ネタバレ・感想ありハレの日【分冊版】のレビュー

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【販売終了のお知らせ】

本作品は諸般の事情により販売終了させていただくこととなりました。ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。

人生には我が恋より大事なモノがあるのだよ
ネタバレ
2022年10月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 萌えがないのに読ませるBLです。萌えのないBLなんて豆腐の無い湯豆腐みたいなものなのになあ。でも萌えがなくても人はちゃんと生きていける。自分より大事な、自分に似た、自分の遺伝子を持つ我が子の笑顔があれば、それだけでいいんです。これはこれで素敵な湯豆腐…いやBLです。
揺るぎない愛情
ネタバレ
2022年9月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 朝田さんの作品が好きです。BLのジャンルに収まらない人間味のあるストーリーにいつも心をギュッと掴まれます。人生の中で自分で選択していく場面が多々ありますが、後悔のない選択ができる人はなかなかいないと思います。この親子は同じゲイですが、息子は父親の考えや行動を遥かに越えて進んで行きます。息子を揺るぎない愛情で応援、見守る父親に涙が出ました。まさに慈愛の心でしょうか。とても温かく優しい読後感です。
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ゲイのパパのドラマ
2022年9月3日
やっぱり朝田先生の作品は絵も物語の構成も好みだなぁ。ゲイのパパが息子もゲイと気付いた日のパパのドラマが描かれてます。息子に対する驚き、葛藤、愛情、希望がうまく織り込まれ読後爽やかな気持ちにさせられました。
目頭が熱くなる…
ネタバレ
2022年8月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●本文40P。気になっていたけど初めて拝読する作者さん。(他の作品とは雰囲気が違うような気もしますがどうなんだろう?)自分としては珍しく、読んでいて涙が…。ほぼ表紙の4人しか登場しませんが、黒髪の男性といい感じになるお話ではありません。親子の物語、サブタイトルにもあるように、“とある一家の事情”です。父と息子の会話がとても良い。以下いろいろ書きますが、ひとまずはレビューを見ずに読んでみていただきたい本作です。
●妻に離婚された父は息子と共に暮らしていて、長く一緒に仕事をしているハルゾノのことをちょっといいなと思ってる。父はあるとき14歳の息子がハルゾノに恋していることに気付き、「俺と同じゲイか」「かわいそうに」と考えるのです。
●父も息子と同じ年端の頃に男に恋をした。想いは胸に秘め、見ているだけで終わった恋。大人になり、自分も相手も偽って結婚して、今もまたハルゾノには何も告げるつもりはない。自分と同じ性指向の息子を「かわいそうに」と表現する父が、ゲイとしてどんな人生を送ってきたのか想像してしまいます。
●俺と同じだ、やはり似ている、と思っていたのに、息子は父が予想もしなかった行動をとるのです。「お前は俺とは違うんだな」という独り言に、母さんの血も入っているんだもんな…と添えられたところがなんとも良いなと思いました。
●息子の勇気、父の気付き。二人の対話に胸を打たれます。涙止まらん…。そして『ハレの日』へ。ラストシーンでの元夫婦の会話、表情もとても良かったです。
人間愛を描き切った傑作
2022年8月23日
自分の辛さや葛藤を昇華して子供をそのまま愛する、応援する尊さが滲み出ている。
BLの枠に収まらない。子供がどのように親に愛されたら幸せになれるかが短いお話の中に詰め込まれている。自分に子供がいたら絶対読ませたいです。
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とてもオススメです。
ネタバレ
2022年8月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ ホッと心あたたまる良作でした。うたた寝の短い時間でこわい夢を見てしまい、それを書き消したくて「何か読もう、何かないかな😢」という気分の時に読みました。ヒューマンストーリー、ハートフルな感じというイメージを越えて、とてもとても良かった。学校図書館に置いてほしいと思いました。
よかった
2022年8月21日
よかった、、の一言に尽きる!
