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少年マンガ
ころす人たち
1巻完結

ころす人たち

100pt/110円(税込)

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作品内容

ジョージは軍の任務で、テロリストを警戒しながら学校に踏み込んだ。中にいたのは、何人かの少年達。そのうちの一人、アルは英語を話すことができた。「ママが死んで、家をメチャメチャにされたよ・・・あんた達に」

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作品ラインナップ  全1巻完結

  • ころす人たち

    100pt/110円(税込)

    ジョージは軍の任務で、テロリストを警戒しながら学校に踏み込んだ。中にいたのは、何人かの少年達。そのうちの一人、アルは英語を話すことができた。「ママが死んで、家をメチャメチャにされたよ・・・あんた達に」

レビュー

ころす人たちのレビュー

平均評価:4.9 26件のレビューをみる

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高評価レビュー

感情の引き出しが増えた西田東先生の名作
音楽、香り、小説の一生節…ふとした拍子に触れただけで感情が引き出されるきっかけとなるものってありますよね。
私は、大人になって漫画を再読するようになって、その中に漫画が加わりまじた。
最近では圧倒的にこの作品がその感情の引き出しになることが多いのです。
この作品は、一応の終戦を迎えた国で戦勝国の兵士と敗戦国の少年が出会って起こる出来事を描いています。

『戦争が終わった日に、戦争は終わらない…終戦になれば、全てが元通りになるのではなく、憎しみの連鎖は残る』
『戦争は8月になったら振り返れば良いものではなく、日常になった』
そんな言葉に触れる度に、この作品を読んだときに感じたツキンと来る胸の痛みを感じます。
人類が繰り返してきた過ちと愚かさと哀しさ。
本当の意味の終戦とは、いつ迎えることができるものなのか。
読んだら色んな感情が渦巻きます。
読むと、彼の国で起きていることを、絵と交わされる会話と視線とでその場に自分がいるような気持ちになる。映画だと長すぎる。小説でもここまで端的に感情に訴えるのは難しい。大人になると様々な媒体を通じて同じテーマを扱った作品があることは知っているけれども、漫画だからこそ、無駄のない描写で情感に訴えることができる。漫画というメディアの素晴らしさを実感する作品です。
読むと、本来善良な人々がなぜこのような思いをしなければならないのか、という気持ちにとらわれてしまうかもしれない。私は、その受けた衝撃の重さに読んですぐレビューを書くことができませんでした。
でも、私はこの作品に出会い、そのお陰で彼の国で起きていることに胸の奥で痛みを伴って考えることができるようになったことに感謝しています。
まだ読んでいない方には、ネタバレなしで読んでみて欲しい。私は、読んでから皆様のレビューを読んでこの作品の素晴らしさを再確認しました。様々な想いを共有できることも、漫画というメディアの良さだなぁ、と改めて実感したのもこの作品でした。
西田先生の作品はいくつか読んでいますが、この短編は心に残る作品としておススメです。
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10件
2022年11月11日
友達想いの優しい男の子の短い物語
表紙をめくると、内表紙の兵士と背中から抱きつく子どもは笑っているのに、そこに添えられた言葉にギクリとします。
「そこに絆があったとしても、僕はあなたを………。」
こんなに残酷なことがあるだろうか、と思います。
フォローしている方のレビューで知り、この本を読んだのはちょうど1年くらい前。気持ちが動揺しすぎて、レビューを書けなかったのだと思います。

