ネタバレ・感想ありころす人たちのレビュー

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アルを殺したのは誰なのか
2025年6月2日
もの凄く衝撃を受け悲しくなる作品です。だからこそメッセージ性が強い。アルがどんな思いで手紙を書いたのか考えると胸がつまる
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今こそ
2025年5月25日
今の時代、特に全世界の人の目に触れて欲しい作品ですね。
やる方にもやられる方にも大切な存在がいるのに、国のトップ同士の諍いの犠牲者となるのは国民…短い中にギュッと作者のおもいが詰め込まれた作品で、切ないです。
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泣けてきました
2025年2月15日
戦争の無惨さ…
罪もない人と国が違う、敵か味方かだけで殺しあわなければならない。ただ必死に生きているだけなのに、一人一人は敵だとしても血の通った同じ優しさを持つ人なのに
とても素晴らしい作品です。
戦争はゲームでもなく、殺人で殺した自分も苦しむのだと胸が痛みました
作者さんに感謝です。
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ころす人たち
ネタバレ
2024年4月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 34P。ころす人たち。誰もころしたくなんかない。それぞれの国の自治の家族の為に将来、心の傷となる場に赴いたり、攻撃に応戦したりするのだ。普通の人たちの一体誰がひとをころしたいと思うだろう。傷付く気持ちを忘れたくはない。
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戦争
ネタバレ
2024年3月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 短編の戦争のお話。アルとジョージを通して お互いの想いではどうにもならない事柄に悔しさを強く感じました。なくなることのない戦争 · 内戦に心が痛みます。
今読んで欲しい
ネタバレ
2023年12月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦争は人の心を歪ませ、相手を一人のひととして見ることも難しくなる。
対峙している相手が、子供の心身を気遣う“まとも”な人間だと分かっていても、故郷を壊され仲間を殺されたら、許すことなど出来ない。許してしまったら憎しみの行き場がなくなってしまう。だから闘う。悪いのは、全て戦争だって分かっているのに…
2023年の今でも、人間は戦争やジェノサイドを止められない。きっとかの戦地ではこれと同じ様なことが起きている。戦争ほど狂った、虚しい愚行は無い。
今この時だからこそ読んで欲しい漫画だと思い、改めてレビューいたしました。
戦争は虚しい
2023年1月7日
戦争は終わったのか?
終わるはずは無い。いつもどこかで終わりなく続いている。
同じ言葉を使っていても 本当の心の言葉は分からない。
思い違いや偏見が本当の心にベールをかけてしまう。
ただ虚しい想いだけが心に残る。永遠に消えないまま。
こんなにも短い作品なのに 重い!
是非読んで下さい!お願いします。
感情の引き出しが増えた西田東先生の名作
2022年11月11日
音楽、香り、小説の一生節…ふとした拍子に触れただけで感情が引き出されるきっかけとなるものってありますよね。
私は、大人になって漫画を再読するようになって、その中に漫画が加わりまじた。
最近では圧倒的にこの作品がその感情の引き出しになることが多いのです。
この作品は、一応の終戦を迎えた国で戦勝国の兵士と敗戦国の少年が出会って起こる出来事を描いています。

『戦争が終わった日に、戦争は終わらない…終戦になれば、全てが元通りになるのではなく、憎しみの連鎖は残る』
『戦争は8月になったら振り返れば良いものではなく、日常になった』
そんな言葉に触れる度に、この作品を読んだときに感じたツキンと来る胸の痛みを感じます。
人類が繰り返してきた過ちと愚かさと哀しさ。
本当の意味の終戦とは、いつ迎えることができるものなのか。
読んだら色んな感情が渦巻きます。
読むと、彼の国で起きていることを、絵と交わされる会話と視線とでその場に自分がいるような気持ちになる。映画だと長すぎる。小説でもここまで端的に感情に訴えるのは難しい。大人になると様々な媒体を通じて同じテーマを扱った作品があることは知っているけれども、漫画だからこそ、無駄のない描写で情感に訴えることができる。漫画というメディアの素晴らしさを実感する作品です。
読むと、本来善良な人々がなぜこのような思いをしなければならないのか、という気持ちにとらわれてしまうかもしれない。私は、その受けた衝撃の重さに読んですぐレビューを書くことができませんでした。
でも、私はこの作品に出会い、そのお陰で彼の国で起きていることに胸の奥で痛みを伴って考えることができるようになったことに感謝しています。
まだ読んでいない方には、ネタバレなしで読んでみて欲しい。私は、読んでから皆様のレビューを読んでこの作品の素晴らしさを再確認しました。様々な想いを共有できることも、漫画というメディアの良さだなぁ、と改めて実感したのもこの作品でした。
西田先生の作品はいくつか読んでいますが、この短編は心に残る作品としておススメです。
「今」読まれるべき作品
ネタバレ
2022年7月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 34ページの短編、世界中の人に読んでほしい。漫画に救われたことがある人は、たくさんいると思う。漫画で、世界が変わることもある、そう思う。
短編でこの完成度!
