1巻は、晋の十年愛が実ってよかったね!という巻、この2巻は誠治のところに晋が来てよかったね!という巻でした。
ただ、二人の関係が安定したかわりに、勢いはちょっと落ちたというか……後半は失速感が少しあり。
あと、誠治の心情が掘り下げられたことで、かえって気になってしまったことがあります。くたびれたオッサンなのが誠治の個性だし、八木が言うように晋が来て幸せで、それでいいんだけど……誠治の日常生活がオッサン通り越しておじいちゃん過ぎないか?と。別にバリバリ働かなくても、地域のお客さん達と触れあって、かつてのような面倒見の良さを垣間見せる……とかがもうちょっと欲しかったかな。
とはいえ好きな二人だし、相変わらずお似合いで楽しかったので、おまけ気味で★5にしました。