『右手に見えますのが、俺の彼氏でございます』が面白く、こちらも星評価が高かったので読んでみました。始まり方に意外性があって、不穏というか不可解というか…独特で、その後の展開が考えられていて良かったです。キャラ同士の関連や絡ませ方に深みがありました。
全体的にハイペースで中身の詰まった印象でした。常に恋愛か事件、または家族関係で何かが起きていて、テンポよく中弛みせずに読めました。
ただ、攻めのキャラが微妙で…好みが分かれるかなと思います。ぶっちゃけ変態ぽいんですよね(笑)職業や設定・展開からしてもちゃんと真面目な良い人ではあるのですが、どうにも様子がおかしいんですよね(特に序盤)。そこんところを受け入れられると面白いし、家族愛や偏見について考える良い話でもあるので楽しめると思います。