ネタバレ
2022年6月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦争題材の短編。素晴らしかったです。最後のアルからのメッセージの場面は涙が出てきました。終わり方も、これから二人が寄り添って生きていくんだな、と思わせる余韻を残し、救いがあって良かったです。
No More War
2022年3月2日
短編ですが、心に深く深く「何か」を残す作品でした。
この時期にこの作品のレビューを上げるのはちょっと辛いのですが・・・ずっとずっと頭から消えなくて書かずにはいられなかった・。数日前、フォローしてる方のレビューを見てようやく購入。実は以前のレビューも読んでいたけど躊躇っていました。何故なら私は現実逃避のために漫画を読んでいるから・・。あまりにもリアルに近いフィクションは読みたくないのです、精神的に引き摺ってしまうから。でも今、読んでしまった・・・寧ろ読みたくなってしまったんです。
この作品に正解は無く、それぞれの意見や考え方があるのだと思いますが、色々と考えを巡らす事こそが作家さんからのメッセージなのかなと思います。
あなたはどう感じましたか?と。
事実を切り取って読む
ネタバレ
2022年3月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最後にドプンと抜け出せない沼に落ちたままでいます。
事実、日常起きている事だということ。
子供の目にも大人の目にもそのまま映っていること。国の違い立場の違いはなく、近しい人もそうでない人も殺し殺される日常。
人間は簡単に麻痺する生き物だから見つめていた現実が違う色なのにそれが当たり前に見えてしまう。
怖い。こわいなー。
救いはどこにあるのだろう。彼に救いは訪れるのだろうか。
そんな風にもがきながら生きていくんです。
事実から目をそらさないように。
真実は幾通りもある言うことを忘れないように。
『僕のお父さんはヒーローを助けに行く』ここ数日間TVから毎日流れています。
悲しい。全てが悲しい。
信じることから遠ざかって
ネタバレ
2022年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一般市民、前線で戦う兵士、大人、子供、親、恋人。どの立場の人も苦しく悲惨でしかない。情報が錯綜し、疑心暗鬼になり、心を許して分かり合える状況での出会いでないことが辛い。
leave no one behind
ネタバレ
2022年2月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ (民主主義の理想論かな。でも皆さんのレビューに勇気を頂いて!)
