泣いてみろ、乞うてもいい
」のレビュー

泣いてみろ、乞うてもいい

VANJI/Solche

公爵が理性を失う瞬間がたまらないぞ

2026年3月18日
くはぁ~手を出してしまいました...無料の罠に飛び込んでしまいました…。

あまりにも作画が美麗すぎてAIなの?といぶかしみました。
美しすぎるゆえのお人形感がはじめは否めなくてさほどのめり込みもせずにページを進めました。
そのうち主人公の瞳の表情の微妙な揺らぎや、公爵の無表情からのわずかな唇の動きなど、ファーストインプレッションとは真逆の手ごたえにずぶずぶとのめり込みだしてしまいました。

主人公レイラの透明感はフルカラーの醍醐味。
どこまでも美しく聡明で、凡庸であり気丈、そして思慮深く忍耐強い。
そこまでの人間でありながらも極わずかな幸せを握りしめ、穏やかな暮らしを夢見る少女。
見ているだけで眼福な少女はあまりいないわ。
そして公爵マティアス。
タイトルは公爵の言葉。
生まれたときからの帝王然とした生き方思考で、光の中の高みから物事をとらえることしか知らない彼のわずかな軋みがレイラ。
全てが完璧に整えられた世界に生まれ満たされ潤い、欲することを知らずに生きてきた彼がどろりと滲みでるような欲望や渇望をレイラに向ける歪みがとてもタマラナイ。
冷静であり苛烈であります。

貴族の遊びはレイラの翼を折り、猫が獲物をおもちゃにするように悪気のない悪戯...のようであり悪意のある悪戯である。
周囲の貴族や家令たちの言動も他作品のように現実味のあるものでストレスがないです。

レイラとマティアスの攻防。
抗えない渇望と運命の歯車。
それを彩る、色彩と光と影。
どれをとってもドラマティックラブストーリー好きにはたまりませんよ~(*ノωノ)

現5巻。
この先がますますよくなるのだ…。
原作からするとまだまだしばらく続くようですね。
他サイトで先まで読んでしまったという強火課金勢となりおおせてしまった私は一体どうなってしまうのでしょうかww

※フルカラーであり1巻あたり200ページを超えるボリュームを考えると適正価格とも言えるかも。
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