親子で同じで違う生き方。父は息子をしっかり導く。
家族愛があり、それぞれの生き方があり、、
読んでよかった。とても爽やかな読後感間違いなし。
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この作品に辿り着けたことが嬉しくなる作品
2022年8月9日
作者買い。期待に違わずどころか想像を遥かに上回る完成度の高い素晴らしい短編だった。たった44ページの中でこれだけの人生を魅せてくれるとは。これだけ心を動かしてくれるとは。長編も上手いストーリーテラーの先生が、今作では短編だからこそ引き立つ語りと展開でぐいぐい読ませてくれる。先生の作品にはいつも試練から自ら這い上がる力がモチーフとして存在していて、今作でも、ゲイのアイデンティティという直球のテーマでそのモチーフが生きている。父と子にスポットを当て、彼らと彼らを取り巻く人々がひたすら毒のない愛に満ちている。愛に満ちていても、やはり試練はあり、それぞれが切なさや辛さを乗り越えて前を向いていくその推進力の強さを支えるのはやはり愛だという、二重の構造が素晴らしく、夢があった。重ね重ね、この充足した内容で短編だとは恐れ入る。毒のない先生の作品は珍しいけれど純粋な感動作でも素晴らしい。天才的なクリエイターだと思います。
自分にとって、短編の傑作『たったひとつのことしかしらない』に並ぶ忘れられない作品となりそう。
200円で買える幸せです、買いましょう。
2022年7月19日
あ〜44Pにどれだけの幸せを詰め込むんですか!
ゲイの父親のゲイの息子への父性愛を描いた心温まる作品で短編映画みたいです。
ねむい先生。最高。もう本当好きすぎて最高しか出てこない。買って後悔した作品は1つもない。
タイトルは最後で回収されるんですね、粋だわ。センスありすぎだわ。
親子愛!
2022年7月13日
フォローしてる方々のレビューを見て購入。作者様の作品、今回もストーリー重視で短編なのに上手いです。エロとかなく親子愛の話でした。
静かな感動
2022年7月12日
フォロー様のおすすめで思い出し、レビューし忘れていたので読み直しました!
ほんとに大好きな作家様です♪じわじわと染みるお話でした。
息子よ…!
この角度から来たか〜
2022年7月12日
先生の作品はいつも凄いところから切り込んできます。
今回も短編ながら、ぐぬぅと唸りました。
短編だから余計に味が濃い。

ナイスミドルとノンケ編集者とのロマンスと思いきや、そちらなのか。それも、そこじゃないところを描くのか...と、嬉しい裏切りでした。
自分が通ってきた道でしか、はかる尺度を知らない親達がハッとさせられる人としての息子。
もう手を取って歩くお役は御免なのです。

涙を流しながらも涼やかな瞳をみせる息子。対して何十年も同じ嫌味を言い同じ愚痴をこぼしながらゆるりと時が流れてく大人たち。
でも、それも心地よさそう。

なんとも穏やかな作品でした。
深いところにズシン!とくる…
2022年7月12日
素晴らしい一冊に、フォロワー様のご紹介で出会いました。ありがとうございます。
短編とは思えない中身の濃さですが、じゃあ何ページあったら内容にふさわしいのか?と思うと長けりゃいいってもんじゃない。完成度の高い40ペーシです。
自分に似ている部分を子どもに見て切なくなる、その気持ちは思い当たるところが多分にあります。できれば辛い方の道を歩いてほしくないという思いも。
だからこそ自分を越えたと感じたあの時と、ラストシーンのあの日の主人公はとても嬉しいだろうなぁと、境遇は全然ちがうのに共感して涙がでました。
ミニシアター系の静かな映画になりそうな、味わい深い一冊。余韻が残る読後感です。
短いながらも素晴らしい読書体験をしました
2022年7月12日
泣けました。
たった40ページでこの完成度!
