このレビューはネタバレを含みます▼
読み初めは人間関係がわかりづらくて、以前読んだ時は途中で読むのをやめてました。でも読み進めるうちに自分の頭の中で整理されてきて物語に引き込まれました。
元陰間の百樹がちょっと幼くて素直で明るい。辛いこともあっただろうに全然擦れてもないし汚れてもいない。こういう人が芯が強い人なのだろうと思うし、卍もそういうところに癒されて可愛くてしょうがないんだろうな。
全体的に性に寛容な雰囲気もありながら、時代ものならではの仄暗さや色気もあって艶っぽい。登場人物達の未練や後悔や執着が渦巻いた複雑な人間模様も秀逸です。それぞれがちゃんと自分なりの幸せを見つけるのも良かった。
背景や刺青や着物の柄などの絵がとても綺麗なのも魅力的。そして・・百樹のお尻がプリッとしてかわいい〜。
私的かわいい受けちゃんのお尻ベスト3に入ってます。