社会秩序を保つ方法は2つ。従順な人を育てるか、自分で考える人を育てるか。
少年アルは前者。聡明で優しい少年は、大人が作った対立構造の中で生きています。ジョージとの対話から気づきがあり、最後に相手の立場を想像して手紙を書きます。
青年ジョージは後者。複数の価値観が交錯する世の中で、自分の意思で軍役に服し対テロ作戦に従事します。彼の最上の目標は、子どもたちの命を守る…戦争、テロがなければ、どんなに素敵な出逢いだったか。
後者を諦めず、対話を続けようと思います。命・人権を守る、犯罪行為を許さない…誰もが認める最上の目標を掲げて。方法論でお互い意見は異なって当然、着地点を見つけて合意を目指し、もがきます。誰かを責めたいんじゃない、力で従わせる仕組みを変えたいのです。結果利害が完全に対立しても、その発見と認識がスタート。腹の中隠して演じられるより、ずっとマシ。
アルの変化は希望で、人は変わる、変わる可能性があると信じます。面白い二項の対立構造を作りたがるマスコミの論調すら、この頃大きく変わりました。情報の出所を見極め、民度を高め、自分自身変化し続けて粘ります。簡単じゃないけれど、慣れればきっとそう難しいことでもないはず。そう自分に問いかけています。
友達想いの優しい男の子の短い物語
2022年2月26日
表紙をめくると、内表紙の兵士と背中から抱きつく子どもは笑っているのに、そこに添えられた言葉にギクリとします。
「そこに絆があったとしても、僕はあなたを………。」
こんなに残酷なことがあるだろうか、と思います。
フォローしている方のレビューで知り、この本を読んだのはちょうど1年くらい前。気持ちが動揺しすぎて、レビューを書けなかったのだと思います。

今日もいつも通りに目覚めて、いつも通りに仕事へ行き、帰りに晩ご飯の材料と歯ブラシを買い、お風呂に入ってご飯を食べました。そして、本を読んでいつも通りに寝る予定です。
突然、この「日常」を壊され、「心」を傷つけられ、「命」を奪われる人たちがいます。人の「日常」を破壊し、「心」を蹂躙し、「ころす」人たちがいます。
連日のニュースを、いつか読んだ本の世界のように感じてしまう自分に、「これは現実だ」と言い聞かせています。
西田先生が描いたこの世界は、誰かの身に起こった、あるいは、これから起こることなのではないかと思います。あまりにも過酷で辛くて悲しい現実。
各国のトップが話し合っても、すぐには止められない攻撃。「戦争」や「侵略」は起こさないことが最重要だと改めて思います。自分は無力だと容易に思いますが、「反戦」の気持ちを心に根付かせておきたいと思わせてくれる本の一つが、「ころす人たち」です。不条理な攻撃を見聞するたびに読み返すこの本は、心を掻き立てる大切にしたい本です。
自分が幸せであることに罪悪感を抱く…そんなのは本当はおかしなことだと思います。自分の幸せを、誰かの幸せを、当たり前に感じられる世界であるように、どこに生まれても、どこで暮らしても、子どもたちが健やかに成長できるように、私も考え、想いを巡らせたいと思います。
広く読まれて欲しい作品です。
西田先生、ありがとうございます。
誰かの正義は誰かを傷つけるのか・・・
2022年1月23日
少年が生きている虫をちぎる場面から始まります。過酷な環境下で、もう既に何かは狂ってきているのでしょう。
立場が違えば見る角度も変わってしまう。
「自分の愛する人を殺そうとする敵だから、自分はそうなる前に殺すのだ」「・・・」
殺していい人などいるはずがないのに。あらがう手段は何処にあるのでしょうか!?
短編で試し読みがなかった為気になり購入しました。
胸が痛いお話ですが、誰もが、ひとつしかない地球で、考えなければならない事と思います。
感涙
2021年12月2日
何も読まずにこれを読んでみたら、、
感涙です、そして平和に感謝します。
色々な事を見つめ直す機会になるかも
ころす人たち
2021年9月11日
フォロー様のレビューを拝見し読んでみたいと思いました!も〜いつもながら素晴らしく、心打たれます…。また他のフォロー様の子どもが子どもらしくいられるように…素晴らしいタイトルすぎて…(涙)。皆様レビューで書かれていますが、戦場で出会った兵士と少年の物語。初めは環境柄、子供の性質が荒れてるというか荒んでしまうのは仕方のないことだと思いましたが、最後アルの手紙を読んで、表面状はそう見えても、本来の優しいアルが見えて涙でした…。もしくは環境柄、相手のことを考えられるのか。いずれにせよ、子供はあったかい心を持っているし、優しくされたら、優しくなれる気が…また自分が死ねば〜っと言って泣いた姿に、こんな風に思える大人がいて欲しいと思いました。今ある環境にも感謝しなければいけないと感じ、若い子にも読んで欲しい作品だと思います。