色んな感情が次々と湧き起こって、どの感情も抱えたまま読み終わりました。
ちょっと考えたらややこしい設定なのですが、父親だけが語る一人称であること、朝田先生にしては絵だけで感情と状況を描くのではなく、わりとテキストに語らせていることで、着実にスッキリと自分の中に落とし込めます。
じわじわと涙ぐんでいたのが38ページで涙腺崩壊で、ラストページで感情の決壊でした。
その後表紙を眺めてしんみり。
とても素晴らしい読書体験でした。
(エロはないよ)427
深い話、本当に良かった
2022年5月23日
フォローしている方のレビューを拝見して読みました。本当に良かった。諦めと希望、託した思いが実を結んだ日(ハレの日)。お父さんの自分の生き方を振り返るセリフに差し掛かった所でショック。それは、普段私が、自分自身に言う言葉と全く同じだったんです。自分と重ね合わせて考える事が多く、自分の過去現在を読み終わってからもずっと振り返っていました。個人的な人生を詳しく書けばきっと読んでる人の心にいい気持ちにできないと思うので割愛しますが、私は見栄の為に自分の心が求めるものをはっきりさせなかったので、つまらない人生に自分がしてしまったのです。この作品のお父さんは自分をきちんと分析しています。私は、お父さんのセリフでハッとして自分がいかに心のままに生きなかったかに気付きました。お父さんと息子の対話で私にも希望の光が見えた気がしました。最後本当に良かった。朝田ねむい先生の作品は2作目なのですが、前回が少し怖い内容だっただけに、こういう作品も描かれるのか、と驚きがありました。展開が手塚治先生の短編を読んだような感動がありました。今、個人的に八方塞がりで身動きとれなくなっていたので、いいタイミングでこれを読めたと思います。何も感じなく、もういつあの世に行ってもいいと思っていましたが、私も希望が欲しいと思うようになりました。いい作品を教えていただきありがとうございます。
ぜひぜひ超オススメ。
ネタバレ
2022年5月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公がゲイで、自分の子供もゲイだと気付き成長を見守るお話。42Pの短編ですが人間の根幹に触れる深いお話でした。涙、涙、涙、、なんでしょう、わんわん泣いてしまって子供を抱きしめたくなりました。親子間はある意味嘘がつけない人間関係であるので、見ててグサグサ刺さります。そしてこんなに深いお話なのに元奥さんとの関係が面白く、クスッと笑える所もあり、最後は感動でとても満たされた気持ちになりました。
泣けました
ネタバレ
2022年5月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 短編なのに もの凄い充足感。息子が自分と同じゲイであることがわかり、過去の自分と重ねながら見守る父親。息子は父が想像していたよりも遥かに大人で、そんな風に育つのはきっと良い両親なんだろうなぁ。父親と母親と息子、それぞれの心情や時間の流れがギュッと詰まっていて本当にいいお話でした。
感動的で秀逸なヒューマンドラマ
ネタバレ
2022年1月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めての作家さん。BLというよりヒューマンドラマと言うほうが正しいかな。息子の恋を垣間見ながらその成長を見守る父親の姿が可愛らしく描かれ、ゲイを隠して結婚した過去があっても憎めない。今もチクチク嫌みを言うが、すでに同志のような親友のような関係になってる母親もステキ。BLはファンタジーと言うが、この物語は社会のどこかで実際にありそうな、あって欲しい物語。
息子と出会えた事の幸せ
2022年1月12日
ちょっと気になる作家さん。BLだけどミステリー寄りに興味あり。まず、この短編から手を出してみました。
父親の、素直になれなかった思春期の後悔を息子に重ね合わせながら回想と現実で進みます。
短編ながら、自身の幸せが何だったのか確認できた素敵な締めでした。
複雑な心境になるお話
2021年12月27日
