初読み作家さんなんですが、高レビューにつられてポチり。総合レビューがかなり高かったので期待して読みました。とても良かったんですが、期待し過ぎたかなというところです。
ツンデレなオカン系男子の唯純(受け)と優しいスパダリ系お巡りさんの天沢さん(攻め)のお話で、表題作のみ全6話+描き下ろしで合計186ページ。小柄な唯純と天沢さんの体格差も好みだし、歳の差も良かった!唯純が女々しいキャラではなく竹を割ったような性格で結構口も悪めな男子だったのが良かったです。対する天沢さんは、一見なんか裏の顔があるのかなと勘ぐってしまいましたが、こちらもただの良い人で、エッチの時にもうちょっと雄っぽくなるとかもう少しギャップがあっても良かったかな。二人ともノンケなのにあっさりくっついた印象で、葛藤好き芸人の私としてはもう少しモダモダが見たかったです。あと、基本的にモノローグは唯純視点で進むので、唯純の気持ちの変化はよく描写されていたんですが、天沢さんの気持ちはほとんど描写がないので、いつの間に付き合いたいと思うほど好きになっていたのか分かりにくかったです。1話くらい天沢さん目線の話があれば良かったかも。