メリバ→メリーバッドエンド、主人公にとっては幸せな結末でも周りから見たらバッドエンドな結末。
まさにこれであって、この結末は決してハッピーエンドともバッドエンドとも言い切れない。
ただ言える事は「にいちゃん」の周りにいた大人たちはクソ。という事。
賛否両論あるお話しですが、性犯罪の世界は常に負の連鎖であり、それが小児愛であればさらに周りを巻き込んで傷が深く残る。
「にいちゃん」は世の中に絶望し、周りの大人への復讐のはけ口としてゆいを利用した。
でも、ゆいの方が強かった。後半はガラッと話の雰囲気が変わります。
結局はゆいも狂ってしまったのか。親の立場なら理解し難い、どうしても避けたい関係。
これが愛なのか、それとも救われる為の依存共存なのか。
読んだ後も考えさせられる、尾を引くお話しです。
ダークなお話が好きな方は是非。