せんせいの金曜日【単行本版】
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せんせいの金曜日【単行本版】

ダヨオ

均衡の崩れた余白に想像が止まらない

ネタバレ
2026年5月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ レビューを拝見してずっと気になっていた作品。
構成が上手く、最初の試し読みから最後までずっと面白かった!

花村が気が強く、ウジウジせずに前に進んでいく姿には、幼少期の出来事を悲しい思い出にせず、バネにして努力してきたのだな、とグッときた。
個人的に、花村少年の消防団や漁師のポスター描写が刺さった。
あれはかわいかったなあ、大事にとっていたのだろう。
先生の設定が細かいところまで行き届いており、感服した一コマ。

そして何より目が座っていて意地悪そうにみえて優しく、美筋肉や国宝までも携えた男…時田…。
彼は両利きなのだろうか。
たまに左手でペンを持っていたり、おいじりしている描写があり、体育教師という職業柄、手先まで鍛えられているのかもしれない…などと想像するのも楽しかった。

時田に「がんばれ」と自分も言われたい。
そのためだったら何でもしよう、などと思っていたが、まさかの大好物、イケメンが必死になる姿まで拝めるとは!
後半の展開には小躍りしてしまった。
この2人は出会うべくして出会ったのだな。

恋愛、エロ、シリアスにさせすぎないちょっとしたギャグ、と非常にバランスが取れている作品であった。
…だが、唯一均衡が崩れていたのは白塗りのライトセーバー修正。
花村と比べると時田の国宝は明らかに塗り面積が広く、コマ全体が白くなっていたのには笑ってしまった。
実物を拝めなかったのは残念ではあるが、これは想像の余白があるということか。
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