レビュー
今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


投稿レビュー
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現代版の仕事人2024年8月1日タイトルのまま。
理不尽な被害にあった被害者本人や家族等からの依頼を、表は古本屋店主と居候のパートナーが復讐代行して行く話。
依頼に繋がる事件のケースが現実に社会問題になったような内容と酷似しており、それらの実際の事件の罰が軽いようにも思える事もあるためか、復讐を代行するその姿が痛快爽快(時に残酷)に描かれている。
「いやいや、そんな証拠残したら足が付くでしょ?」とも思うのだが、あまり細かい事は気にしないでダークヒーローが悪を倒す物語として、後に続く『外道の歌』と併せて、何度も読み返している。巻(話)数も丁度良いし。しかし、5巻で次のシリーズに移行するには中途半端なストーリー展開だったような。大人の事情?いいね
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止まった物語は、読み手の意志が繋いで行く2024年2月11日好きな女優さんの初主演作品にして『普段は冴えないOL。夜はセクシーなベリーダンサー』(だったかな?)的なキャッチコピーに引かれ、ドラマを録画した。
未だにドラマを見る気にならないが、ドラマ視聴して「原作マンガも読んでみたいくらい面白い!!」という流れだったなら、どれだけ良かっただろうか?
さておき
私が面白い漫画と思う作品の特徴に、主人公以外の登場人物の描写が上手に落とし込まれている作品が多いように思う(ストーリー進行に脱線しすぎない程度にだけど)。
主人公の田中さんを取り巻くキャラクター達の内面(過去の出来事)も表現されており、生きた登場人物が描写されているなと、感じた。
個性はあるけれど、主要登場人物の全ての優しさ=作者の人間性なのだろうなぁと思えた。
この作品は、一心不乱に頑張っていたり、ふと立ち止まった時に何かに不安になる、今を生きる人達への作者なりの応援歌だと、私は捉えている。
特に、主人公の田中さんの思考って他人の気がしなくて、感情移入や共感をしてしまった(そこに性別は、おそらく関係ない)。
私は田中さんよりマイナス思考だし、ベリーダンス的な趣味も特技もない。
だけど「背筋を伸ばす事を意識して、僕も生きてみるよ」
そう思えた作品。
芦原先生へのご冥福を、レビューに変えて一筆。
※2024年3月に読了後、レビュー再編集。 -
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筆舌し難い“熱さ”が、この作品にはある2023年6月30日私が20代前半の頃の聖書(バ○ブル表記で不適切ワード扱いに(笑))だった作品。パッとしない主人公がロードレースと出会い、成長していくスポーツサクセスストーリー。健康増進の為、実際にロードバイク購入の決め手となった作品でもあり、それだけに「主人公の脚質って、ジャンル分けが違うのでは?」という知識が付いた事や、他のツッコミ所もご愛嬌(笑)。週刊誌連載当時は、主人公にかなり感情移入していた事も思い出すが、主人公以外のキャラクターの個性も際立っていて面白い。イッキ読みするにも丁度良いくらいの巻(話)数では?オススメ。
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