ハジ先生お得意のアクションファンタジー。BL要素もありますが少年誌並みのアクションとしっかり作られた世界観が今回も読みてを引き込みました。地上と天国、地獄がありますが今回はカレンさんやマコトがいる辺獄(転生を待つ場所)が舞台。カレンさんは辺獄に出現する敵をやっつけたり、転生が決まった魂を送り出す重要なポジション。マコトはそのカレンさんを補佐する相方で、実はお父上が地上で作った泥人形(ゴーレム)。色々あって辺獄へ止まっているんですが、そのマコトがカレンさんに一目惚れしてウキウキしちゃう様とか可愛いんです!その可愛さにやられてるカレンさんも。普段は皆に好かれるほど元気で明るいけど、自分の背負っている罪や所詮泥人形だという念が時折悲しさ、辛さを突き付けます。本当にイイコだからこそ幸せになって欲しい!と思わせるハジ先生の技量に感服。最後までドキドキさせられるけど、ハピエンなのでご安心を。少しややこしいなと思う部分もありますが、ゆっくり読み込めば奥深い設定を楽しめると思うのでハジ作品好きの方オススメです。