母親から酷い暴言を受け声を出せなくなり、苦労しながらも懸命に生きているシェイン(受け)が、何処までも応援したくなる健気な子。
シェインは、話せないし、平民なのに無理矢理王子の身代わりに仕立てられたので、終始、受動的だった点はもどかしかった。でも、大切な仕事仲間に支障が出ることを懸念して慎重に行動しているシェインが平民らしくもあり健気可愛い。
狼殿下のランフォード(攻め)は、鋭敏過ぎる嗅覚で匂いから感情を読み取れる能力がある。この事で人間不信になるほど嫌な思いをしたけど、話せないシェインをフォローしてくれるなんて、シェインの為の能力の様でとても萌える。
文章は読みやすく、ストーリー展開も分かりやすい。