唇はエゴイスティック
」のレビュー

唇はエゴイスティック

藤河るり

先生の作品には愛があるなと

ネタバレ
2025年12月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先生のイタリア人男性、堪能しました。
イタリアの老舗ブランド社長カルロと日本の鞄ブランドで働いている吉野のお話。

泡風呂カルロ、ウィンクカルロ、情事含めたアレこれカルロがめちゃくちゃイタリア人だなと。
ひと息付く時はカプチーノじゃなくエスプレッソな所もカルロなんだなと…。読みながら、先生の絵でその描写が堪らなく。好きでしょ?と聞かれているみたいで。好きです先生…!となりました。

時に良かったのが、2人の初めては下巻なのですが、もう、ここが…。カルロも吉野も男性を抱く抱かれるは初めてなのに、カルロ…(なんて言ったら消されないだろ…)えー、攻めるんですね。下界を…。だから私はえ、ちょっと待てよと。カルロ抵抗ないの?と思ったんです。だけどそこは先生のイタリア人なのかと✨✨(本物は分かりません)せ、先生!と。なったんですね。本当に感動しました。
それだけじゃなく…腰が砕けた吉野をバスルームで綺麗にしてあげるカルロも、めちゃくちゃ紳士!となったのですが、いや違う、と。それはカルロの所為じゃ(ゴムを付けなかった)なので吉野をそんな風にしてと思いましたが、そこを果実だと言ってですね…カルロがまるで吉野をヴィーナスの彫刻を讃える様なイタリア紳士になるんです(個人勝手な脳内再生だと思います…😓)…で、ま、負けたよ私と。カルロー!と思いました。

先生はこの物語をハーレクイーンBLと仰っていますが、あぁここか、と思ったのが、吉野がカルロを捨てる所。
そりゃそうだなと納得で…。カルロの吉野の扱いは女性の恋人の様なんですから。
カルロに膝をつかせたは、後にも先にも吉野だけなのかなと思いました。BLだなと。

個人的には美杉かばんの社長が引退する、と言った一言が沁みました。

8年越しの完結と。この作品を読んで、先生の作家としての読者や作品への向き合い方を、とても感じました。優しいなと。「元気になるシカ!」も読んでみたいなと思いました。上巻が18日までセール中
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