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少女マンガ
22XX 1巻
1巻完結

22XX 1巻

582pt/640円(税込)

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作品内容

人型ロボット・ジャックは、人間と同様に食欲を感じることに罪悪感を覚えていた。そんな折、食事を神聖な儀式として人肉を食するフォトゥリス人の少女に出会って…!? 異色&衝撃のヒューマンSF傑作選!!

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レビュー

22XXのレビュー

平均評価:4.8 35件のレビューをみる

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高評価レビュー

同録『夢のつづき』が乙女SFで大好き
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作は約170ページ、少女マンガでカニバリズムと言ったらまずこの1作、と思う、印象深い作品。冒頭に『死の病原体プリオン』という本の一節が引用されていることもあり、当時猛威をふるった狂牛病(牛の餌に牛の肉骨粉を混ぜていたということを知って人間の業に戦慄した)から着想した「同種を食べることについて」、更には食べるということそのものについての哲学を含んだ話だと理解しています。
ルビィの覚悟、ロボットであるジャックの苦しみ、何もかもが届かない切なさ、とても良かったです。良かっただけに、この話がジャック&エレナシリーズの1作として描かれているのが個人的につらいです。ルビィが「過去の一部」になってしまうのが、やるせないんですよね……。というわけで星4つ。
・『世紀末に愛されて』短篇。当時の近未来である世紀末ラブストーリー。真実の相手を探す話ですが、いろいろと付いて行けなかったです。
・『夢のつづき』約80ページ。花とゆめコミックスでは表題を飾った、ロマンチックな少女マンガSF。テーマパークのような星に使用人とたった二人で暮らす少女アイリと、そのワガママで無理矢理に連れて来られたロックスターのマーティ。「お金があることが取り柄」と屈託なく言うアイリの、わがままも寂しがりも純粋さも、その少女らしさがとても好きです。この作者さんのこういうタイプの女の子、ちょっと憧れがあって好きなんですよね。マーティと婚約者ローザの純愛も、アイリと高見の主従関係も、とても夢がある。SFとロマンスのバランスが良い、乙女のサイエンススペースファンタジー。星5つ。
・『8月の長い夜』約100ページ。人体実験の地下施設をめぐるサスペンスにボーイミーツガールを合わせて。もうひとつ掴みどころがない感じ。
・『ロボット考〈擬態〉』デフォルメのジャック&エレナの4ページショート。
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1件
2023年7月7日
星4,5。J&E4作目。深いストーリー。
文庫版にて420ページ、J&Eは表題作のみですが176p+他3作品、計4つのお話(おまけ4p付JとEのロボット考察)。

文庫版での順は、
<ミルキーウェイ→竜の眠る星→天使たちの進化論→22XX>

ジャック&エレナシリーズでは一番新しいものだけあって、絵がだいぶ今に近いです。
(昔の絵もきれいですけど)

最新作とはいっても時系列では最初のお話メタルと花嫁(ミルキーウェイ収録)の次、エレナと出会う前のお話なので、ジャックのみ登場。
(ゆえにBL風ではありません)
アンドロイドとしての食欲への矛盾の苦痛と人食い人種との関わりで、食べることの意義をつきつけられる深みのあるストーリー。
ルビィも、ジャックも、本当に切なかった(泣)!
昼は少年ぽくてほんとジミーみたい(@月の子)。
このへん作者さんらしい作風で少女漫画なのにBLぽいなと思う(笑)

<同時収録>
2作目(世紀末に愛されて)愛を誓った相手とノアの箱舟。
3作目(夢のつづき)宇宙で人気のロックミュージシャンと大富豪の娘と雇われ人。
4作目(8月の長い夜)彼氏にふられた女生徒とその彼氏の想われ男子と図書室の秘密。
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2件
2017年3月14日
これ以上の愛を私は知らない
清水玲子先生は、「秘密」など長編を描かれて今も第一線で活躍されていますが、先生の真骨頂はSF短編だと思っています。中でも表題作のSF短編、「22××」は、人間が生きることは食べることだということ、そして究極に自分の存在をかけて愛するということはどういうことかを、当時中学生の私に叩き込んでくれました。
あれから数十年経ち、それこそ何万冊という単位で漫画読んできましたが、この作品は今でも全く色褪せず、これ以上の愛のかたちを私は知りません。
よく、愛しているひととひとつになりたい、という言い方をしますよね。表題作は、SFフィクションだからこそ可能な表現で、ほんとうにひとつになるとはどういうことかをテーマにしてます。試し読みで作品の雰囲気は分かりますので、嫌でなければぜひ読んでみてください。
ちなみに、主人公のジャックというロボットは、エレナシリーズで「天使たちの進化論」や「竜の眠る星」に出てきます。でも、ほぼ別人(別ロボット?)なので、この作品だけ読んでも全く問題ないです。
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6件
2020年11月11日
未だに考える
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 数少ない魂にまで響く物語を描くマンガ家さん。特に短編や秘密のような1話ごとに区切られた話に関してはその構成力と練り上げられた世界観、そしてそれを余すことなく表現できる高い画力に凡人の自分はただただひれ伏すしかない。どんな育ち方をしたらこんなものが描ける人間になるのだろうか。彼女の生い立ちや食習慣、生死感が丁寧なエピソードで語られた上で、ジャックに対する愛しているという気持ちを、自らの手を引きちぎり与えることで表現する...これ以上に切なくショッキングで、言葉なくして深い愛情を伝える描写がこれまでの少女マンガにあったでしょうか?食べてくれた?との問に答えられないジャックに最後彼女がなにを思ったのか...読んでから数十年が経ちましたが、いまだに考えてしまうことがあります。
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0件
2021年4月18日
ルビィが大好きだった
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 顔はイマイチわからないけど、まあいい!といって求婚受けれちゃう系(?)女子。命は食べて繋いでいくという種族独自の思想を大切にしている。作者がこれがなかったら輝夜姫や秘密書いてないっていうくらいだからだいぶターニングポイントになった作品なんでしょう。輝夜姫や秘密が長い連載のため読むのが疲れてしまう方はこれだけでも清水玲子節がよくわかるんじゃないでしょうか。毎回物語が切ない(今でいうメリバ?)。夢のつづきはロマンチックなお話だと思います。数少ないハッピーエンドじゃないかな?
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1件
2023年7月1日

最新のレビュー

食人
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 食人という習慣が単に野蛮だと一蹴されるのではなくて、違う文化として考えさせられる作品でした。現実で一般的には同種を食べるいわゆる共食いは、ウイルスや細菌、病気を一緒に取り込むリスクがあるから敬遠され禁忌とされるわけですが、そうでなかったら愛の形として考える種族がいてもおかしくないのかも。ハインラインの「異星の客」をちょっと思い出しました。
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0件
2025年2月23日

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