ネタバレ・感想ありダークツーリズム~竹若トモハル短編集のレビュー

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瑞々しい感性に溢れる短編集
ネタバレ
2026年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の初期の短編集だろうか。
5話、118頁。

個人的な好みは、浜辺に浮かんできてしまった深海魚をモチーフにした「ふかい海 碧いさかな」。
周りの音が聞こえない、閉ざされたふかい、ふかい深海で静かに泳いでいて欲しいと願う。
ラストはどちらなのか、読者に委ねられる「撥条のない機械人形」。
自分は無理やりハッピーエンドに持ち込むタイプだが、あぁ…どうだろう、雛鳥が示唆しているようで気になってしまう。

その他にも怪しげな色気に惑わされそうな怪談系など、バラエティに富んでおり、やや技術は若い印象ではあるが、瑞々しい感性で描く世界観が素晴らしい。
星いっぱいに輝く夏の夜の宇宙を眺めているようにワクワクしたり、結末を考えて悶々としたりと、まさに題名通り、色々な意味で暗い世界へのツーリズム。
心が広がる作品集だった。
切なさを秘めた幻想的な短編集
ネタバレ
2025年12月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『ふかい海 碧いさかな』カミングアウトした大学生の伊勢は、浅瀬に打ち上げられた深海魚に自分を重ねます。グロテスクでひとりぼっち、でも最後は優しい夢で締め括られます。『路地裏奇譚』酷暑の中、猫の誘いにのって入り込んだ路地裏での出来事。帰らぬひとを待ち続ける美しい男の想いが蜃気楼のように立ち上ります。『新訳牡丹灯篭』出版社の社長令嬢と結婚した人気挿絵画家には、ずっとモデルを務めてきた美しい幼馴染がいました。画家の結婚式の日に姿を消した幼馴染が夜な夜な画家の下を訪れて来るようになる、時代を明治に移して描かれる『牡丹灯篭』のオマージュ作品。『撥条の無い機械人形』博士に作られた失敗作のジャスパーと大成功のアガット、二体の機械人形のお話。心痛む切ないラストが最高でした。『ジョニーは帰らない』底抜けに優しくお人好しのマルクスに別れを告げて戦争に行ったジョニーは、負傷して帰国します。酷い火傷で顔もわからず手脚の自由もきかなくなったジョニーは、名前を変えて別人としてマルクスに会いに行く決意をするのでした。往年の名曲のタイトルがたくさん出てきます。いずれも作者さまの豊かで鋭い感性が生き生きと躍動する作品ばかりでした。
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コスパ良過ぎる!
2024年11月22日
120ページ弱で5話のお話しが読めます。コスパ、すごくイイと思います!年代も設定も国も作風もバラバラだけれどどのお話しにもしっとりとした雰囲気があります。色んなENDがあるので雑食読者様向けです!
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どの短編もよき
2024年2月26日
読み放題で読みました。表紙に惹かれて読みはじめましたが、どれも短いながらも読ませる作品ばかりでした。作画は、初期作品だけあり不安定ですが、ストーリー重視の方ならお好きだと思います。
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泣けました
2023年5月26日
短編だけど、全部の話がしっかり内容があっておもしろかったです。
特に4,5話は感動してうるっときました。
人の心って温かいですね。
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感動して涙が出た
2023年5月22日
どの作品も詩情溢れ、絵柄も何処か不思議さのある純愛的ストーリーも美しい。特に「ジョニーは帰らない」は2人の青年の純粋な愛が淡々と描かれていて感動して泣けました。
竹若トモハル先生、素敵です。
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作者さまの不思議な世界観に引き込まれる
2022年7月9日
第1話「ふかい海 碧いさかな」16Pは男子2人が語り合ってる数分のお話なのですが何か一瞬で作者さまの世界観に引き込まれる不思議な雰囲気があって。正直初作者さまで値下げ購入、そこまで期待していなかったのですが(スミマセン)結局全5話どの短編もため息出るくらいの良作にとても驚きました!ストーリーがとてもよくできています。共通してどのお話も切ないのですが、「発条(ゼンマイ)のない機械人形」が一番好きです。小鳥の存在が物語の哀しみをさらに誘っていて泣けてきました。何度も読み返すと思います、短編集お好きな方は是非。
どこかの空間を旅していた気分
2021年11月9日
…これ短編集でページもP118なんですよね…。
世界観に入り込み過ぎて、最終ページで読み終えたのか!と我に返りました。

