1095日の花束
」のレビュー

1095日の花束

みつこ

めちゃくちゃ独り言をしてしまった。

ネタバレ
2025年11月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ みつこ先生の描くキャラの驚いた時やキョドキョドした時の顔が可愛いくて、好きです。今回の2人も可愛かったです。

言葉にしなかった事から招く負の側面というものに、めちゃくちゃ分かるわ…とうんうんして。そして薔薇のシーンでは、私はミニ薔薇すら枯らすので薔薇は難しいなと。育てられる人は凄いなと思いますが、だからか水のやりすぎかな…ではうんうんと。
そこから花束のシーンには、そこかッと。肥料でも買いに行くと思っていたから、わー✨と感動しました。花束を貰えたことも感動なのですが、それを晃成にあげたいと、遥が思う男性だったという所に感動しました🍻

最初の記念日はドタキャンで。晃成は悲しかった気持ちを遥に伝えず、もう記念日を祝うのは止めようと。その翌年はその時の事を思い出しながら晃成は帰宅し、冷蔵庫のケーキを見た時はドキッとしたのに、遥は職場の余りだと。
もうね…ハリウッド女優並に晃成もなれ!と思いました。嬉しいと言って遥に抱きついて!と(読み返すたびにひと言ひと言増えていきます)

それほど共感してしまうのは、似たような経験があるからかなと思いますが、恋人同士だけじゃなく、夫婦、親子関係なんかにも当てはまるものなのかなと。気持ちを言葉にするのって難しいしなと。

晃成が両親にカミングアウトをしましたが、あのシーンを見た時これも言葉次第なのかなと思いましたが、男が好きなんだ。がもし、今付き合っている人は男性なんだ。だったら解釈は違うだろうなと。親にとって、ずっと一緒にいたい人は同性なんだなと、それでも人生を共にする人がわが子にはいるんだなと知る事と、わが子が同性愛者だと知るのでは、解釈は違うかな?と。後者だけだと、大丈夫かな?孤独じゃないかなと心配になるかな?と。だからあのカミングアウトの後に、晃成は遥の事も話していたらなと思いました(親によるのかなと思いますが)

気になったのは、遥の場合はどうなんだろう…でしたが。まぁ、親がどうであれ幸せに薔薇を育てて下さいと最後は思いました。2巻のタイトルも良かったですね。同僚へのカミングアウトももうバレバレだし…という感じで、自然で良かったです。
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