読み終わってからの満足度からすると他の人の評価が低すぎるのが残念で思わず星5に。簡単にまとめればループモノの悪役令息+ほだされ溺愛。でも、起こる事件などストーリーが重めで良くできていて没入できた。たしかに急な展開はあるけれど、そもそもループするという事象があり得ない訳で、そこを何故ループしてしまっているのかという設定で『上手いな』と思ったり、蒸気機関車を否定される意見が多いみたいですが、貴族階級の残ったままの近代に近いイギリスなら普通に馬、馬車、蒸気機関列車はあります。昔のシャーロックホームズのドラマ見たりその辺読んだりしたら違和感ないはず。作中にも長距離移動は列車と書いてあるし。料金が高額で普通は乗れないというのはちょっと引っかかったけど。完全中世ファンタジーとは書かれていないし、魔法の有無もお話によっては差があるものだし。相手の言動に違和感というか言葉の足らなさにイラッとしますが、それも主人公は繰り返していて得ているものがあるのに対して、ただの十代の子供スタートだと思えば至らなさに文句を言うのは可哀相すぎるかな。でも、段々成長していくし逆にそうじゃないと変。評価の低さに尻込みしないで是非読んでみて欲しい。