拈華を待っていた 【電子限定特典付き】
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拈華を待っていた 【電子限定特典付き】

吾瀬わぎもこ

朗らか年下ワンコとツンデレほくろ美人の極

ネタバレ
2025年8月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊、心からお待ちしてました~!!!日付の変更と共に購入!しっかり堪能しつつそのまま幸せに寝落ちました。
唯真の幼馴染であり秘かな想い人、羣司さん!
彼の幸せの為に身を引いて、その姿を近くでずっと見守っていけると信じていた矢先の訃報。
お寺を継ぎ、まさかこんな形で最愛の人を送りだす事になるとは‥突然の出来事にやり場のない悲しみや怒りと未だ弔えない複雑な胸中を抱えている唯真と同じく羣司を慕っていた同僚の田鍋も悼む思いで月命日に訪れる。悲しみを共有する者同士、好意的な田鍋の態度にぽっと出の若造に俺の羣司を語るなと言わんばかりのマウント。しっかり顔にもでていて、今思うと田鍋にだけは素直な感情をぶつけられていたんだなと。
唯真と田鍋それぞれの視点から語られる羣司を知れば知るほど、その存在が惜しまれるBL界の宝の様なお方。担当の方達同様共感しかない!!
唯真がけしかけた発言に意外にも食らいつく肉食系な一面とちょっと頼りないながらも、唯真の悲しみが麻痺した心の芯の部分をゆっくり温めてくれるような優しさが随所に光る癒しのワンコ!わぎもこ先生がほくろをエッチポイントとおっしゃってましたが、ポイント盛りだくさん!泣きぼくろと口元のほくろから始まり、内股やお尻の割れ目やら際どい位置を実況してくれる田鍋くん(笑)身体の至るところに点在し、修正の中に浮かぶほくろの位置を確認しながら‥何だかエロさ倍増!!対照的に田鍋くんの被弾した傷痕や、日々鍛えあげられた肉体美に息を飲み、やっぱり彼も羣司同様最前線に身を投じる刑事であることを実感。
また、混濁する羣司の最後の言葉の意味を知り、ようやく心から羣司の死を受け入れる事ができた唯真。止めどなく流れる涙と共に煽ってくるとは、唯真さん魔性!!困惑しながら、しっかりリ応える田鍋くん。羣司の代わりでなく、田鍋の名を何度も呼ぶ唯真が心も身体も満たされて。。素直に甘えてくる可愛さと最後までブレないツンのバランスがたまりません!!きゃっきゃしてる田鍋くんと唯真の仲を見抜いてる?番場さんさすがベテラン刑事!ナイスアシスト!あぁもう、最後の病室でのやりとりに胸が締め付けられるやら、一杯になるやら。2人が幸せになることが餞になると信じて。どうか羣司さんの分まで!!嫉妬剥き出しで意地悪な田鍋くんとの可愛いお仕置きエチの書き下ろし最高!鬼だくです☆
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