羅城恋月夜
」のレビュー

羅城恋月夜

朔ヒロ

自然に没入できる世界観。むしろ住みたい

ネタバレ
2025年6月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ かすみ楼シリーズの中でも一番好きなこの作品。
階層が違うだけで実際すぐそこに存在していそうな世界線。
結界ひとつ飛び越えればふわっと行ける紺がうらやましいって思いました。

茨木にとっての酒吞童子は尊敬する頭であり恋人だっただろうからそれはつまり・・・茨木はネコだったってことでいいですか?解釈間違ってないですよね??
酒吞に色っぽく抱かれている茨木を簡単に想像できてしまうよ・・・鼻血でる。
でも敬語取っ払って完全俺様になったドS茨木も捨てがたいし・・美しい鬼はどっちもありだなと妄想がはかどりました。

茨木と紺が離れていた3年間。寿命の短い人間にとっては会えない3年は長い。
種族の違いはとても切ない。時間の流れと寿命だけはどうしようもないです。
でも魂の伴侶になったからにはご都合主義でかまわないから紺を不老で長生きにしてしまいたい・・

紺の人並外れた陰陽師としての才能と優しさは茨木だけでなく土蜘蛛の魂も救いました。みんな酒吞が大好きだったけど今は紺がその立場みたいなもの。茨木にでろんでろんに愛されてたまに紺にちょっかい出す土蜘蛛と茨木がバトルして、みたいな幸せな未来を勝手に想像して萌えております。
あと子供の頃から、がしゃどくろが大好きなので瓦楽ちゃんがお気に入りでした!
いいねしたユーザ12人
レビューをシェアしよう!