ゲイを隠して結婚し子供まで作った男性が主人公。嘘と裏切りを詰られつつ、元妻とも交流がある。息子もゲイだと分かり片恋相手は自分の好みの男…って話。ハラハラしたが、父親が余計なこと言ってるのを最後まで息子が知らないままでよかった…勝手に色々言うなよ…。あと、元妻がずっと詰るのは分かる。嘘と裏切りを知った当時はどれだけショックだったか…本当にカモフラ結婚だけは巻き込まれる女性も子供も傷付くから止めろ…マジで許せん。一生詰られてろ。寧ろ、元妻は詰る事で受け入れてるし、懐深いわ。最後に息子は好きな人と幸せになってよかった!現実でカモフラ結婚とか泥沼やろな(操を立て隠し通す覚悟もないなら止めろ)
くぅー泣いちゃう
2021年12月19日
単行本に入らないのかなーとあきらめて購入。悪いキャラが出てこない素敵な話!みんな暖かくて最後で泣き笑いしました。
素敵なお話。
2021年12月19日
最後の”オチ”に 幸せを感じました。短い話なのに、しっかり まとまっていて、息子の気持ちを しっかり 考える父親に 好感度アップです。
最高
2021年12月18日
すごく、短いお話。
でも、内容が濃い。
そして文句なしに良い。
泣いてしまうけど、前に進める涙。読み終わり、幸福感で溢れたね
短編だけれど、ずしりと来る
2021年12月18日
レビューやあらすじを読まないことをおすすめします。ありのままに生きることの大切さを味わえます。どの人も優しい人たちです。
偽りだった人生にも愛が溢れてる
ネタバレ
2021年12月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ フォローさまのレビューに惹かれて購読です。
苦味の中に、ねむい先生らしいシリアスになり過ぎないタッチで、しっかり前を向いて歩いていくゲイの父と同じゲイの息子とその父の元妻の素敵なお話。

ゲイである事が発覚し、離婚した父と共に暮らす息子。
息子が自分と同じゲイだと知り「かわいそうに」と感じる父の心情の背景が伺える。
異性との結婚そのものも違和感に満ちた日々だったのではないか。
そんな中で息子を授かり、愚痴を言い続けながらも出会いに感謝してくれる元妻と参列する、その最高の息子の素敵な「ハレの日」。
恋を通して描かれる、色んなカタチの親子愛や家族愛がとっても良かったです。
お父さんお母さんのそれぞれの人生にも幸あれ!
レビューに感謝。。
夫がゲイだと知った妻の胸中を思う
ネタバレ
2021年9月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ フォローしているレビュアーさんのおススメで読んでみて、LGBT学習の題材にしても良いのでは、と短編ながら質の高さに感心した本作。レビューもそれぞれ読み応えがあって素晴らしく、私が付け加えることはないか、と思っていたのですが、先日LGBTパレードのドキュメンタリー番組で、ゲイであることを隠して結婚したものの、やっぱり性的指向は変えられず妻子を置いて出奔してしまった方が、子どもから、妻が自分について「相手が男だったら仕方がない」と話していた、案外それからも元気に過ごしていたらしい、と語っているのを聞いて、ゲイの主人公の元妻フユミさんのことを考えるようになりました。フユミさん、ナツキ君の養育を主人公に委ねて離婚しています。現実には親世代に偏見がある場合異性愛者側が引き取る例も少なくない(養育も親世代が引き受けて)ようにも思われるところ、フユミさんは主人公(名前付けてー!)の人間性に惹かれ、結婚してからも信頼を置いていたから子の養育を委ねたのでしょう。会えば文句は言うものの、自分個人に問題があるからではなく自分では乗り越えない理由で夫婦という関係は終えても、親子としての関係は続く中、根幹には主人公に対する人間愛と感謝の気持ちを抱き、それを伝えられるフユミさん、改めて素敵だなと思いました。自分が同じ立場だったら...相手の人間性に惚れ、子ももうけ、しかも逃げずに子を育ててくれるなら、他に結婚を考えた人がいない限り、仕方ない、でもあなたと結婚できて良かったありがとう、という気持ちになるかな。結婚して暫くすると夫婦も家族になり、あるがままを受け入れるようになるから。あ、やっぱりゲイだったん、早く言ってくれたら良かったのに、って感じかな。番組で発言が紹介された元妻さんも、同じような気持ちだったのではないかしら。素晴らしい作品は、メインでない登場人物まで素敵。作者様の力量、さすがです!
