既刊「愛しの童貞〜」で作者さんの作風が好きだなと感じて、本作品もポチり。前作よりも登場人物の喜怒哀楽の表情が突き抜けているし、やっぱり人物の引きの絵や背景も全部上手だなぁ。私が個人的にこの作者さんの作風で良いなと思うのが振り幅です。ギャグ風な部分とシリアスな部分の振り幅だったり、キャラの性格や表情の喜怒哀楽の振り幅だったりが大きい。ダイナミックなのにバランスが良くて安心して読めます。ストーリーは、ナオの過去がヘビーですが重くなり過ぎることなく楽しく読めます。ナオが過去を乗り越えて自分の本当の気持ちと向き合うことができて良かったです。エリは溺愛ワンコ系で、その献身的なところが良かった。ハッピーエンドで終わって読後感も良いです。