拈華を待っていた 【電子限定特典付き】
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拈華を待っていた 【電子限定特典付き】

吾瀬わぎもこ

書き下ろし10ページがやばい

ネタバレ
2025年8月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ えっちだった…、単話配信していた事を知らなかったんですが、単行本待ちの方々、朗報です。書き下ろしは延々と睦み合ってて、本編ではツンツン度の高い受けの唯真(いさな)さんが、めちゃくちゃかわいくなっています。最中の「あなた、ギンマラのまま◯◯ですな」って台詞が萌えるのに笑わせてきてやばい。摩羅は仏教用語か。◯◯ですな語尾を使う唯真さん、好きだ。僧職ゆえの語尾がそういう時にでるんだ…。それに対して「お綺麗な顔で下品なこと言わないで!」と切実にお願いしつつも勢いとまれない攻めもよかった。書き下ろし特典について滔々と語ってしまいましたが、内容すごくすごく良かったです。とくにタイトルが秀逸。「拈華(ねんげ)を待っていた」。読めなくて、購入前にGoogleで調べました。仏教用語である事や、お釈迦さまが説法中に花を手折ったさまをみて弟子が意図を察したことから「口に出さずとも心が通じ合う」という意味であることを確認しましたが、花を…手折る…、はじめてえっちなことをしてしまう情事の隠語では…?!この最高のタイトルがついてるってことは…、と読み進めたら、まじのまじで唯真さんは後ろの経験まっさらで初物でした。あんなに未亡人オーラ出してるのに?!最高かよ…、と天を仰いでしまうギャップ。清潔感があるのに未亡人エロスな雰囲気をただよわせる唯真さんが、ツンケン接していた年下に攻略されて、弱々になっていく変化が楽しい最高の一冊でした。
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