40ページで綴られる父の話と息子の話。
ネタバレ
2021年8月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 昨夜『Jの総て』を読んで大泣きしてあんまりよく寝付けなくて、その流れでこの作品はあかんですわあ〜。こんなん泣いてしまいますよ。
これは何も知らず読むのが良いですね。相変わらずねむい先生の作品は短編にもかかわらず、結末を全く予想出来ないです。たったの40ページの作品なのに、この話どういう終わり方をするんだろうと、ドキドキしながら読みました。
僕は、父のこれまでの生き方や胸中に涙せざるを得ませんでした。どんな理由であれ、自分の想いを伝えられずその恋が叶わず終わる、という話は僕にとっては1番の地雷です(現実世界でも)。その理由がゲイであるからとか、ヘテロセクシャルじゃないから、というものなら尚更胸が締め付けられます。お父さん、辛いですね。でも、本当の自分を隠して生きてきたけど、結果息子に出逢えて良かったと思えるのは救いですね。最後父が、息子の為に生きよう、と思うシーンは涙がボロボロでした…。
でもまだ恋する事を諦めないで、お父さん!この先誰か素敵な人と出逢うかもしれないですよ!
泣けたー
2021年8月9日
泣けた。短編ですが買ってよかった。作家さん好きの方には物足りないかなぁ?でもルーツは同じだと思います。この作品は爽やかに書かれてるけどw
お父さん最高!
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最後の1ページ
2021年8月7日
初読み作家様。どうしてこの作品を積読のままにしてたんだろう私のバカ。
最後の1ページで涙がブワッと。
描かれていない部分を読み手に想像させてくれて後味が良いんです。買う前にどうしてもどんな話か知りたくなるものなんですが、この先生の作品は予備知識無しで読んだ方がいいんだろうなと思いました。
うーん困った。また好きな作家様が増えてしまいました。
じわじわと感動する人生ストーリー
2021年6月29日
作者様買いです。レビュー参考、ありがとうございます!
あぁ、やっぱり購入して良かったです。なんでしょ、この読後の満足感。じんわりと沁みわたるんです。
ゲイである父親が、ゲイばれして離婚。息子を引き取り共に暮らしていたある日。息子がゲイである事に気づいてしまうんです。父のあの言葉はどういう意味なのか?自分と同じように、肩身が狭くて自由に恋が出来ない事を憐れんだのでしょうか。
父親の昔は、恋心やゲイである事をひた隠し、時代の流れを感じるように、息子は堂々と想いを伝える強さを持っていた。父親としては複雑な心中だったかも知れない。ただただ息子の幸せを願ったに違いないと思うのです。結果はどうであれ、自分の生き方を否定せず、堂々と胸を張って欲しい。そして時は経ち、迎える人生最良のハレの日。息子のその姿を見る父親の顔が、同じように幸せで良かったです。
BLと言っても惚れたはれたの甘い話や、キスもエチもありません。家族愛であり、人生ドラマが短編としてぎゅっと詰まっています。じんわり温かいお話で、質の良い物語です。ちょっとホロリ来ました。
フォロアー様の痛いところを突くと言われたレビューも、興味深いです。
めちゃくちゃ良かった!(完結しています)
ネタバレ
2021年6月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きな作者さんで、単行本は全部読ませてもらっているのですが、こちらは分冊版なので続いていると思っていました。フォローしてくださった方のレビューで、完結していると気付きました(【完結】表記を見落としていました)。フォローしている方々のレビューも見つけて、繋がりがうれしいです(引っ越しお疲れ様です!)。
↓ 以下ネタバレというかあらすじです。
ゲイであることを偽って女性と結婚し、息子を儲けた父。ゲイバレし、息子が3歳の時に離婚。仕事が多忙な(元)妻ではなく、作家業の自分が引き取り、育てる息子は14歳。もしかして、息子もゲイなのか?という戸惑いと、確信。自分と重ね、「かわいそうに」と思うに至る父のこれまで。自分とは違う息子の未来があると気付き、息子と向き合う父。そして、ハレの日。
42ページにぎっしり。本当に素晴らしかったです。BLというか、とある家族の物語です。
フォローさんのレビューの視点が、興味深くて…読み応えがありました。ありがとうございます。
そう言えば、ハルナツフユ…父の名前が知りたかったな笑。
痛いところを…
ネタバレ
