このレビューはネタバレを含みます▼
積読してたけど、もっと早く読めば良かった。すっごく良いです。
部品を交換するように体をサイボーグ化するのが当たり前になった未来。イーサンは兵士として戦闘に特化するように脳以外のほとんど全てが機械化されているが、束の間 戦場を離れとある惑星の研究所の警備として配属され植物学者のミハイルと出会う・・というお話。
戦うために感覚も感情もコントロールされていて心臓すらもすでにないイーサン。ミハイルに恋をして、自分には心があるのか自分は「人」なのかと悩むという展開。でも、サイボーグなセキュリティーのメンバー達も体は機械っぽいけどみんな個性があって可愛らしくて間違いなくそこに“心”はあると思う。
失ったものに目を向けて悩むイーサンと今あるイーサン“らしさ”を大事にするミハイル。ミハイルにとっては部品じゃなくて体の隅々までイーサンの一部なんだよね。壊れた腕を埋葬する場面がとても素敵でウルっとしました。ハピエンで本当に良かった。
コミカルな部分もあり、ウルっとする場面もあり、とても素敵な作品でした。
修理後 救出功労賞として贈られたパーツ、すっごい気になるのによく見えない〜。パーツカタログでもうっすらしか見えない。機械パーツなんだから修正しなくて良いじゃん〜。