良かったです……。1巻ではお仕事漫画的な要素が強かったんですが、端々に感じる攻めから受けへの信頼と愛着、受けから攻めへの愛情が絶妙に張り巡らされていて2巻でいよいよ恋愛として心を通わせはじめたあたりで読者サイドとして「私はもう2人の気持ち知ってたけどね!」みたいな気持ちになれるので最高です。
この漫画の素晴らしいなと思うところは、モノローグや説明枠などで心情描写をするのではなく、キャラクターの行動やシーン背景などで「もしかして?」と思わせたり「こういう気持ちだからこういう行動をするんだ」という見せ方をしてくれる点です。心情すべてを文章にするのではなく、漫画だからこそキャラクターの動きや背景の絵でそれを教えてくれるのがオシャレで素敵でより一層物語を魅力的にしてくれているな、と思います。
2人が恋愛関係になるのが唐突、と思ったというレビューも見かけましたが個人的には1巻のあたりから「おやおや〜?」となっていたのでそういう楽しみ方もアリですね。あと攻め受けが「だよね!!!!!!そっちだよね!!!!」って感じで安心しました笑