2021年6月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 息子のなつきが父親の自分と同じゲイ?しかも自分がいいなと思っている相手に恋してる!?…と気づいた父親の目線で語られるお話です。
とてもいいお話でした。
ただ…あぁ、この作者は痛いところを突いてくる…。
ひとつには、初めての恋に揺れる息子の姿に、同じ年頃で恋に破れた昔の自分を投影する余り、お節介を焼いてしまう父親の愛すべき鬱陶しさ。告白された直後の相手にあんな畳みかけ方をしたら、相手は逃げ道を失うよぉ。本人同士で話し合って二人なりの落としどころを探せたかも知れないのに「(傷つかないよう)断ってやってくれ」なんてー。なつきはあなたのコピーじゃなく別人格なんだよ?…と思いながらページを繰っていったら、父親は「お前は俺とは違うんだな」と自覚して愕然としていた。あ…いい親だ…。
ふたつめは、元妻が、会うたびに夫に「だまされた」「嘘つき」と繰り返す結構なしつこさ。子供が3歳の時分に別れて以来、定年の翌年、息子の結婚式の日まで、何十年、同じことを言い続けるんだ~(と思ったら直後のコマで元夫が同じことをグチってた)。私の両親を見ているようだ。夫婦あるあるなんだとちょっと安心(?)しました。
なつきは賢い子でしたね。14歳にして、告白したら相手からの答えは「Yes」も「No」もあり得るんだとわかっていて覚悟していた。覚悟してはいても悲しいに変わりはなく、そこが切ないですね。自分が14歳の時、こんな覚悟してただろうか。
今回も(またまた)フォローしている方々の少し前のレビューを拝見し、購入。レビューを拝読しては時に声を出して笑ったり、時に泣きそうになっています。オススメを全部読んでみたいけど、資金が……ジレンマです。
すごい良い!
ネタバレ
2021年5月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作者さん、いつもジワジワくるのですが、今回も親子でゲイという意外なところを突いてきた。
いつも良いわぁ〜と感心。元妻が大人のオンナで素敵。どの作品もラストが良く、先を勝手に想像できる楽しさがあって、こんな短編にもそれがつまっていて素晴らしい!
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深い!
2021年4月6日
BLという範疇を超えた作品。朝田先生の作品は切なくも、最後は心が温かくなりますね。
優しくて温かい
ネタバレ
2021年1月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 短編ながら、じんわり胸に込み上げてくるものがありました。自身のセクシャリティに悩む人に「自分を恥じることはないんだよ」と言われたら、どんなに救われるだろうと思わずにはいられなかった。そういう優しくて温かい言葉をかけられる作家さんとこの作品が大好きです。出会えて良かった、ストーリー重視の方に是非オススメしたいです。
短いながらも感動
ネタバレ
2020年12月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いです。うわー、40ページに人生が詰まってて感動。ゲイの小説家が、ゲイバレで離婚して自分の息子を引き取って育ててる。その子はどうやら自分と同じ人が好きならしい。自分の若い頃を振り返って、息子には同じ後悔の道を歩んでほしくないと伝える。そしてハレの日、晴れやかな笑顔で息子のハレ姿を見つめて、別れた元妻も出会いに感謝していて、年を重ねた主人公は、今日は人生最高の日だと呟く。よいお話でした。
愛がたくさん😊
2020年11月30日
初恋、恋愛、親子愛、家族愛…全部が見れました。最後のシーンはジーンとします♦ 元奥さんも素敵な人!もっと深く読みたいと思いました。息子さんだけでなく、みんなが幸せだといいなー。
すっごくヨカッタです
2020年11月30日
やはり時代が違いますものね。結婚して子供を育てるのが当たり前だった時代ですから。お父さんが可哀相になってしまうのですが、ラストの笑顔でこれはこれで幸せなんだって思いました。BLのせつなさがギュッと濃縮されていました。お父さんにもお相手がいてほしいですけど。お母さんもかっこよかったな。2017年 総44ページ エロなし。
素敵な作品です
ネタバレ
2020年8月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 短編ですが、物凄くギュッと内容が詰まった作品でした。息子が父にカミングアウトする場面は特に良かった!思わず涙でした。お勧めの作品です。