『殴り屋〜』が面白くて、作者さん買い。
今まで読んだ作者さんの作品と違って、エチは少なめでした。
どの作品も物悲しくて切ないのですが、愛に溢れていて優しい気持ちになれます。
初期の作品の様で絵に初々しさが感じられますが、それが気にならなくなる位に引き込まれます。

お話自体がすごく凝っている訳でもないし、何なら既視感ある感じなのですが、不思議とズルズル深い世界観に飲み込まれてしまいます。
それこそ読後は深海から上がってきたようにボンヤリしてしまいました。

とても印象深く、素敵な短編集でした。
応援していきたい作者さんです。
美しくも切ない短編集
2021年8月13日
涼しげな表紙に牽かれて購入。初読み作者様ですが、どのお話も切なさ、もの悲しさが漂う短編で、インパクトのある良作揃いでした。ゲイの大学生の苦悩のお話(表紙の二人です)、怪談系のお話が2話(夏にぴったり!?です)、人造人間のお話(切ないよ~)、戦地から帰ってきた負傷兵のお話(そりゃ分かるよね~)。全118ページ、短編5話収録。
どの話も心に残ります
2020年8月5日
作者さまのこの路線の作品もっと読みたいです。
哀しい話もありますが、哀しいだけで無く温かいものも残るのでいいです。最後のお話はハピエンで読後感がいいです。
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愛について考えさせられる
2020年5月25日
様々な背景のある作品集です。心が温かくなったり、切なくなったり、人造人間のお話はなにやら込み上げてきました。読むと悲しくて苦しくなるけど美しいお話。彼が幸せを感じていたと思いたいです。できることならばこの作品集について語り合いたいです。
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良かったです
2020年5月20日
短編集でしたがどれも良くて。でも、人造人間のストーリーは悲しかったハピエンを願いたかった💦
心が動く作品ばかりでした□
2019年11月14日
せつなかったです……□
でも、心が切なさで "ギュ~" と なるような素晴らしい作品ばかりでした□✨
どの作品のカップルの方々も、みんな幸せになってほしい……□と、祈る思いが残りましたm(_ _)m□
※ホラーテイストの作品もありましたが、愛の深さを感じられる作品だったので、ホラー苦手な私も読めました□
良かった〜!と、切ない…!な話たち。
ネタバレ
2019年11月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さま買いです。
「飢えた犬〜」や「純情ヤンキー」とは全く違った感じで、奥深くて魅力的、そのクセなぜか心の端を掴まれて後々引きずる作品です。
語彙力が無くてうまく説明できないのですが、一筋の光が見える美しい作品と、先を考えると心がキュっとつねられ切なく思う作品に分かれると思います(意味を考えると再び読むのが切なくなる感じ…)。
絵も綺麗だし、話も丁寧で読みやすく話もわかりやすいです。
広島弁?岡山弁?を使う作品がありますが、それがなんとも言えず艶っぽくて、切なくて。。。
応援してる作家さんです。
うっすら闇系
2025年6月29日
なんか気になって読んでいる作者さん。この作品集は全体に心情の機微の描写とか特殊設定に寄った読み切り。そういえば、スポーツものでも嫉妬などちょっと暗い感情込みのお話でした。他にヤンキーものなどあり、まあまあ雰囲気が違いますが、キャラが男らしくてきちんとBLしてる感があります。
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おとぎ話
2022年1月31日
短編しか入ってないのに凄い重厚感。エロは多少ありますが、もはや問題ではないです。いつか子どもにも読ませたくなるくらい(いや読ませられんけどw)素敵で悲しいお話が多かったです。
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まとまってはいるが、私の狭い趣味範囲外
ネタバレ
2025年9月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 118ページ。
5作入り短編集。
巻頭作品が一番良かったです。
初期短編集ということで、いずれも若さを感じる作品でした。
作者さんが摂取した「好きなもの」をアウトプットしている印象。咀嚼不足であるように思います。鋭さもいささか不足、まとまってはいるけれども、私の趣味範囲には入りませんでした。
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作家名: 竹若トモハル
ジャンル: BLマンガ
出版社: ナンバーナイン
雑誌: Blend