感動や絶賛の多くのレビューの中、自分がずれているからだと思うが、攻めの楽に共感できなかった。自分にとって楽しいこと、気持ちいいことが優先で、周りにはいい顔をするが、宗一への思いやり、誠実さは感じられなかった。宗一が入院していたのを知りながら、祖父母の元に帰る。そこに葛藤の描写はない。帰りに宗一をバイクに乗せて帰るが、ヘルメットをかぶるのは自分の方。作者様に試されているのかなと勘繰るほどの自分大好き人間。絵の分野では天才なんだろうが、気になる描写があるので、とある設定なのかもしれない。家族に苦しめられ、縁を切り、クールに頑張っている宗一のようなタイプは楽のような人間を呼び寄せるんだろうなと納得した。楽に振り回されてかわいそう。それでも、独りでいるよりいいことなんだろうか。めんどくさいことを書いたが、器の小さい自分には合わなかった。BLにはファンタジーを求めるので、孤独から救ってくれる、誠実なイケメンから愛される頑張り屋の受けが見たかった。あたたかい表紙の笑顔に惹かれ、試し読みで気に入ったので、自分も感動したかった。もう少し時間が経ってから、再読してみようと思う。3.3