試し読みからハマってしまい一気に購入。登場人物がそれぞれ良いやつで不愉快にならず楽しいとこどりで読めるのが嬉しい。巻を追うごとに星はことさら明朗で可愛く、顕は将来のスパダリ候補になっていく。要約すると天然な主人公が意中の幼馴染となんやかやで思いを通わせ学園生活も私生活もハッピーに送るというステレオタイプのラブストーリーであるが、心理描写と台詞の言い回しが効果的にされていてついグッときてしまう。テンポ良く物語も展開していき、意地悪に思えた顕の態度が実は隠された星に対する愛情であったりと、溺愛ぶりがどんどん読者に届くように表現されていくのがキュンだったりする。個人的には大前田と塙のばかっぷるがピュアで大好きなのである。