最初拝読した時との印象が変わったので追記を。
レビュータイトルのまんまなんだけど、これってバケモンみたいな奴らとサッカーで戦って...と言う形は違うんだけど『うしおととら』だ〜。と気づきました。
299人の上に立つ一人の目、白目と黒目が逆転してますよね?あれって要するに『うしおととら』で言うところの普通の状態のうしおがバケモンになった=理性を捨てたエゴイストって事かぁ!...と『BSマンガ夜話』で夏目房之介さんが『うしおととら』で解説してる事があてはまってるなぁと感じ、思わず今回追記してしまった。
考えてみればうしとらも同じ出版社ですよね?間違えてたらすみません。
結構そう言う目での表現にシンパシーを覚えました。
目で言うと、廻も潔もバケモノ状態になると目の描写が変わりますよね。なるほどなぁと感心してしまいました。
あとサッカーのルールとか用語(ボランチ?何それ王様の?くらいに分かりません。ミッドフィルダーってなんぞ?日本語でおk)とまるで知らない私のような人間でもこの漫画に限っては読めます。
サッカーバトルアクション漫画になるのかなぁ。
バケモンがバケモンを倒していくって意味では。
あーこの漫画で『BSマンガ夜話』やってくれないかなー!と思いました!(わかる人にだけわかればいい)
この作品はたぶん、ただのサッカー漫画・スポ根漫画などの類いではないと言うのがまず一巻を拝読して感じたことです。エゴさんの言葉はどれもこの世にある『当たり前』『普通』『常識』って言う概念をぶち壊しに来てる。この考えは作品内だけでなく現実においても、つまりは読者にもこの考え方を変えようとしているのかな?とすら思えます。主人公がエゴさんの言うことに『そんな事を習ったことはなかった』と言うモノローグがありますが、読んでいる私たちも同じだと思うんです。常識や当たり前、そんな言葉にがんじがらめにされている人ほどこの作品は響くのではないでしょうか。