特級αの愛したΩ
」のレビュー

特級αの愛したΩ

神波アユミ

「特級α」がただの人でいられる場所

ネタバレ
2025年7月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作者さま。
瞳が印象的で、透明感のある作画です。
ストーリーは、始めに学生時代の過去パート。
「あぁ、アオハル系の甘酸っぱいお話」だと思ってたら、
ある事をきっかけにぷつっと切れて、10年後に。
2つのパートに分かれています。
10年前の2人のほんの僅かな、だけど確かにお互いの孤独な心の拠り所となったあの時間。
そこを掬って10年後にポトッと落としたように、
また穏やかに過ごす2人が見られるところには、目頭が熱くなります。
途中辛い場面もあるけれど、もうそれだけでこちらも救われるような気持ちに……

全てを、多くを語られないので、
これはどういうことなんだろう?
この後どうなったんだろう?などなど、正直気になるところはいろいろあった。
けど、それ以上に前のめりで話に引き込まれていったし、潔く描かれないところは読み手の想像に任せる、その余白の加減が絶妙だなぁって思いました。
でもね、やっぱり読者はワガママなんです!
もっともっと礼と司の幸せパートを読みたい!それこそ10年分の♡♡
よろしくお願いします。
(…と思った矢先!続編決定とのこと!!💪✨)
あ、功労賞はもちろん高橋さんに🎖
胸がすくあのシーンは最高でした!!

***230P
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