ただただ悲しいだけの涙が出ました
2021年9月10日
フォローしてる方々のおすすめで、西田先生の短編作品という事もあり、読んでみました。
読後はただただ悲しい気持ちでいっぱいでした。不条理でしかない状況の中で無差別に命を狙われ、常に命の危険と隣り合わせで生きなければいけない子供たち。もちろん子供たちに限らず大人も然り。最近ではアフガニスタン、カブールでの紛争がメディアで注目され取り上げられているのでよく見ますが、その度に彼らの絶望的な状況に心が痛みます。政治的なあれこれの前に、単純に彼らの日常や未来が理不尽な争いによって犯されているという事に、いたたまれない気持ちになります。メディアで取り上げられずとも、世界中の見えない知らない場所でも同じ様な不条理はたくさん起きているんですよね。
短編作品ですが、大切なメッセージがいくつも込められた素晴らしい作品だと思います。残虐で暴悪的な環境が幼い子供たちにどんな影響を与えるのか、淡々と、でも繊細に描かれているなと思いました。心に刺さりました。
子どもが子どもらしくいられるように
2021年9月6日
西田先生の短編。短編なので名物の後書きはないです。フォローしてる方々オススメでセール中に買えましたが、セールじゃなくても34ページで100ポイントなのでぜひ。
少年兵は躊躇いなくすぐに殺すので大人の兵士より気をつけないといけない、とは、以前読んだ漫画家の西原理恵子先生の亡くなった旦那さんで戦場写真家の鴨志田譲さんの言葉だったか。とても印象深く、ニュースで争乱を見る度に戦場で育つ子どもの心が守られるようにと願ってしまいます。子どもが子どもらしく成長できる環境はほんとうに恵まれていますね。子どもたちが子どものように遊んでいた街が、彼らには全く責任のない大人たちの都合でいきなり戦場と化すとどのようなことが起こるのか、西田先生の問題提起が冴える良作短編です。
西田作品好きなら、読んで欲しい作品
2021年8月30日
これは言葉になりません。胸が詰まる思いです。
戦争や紛争は何も生み出さないし、尊い命を奪うだけのもの。生み出すのは悲しみや憎しみ、恐怖だけ…そして、悔やんでも悔やみ切れない一生の罪。豊かな国に生まれ、豊かに暮らす人には遠い世界の事のようにしか感じられないかもしれません。私もその一人です。今もどこかで、命が奪われようとしているかもしれません。
今ある自分は、幸せなんだと思います。
34ページの短編に絆や命の尊さを見事に描かれています。泣かずにはいられませんでした。
西田先生って、ホントに奥深いです。
現在セール中~8月30日まで
2021年8月30日
34pの短編です。
ビターです。胸にずしっとくる重さ。
この重さは多分リアルからくる重さで、私は戦争を知らないけれど、きっとこういう物語が今の世の中にごまんと繰り広げられていて、この憎しみや苦しみの果てにはなにもないかもしれないしあるかもしれない…そんなことを思った短編。

34ページの中で端的に舞台の背景や人物を描くうまさははさすが西田先生。
今読み終えたばかりですが、この物語のラストは数年後でもふと思い出しそうな予感がします。
ラストが凄くいい
2021年3月7日
西田先生の作品はギャグ寄りだったり、シリアスな中でもクスッと笑える場面があったりするんですが、こちらの作品は短編だからか最初から最後までシリアスなまま、そしてラストが凄く良いんです。
紛争地域のお話ですが、アルとジョージのように少しだけ心が通ったとしても仕方ないことってあるんだろうな。なんか、西田先生に気持ちを持ってかれた感じがします。ストーリー重視の方、オススメです!
悲しい…!
2020年7月2日
悲しくて辛いお話だけれど、心に来るものがあります。
西田先生のお話はいつもジンジンきますね。そしてキャラクターがやっぱり魅力的!もちろん大人の男性の色気というか…。ホント大好きな作家さんです!!!
34ページ
ネタバレ
2022年7月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 悲しいお話です。短編ですがしっかりまとまっていて読みごたえがありました。最後の手紙にぐっときました。
終わらない悲しい連鎖
2021年11月9日
戦争による終わらない悲しい連鎖のストーリー。愛する家族が殺されて復讐からまた誰かの愛する家族が殺される。結局アルの家族は生きていたのに、、、、
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