今日もいつも通りに目覚めて、いつも通りに仕事へ行き、帰りに晩ご飯の材料と歯ブラシを買い、お風呂に入ってご飯を食べました。そして、本を読んでいつも通りに寝る予定です。
突然、この「日常」を壊され、「心」を傷つけられ、「命」を奪われる人たちがいます。人の「日常」を破壊し、「心」を蹂躙し、「ころす」人たちがいます。
連日のニュースを、いつか読んだ本の世界のように感じてしまう自分に、「これは現実だ」と言い聞かせています。
西田先生が描いたこの世界は、誰かの身に起こった、あるいは、これから起こることなのではないかと思います。あまりにも過酷で辛くて悲しい現実。
各国のトップが話し合っても、すぐには止められない攻撃。「戦争」や「侵略」は起こさないことが最重要だと改めて思います。自分は無力だと容易に思いますが、「反戦」の気持ちを心に根付かせておきたいと思わせてくれる本の一つが、「ころす人たち」です。不条理な攻撃を見聞するたびに読み返すこの本は、心を掻き立てる大切にしたい本です。
自分が幸せであることに罪悪感を抱く…そんなのは本当はおかしなことだと思います。自分の幸せを、誰かの幸せを、当たり前に感じられる世界であるように、どこに生まれても、どこで暮らしても、子どもたちが健やかに成長できるように、私も考え、想いを巡らせたいと思います。
広く読まれて欲しい作品です。
西田先生、ありがとうございます。
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26件
2022年2月26日
leave no one behind
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ (民主主義の理想論かな。でも皆さんのレビューに勇気を頂いて!)
社会秩序を保つ方法は2つ。従順な人を育てるか、自分で考える人を育てるか。
少年アルは前者。聡明で優しい少年は、大人が作った対立構造の中で生きています。ジョージとの対話から気づきがあり、最後に相手の立場を想像して手紙を書きます。
青年ジョージは後者。複数の価値観が交錯する世の中で、自分の意思で軍役に服し対テロ作戦に従事します。彼の最上の目標は、子どもたちの命を守る…戦争、テロがなければ、どんなに素敵な出逢いだったか。
後者を諦めず、対話を続けようと思います。命・人権を守る、犯罪行為を許さない…誰もが認める最上の目標を掲げて。方法論でお互い意見は異なって当然、着地点を見つけて合意を目指し、もがきます。誰かを責めたいんじゃない、力で従わせる仕組みを変えたいのです。結果利害が完全に対立しても、その発見と認識がスタート。腹の中隠して演じられるより、ずっとマシ。
アルの変化は希望で、人は変わる、変わる可能性があると信じます。面白い二項の対立構造を作りたがるマスコミの論調すら、この頃大きく変わりました。情報の出所を見極め、民度を高め、自分自身変化し続けて粘ります。簡単じゃないけれど、慣れればきっとそう難しいことでもないはず。そう自分に問いかけています。
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16件
2022年2月27日
ただただ悲しいだけの涙が出ました
フォローしてる方々のおすすめで、西田先生の短編作品という事もあり、読んでみました。
読後はただただ悲しい気持ちでいっぱいでした。不条理でしかない状況の中で無差別に命を狙われ、常に命の危険と隣り合わせで生きなければいけない子供たち。もちろん子供たちに限らず大人も然り。最近ではアフガニスタン、カブールでの紛争がメディアで注目され取り上げられているのでよく見ますが、その度に彼らの絶望的な状況に心が痛みます。政治的なあれこれの前に、単純に彼らの日常や未来が理不尽な争いによって犯されているという事に、いたたまれない気持ちになります。メディアで取り上げられずとも、世界中の見えない知らない場所でも同じ様な不条理はたくさん起きているんですよね。
短編作品ですが、大切なメッセージがいくつも込められた素晴らしい作品だと思います。残虐で暴悪的な環境が幼い子供たちにどんな影響を与えるのか、淡々と、でも繊細に描かれているなと思いました。心に刺さりました。
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17件
2021年9月10日
ころす人たち
フォロー様のレビューを拝見し読んでみたいと思いました!も〜いつもながら素晴らしく、心打たれます…。また他のフォロー様の子どもが子どもらしくいられるように…素晴らしいタイトルすぎて…(涙)。皆様レビューで書かれていますが、戦場で出会った兵士と少年の物語。初めは環境柄、子供の性質が荒れてるというか荒んでしまうのは仕方のないことだと思いましたが、最後アルの手紙を読んで、表面状はそう見えても、本来の優しいアルが見えて涙でした…。もしくは環境柄、相手のことを考えられるのか。いずれにせよ、子供はあったかい心を持っているし、優しくされたら、優しくなれる気が…また自分が死ねば〜っと言って泣いた姿に、こんな風に思える大人がいて欲しいと思いました。今ある環境にも感謝しなければいけないと感じ、若い子にも読んで欲しい作品だと思います。
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8件
2021年9月11日

最新のレビュー

アルを殺したのは誰なのか
もの凄く衝撃を受け悲しくなる作品です。だからこそメッセージ性が強い。アルがどんな思いで手紙を書いたのか考えると胸がつまる
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0件
2025年6月2日

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