年連れそった夫婦?

一旦オーバーフローするとトイレの隅に収まって、例のハンカチと一緒に必死に精神統一、このルーティンが佐後を支えるすべて、、普段はスマートなのにこのギャップ!!

社長に懇願されたら結局は断れず、仮の恋人期間がスタート!
何と言ってもポーカーフェイスの仮面をじりじり剥がしにかかる浮津社長と、平静を装いつつ近づかれると自然と涙が溢れて「っふぇ」とか言っちゃうんもんだから!
もぅ、色んな所に撒き餌ありのヨダレものなのに、強引さからの優しい頭ぽすで昇天。

クリスマスは仮恋人を通り越して、プレ新婚さんに見えてきたよ。そしてトドメに受けの称号←?ガーターソックス!!
最後ようやく結ばれたタイミングで、先っぽもとい根元問題と佐後ちゃんの一人称が本来「僕」みたいなんで、いつか社長の前でも自然と口にできる日を待ってます!
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