元々の精神疾患で勝手に薬をやめたことを批判するレビューに心苦しくなって書いてます。
精神疾患といっても軽い抑うつで抗不安薬を頓服として飲んでた程度でそんなに本人の責任を問わなくても…とも思いますし、6巻まで読んだら医師の指示のもとで断薬して妊娠の許可も降りてる描写もあります。
なので、勝手に断薬して妊娠して精神疾患になるのは自業自得ってのはあまりに的外れで酷な批判だと思います。
特に作者さんの実体験を元にした漫画で、苦しんだ本人に届く声でもあると思うので…。
あまり知られていない精神疾患の実体験を作品にされたことで、広く知られることは正しい治療や理解につながりうる、とても有意義なことだと思います。
作者さんの苦悩と勇気を尊敬します。
わたし自身も精神科に勤めていたことや、精神科薬にお世話になったこともあるので、いろいろと思うところがありました。
ご本人が回復するにつれて支援者側の雰囲気も表現として変わっていくのが、主観のフィルターを通してみていた世界を映し出したものだと思うので、リアルに感じました。