2編のお話し
2作品とも落ち着いたテンションで、例えば今日の私のように、GWで家族とどこに出かけても混み混みで、自分のモノコトは後回しでお財布だけはどんどん痩せていって、楽しかったけどたくさん歩いたし疲れたよぉ~なんて日の夜、寝る前に心のオアシスへと誘ってくれるBL読書タイムには、ノリノリ興奮ものよりも、こういったトーンのお話しが心地よいです。
1作目は先輩・後輩もの。表紙絵では苦虫を噛み潰したような表情の先輩が、めんどくさいとか言っちゃって!このこのこのこのっと肘で小突きたくなるほどに恋に気持ちを揺り動かされるお話し、作中では可愛い顔してます。
先輩のこと大好きすぎるわんこ系な後輩くんがいい感じ。
もうひとつは兄弟もの~地雷とまでは言わないけど直視できなかったり、得意ではないのですが、「めんどくさけど~」のときに感じた安定感のおかげで英数字先生を信頼して、兄弟2人ともに真面目なところに好感が持て、最後まで読めました。
安定感とは私的には、絵だったり、ストーリーや台詞だったりキャラだったり、どこにも違和感なく読めるハイクオリティ状態でそれだけでリスペクトな訳です。星4.5