この作品、紙ではもう手に入らないようで電子書籍デビューしてやっと購入しました。表紙の感じから重かったり、悲しかったりするのかなと読むのを躊躇していたのですが、そういうところもありつつ、心打たれる素晴らしいお話でした。マキさんの印象ではアラタとレンは全然違うのですが、やはりアラタとレンは同じような性格なのだと思います。レンのマキさんのお兄さんへの献身を考えるとそう感じます。亡くならなかったらいつかレンとマキさんは心を通じ合わせていたのかも。ストーリーに紆余曲折はありながら、こんなにスッキリして心からよかったと思えるラストの作品に出会えてうれしいです。とにかくマキさん無茶苦茶かっこよかった。眼福です。