胸に来る
2020年8月1日
作者買いです。44ページあり、短編にしては読み応えがあります。
ゲイの人物が出てくるし愛のお話ですが、BLらしさはありません。ただ、朝田先生らしい、じんわりと胸に来るお話です。自分の人生を振り返り、子供への接し方を考えさせられました。数年後にまた読んだら、今よりもっと深く理解できるかもしれません。
凄いなぁ~
2019年12月29日
作家買いさせていただいてまして。今作は短編なので軽く読み流そうかーって読み始めたんですがガツンと。胸に来ました、ヤラれましたね~本当に流石!凄い作家さんです。思わず自分の人生を振り返りました。良いものを読ませて頂きまして本当に感謝しております(涙)
後に残るお話
ネタバレ
2019年10月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 朝田先生の描く男性キャラがどストライク過ぎて読むだけで幸せですが、こちらの作品はBLの愛は愛でも家族愛。周囲の人と比べて違うことの不安やら何やらあったでしょうが、父親からの「恥じることはない」との肯定する言葉がこの息子が生きて行く上でどれだけの支えとなったでしょう。出会えて良かったと思える作品です。
恋が絡む愛以外にも
2019年8月11日
愛の形は数多あるのだ、と。幸せの定義は人それぞれなのだ、と。朝田先生は人の心の姿を描くのがとても上手い。
ゲイの父親でないと描けない人生ドラマ
2019年5月15日
よかったです!
結婚して子供を持ちながら、ゲイであることがバレて離婚した作家のお話。

BLで子持ちパパの作品は、主人公の片方が女っぽい思考や行動をする作品が多いので、
そんなのBLでなく普通の女性が登場する親子モノでいいじゃないと、
あまり好きでないのですが、これはそんなことなかった。

ゲイの父親でないと描けない世界(人生ドラマ)が描かれています。
朝田さんらしい人間模様。
BLというよりはゲイならではの親子愛とか子供を通した成長というのかな。

エロとか甘々ラブはありません。
ストーリー重視派に。
総44ページ。
朝田ねむいさんらしい短編
2019年2月14日
ゲイの父と息子のお話。「女性が読む青年誌雑誌」にでも掲載されていそうな朝田ねむいさん漫画。絵柄&内容が程よく古臭く好みどストライク。
泣ける
2021年12月19日
これは素敵な話だ…。ただのBLじゃなかった、すごく深いです。それぞれの立場から、いろいろ考えてしまって目頭が熱くなった。できればお父さんにも素敵な恋人が出来て欲しいなぁ。
いいね
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作者買いです
2020年3月1日
大人が淡々と読める内容です。現実的で良い作品ですが、かわいい感じのが好きな方には向かないです。
ハッピーエンドだけど・・・
2018年6月22日
エロは全くなく、ストーリーを噛みしめるタイプでした。
BLだけど、それより親子愛ですかねぇ。
ハッピーエンドでしたが、なぜか寂しさが残る話でした。
無駄にイケメン
ネタバレ
2022年10月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ いいお話に思えるけど、この父親にも伴侶がいてほしかった。
それを探す事をしなかったのは元妻や息子にたいしての贖罪の意識か。
この妻はいつまで元夫を嘘つきと責め続けるのだろう。
そうせざるを得なかった時代背景があるはずなのに。
この父親は息子以外からは愛されたことがないと思う。
息子を育ててて息子のゲイを理解して支えてやる意味しかなかった人生。
辛すぎると思う。
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ゲイであることの苦悩
2022年2月25日
ゲイであることを悩み続けていたオジサンが主人公なのですが、実は息子もゲイだということが分かり!?というお話でした。良くできた短編だと思います。
初恋のお話です。
ネタバレ
2021年4月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 父親かゲイ、息子もゲイ。
同じ人に恋してしまう。元妻が良くできた人でした。身勝手なゲイのお話です。エロとか無いです。
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作家名: 朝田ねむい
ジャンル: BLマンガ
出版社: プランタン出版
雑誌: Canna