「マイ・バッド・ペインキラー【特典ペーパー/電子限定描き下ろし付き】
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マイ・バッド・ペインキラー【特典ペーパー/電子限定描き下ろし付き】

紫比呂

それは救いか、劇薬か

ネタバレ
2025年12月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 悪魔に救いを求め廃墟で召喚を試みる玲央と、雷と共に魔法円に現れた悪魔…のような男、天音のお話。

読み返す度に、おかしみがジワジワ勝ってくる。
ダーク過ぎずコメディにも寄り過ぎない、独特な塩梅が面白い。
善か悪か。嘘か真実か。振り切らない着地がクセになる。

信じていれば救われると説かれ育った玲央と、悪魔のようだと言われながら育った天音。
汚い現実や母親の死から、負の感情を肯定してくれる存在に救いを求めるようになった玲央は、悪魔のようなやり方をする天音を拒絶しない。
天音は玲央の、玲央は天音の、痛みを救う共依存。
過去の罪や生い立ちに詳しい説明はないけれど、所々に書かれた描写から読み取るのがまた面白い。

天音の、荒々しそうなのに優しい抱き方と、甘党なとこが意外で良かった。玲央のそばかすもポイント高い。
過去の天音を使い魔のように扱っていたオールバックの彼のひとの、鋭い目付きと孤独もそそる。
描き下ろしと、コメディ寄りの特典もツッコミどころが多くて面白い。

ねえこの作品、絶対いろんな設定あるでしょ。知りたい…。
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