ネタバレ・感想ありゆうづつは藍にとけるのレビュー

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2025年1月21日
いつもながら美しく優しい世界観…
人物の描写も好きだけど、背景が本当に好きです。
文章を読んでいるだけで涙がでます。
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なんて美しい世界…
ネタバレ
2024年12月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家買いです!タイトルと表紙からすでに惹かれていました。人見知りの駆け出し作家の慎太郎さんと人当たりがよく快活な青年章吾さん。章吾の書く文章に嫉妬した慎太郎の心と裏腹な気持ち、凛然とした横顔を思い出し慎太郎と話がしたいと思う章吾。緻密な絵と繊細で丁寧な心理描写がふたりの物語に深みをもたせています。読後の柔らかく優しい余韻が好きです!
明治の書生たちの恋への真面目さ真剣さ
ネタバレ
2023年12月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦前の恐らく明治を舞台とした書生たちのお話。久世慎太郎が下宿先の谷塚家に帰って来ると、そこには2年前から下宿している学生•葛木章吾がいました。文学を志す二人は谷塚先生の家に下宿して書生として生活しながら文学の研鑽に励みます。美しい容姿に繊細な内面を持つ久世は、粗野かと思えるほど明るく真っ直ぐな葛木とは相容れないと感じています。その久世も、親が無く施設で毎夜弟に語って聞かせていた名残りだと、葛木が日々書き上げる大量の文章の熱量に圧倒されるのでした。一方葛木は学校で3年前の卒業アルバムを見つけ、その中に写っている久世がいつも同じ友人といること、その屈託のない笑顔と、一貫して寂しい久世の作風を不思議に思うのでした。たった一人の病弱な弟のために常に笑顔で物語を語る葛木に久世は惹かれ、葛木もまた薄明るい夕空に輝く一番星のような孤独で凛然とした久世に引きつけられてゆきます。明治時代の灯りの少ない広々とした夜空に輝く金星に、細やかに描かれる草花とその情緒ある和名が背景で良い効果をあげています。小細工無しのストレートな恋物語ゆえに、当時の空気感がダイレクトに伝わってました。
青井秋の世界観は唯一無二です
2023年12月10日
言わずもがなの美しい絵と、その絵に見舞うキャラクターたち。読んでいてこっちまで頬を染めてしまいそうになります(笑)でも、そんな自分が心地良い!!!
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短編小説
ネタバレ
2023年6月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトル通り、短編小説のようで、時代設定も古め。
ゆっくり、たくさんの言葉と文字でストーリーが進みます。
時代背景的に、よくあるストーリーで、読んでて眠くなります。官能はないようなものです。短編小説のような雰囲気でも好みが分かれると思います。
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美しい表紙とお話
2022年11月29日
大正浪漫と草花の繊細な描写が特徴です。
あまりにも表紙が美しくて、思わず購入してしまいました。
書いても書いても、書きたいものに届かないもどかしさ、互いの持てるものが輝かしく見えて、その狭間に野の草花がほとほとと影を落とします。
人物の作画も好みで、買って良かった1冊です。
感嘆する程の美しさ
2022年7月25日
丁寧に丁寧に紡がれた、美しい作品でした。絵の緻密さだけでなく、主人公が作家という世界観に違和感を覚える事なく没頭できるセリフや言い回しに感動しました。草木の青々とした匂いがリアルに思い出されるような、生々しいけれど清しい、心洗われるような素敵な作品でした。出会えて良かった!
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ため息が出る
ネタバレ
2022年6月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読後、はぁ…とため息が出る物語。絵も美しくストーリーもしっとりと大人の恋でした。二人のそれまでの背景を考えると尚更想いが叶って良かった。静かで美しい世界観。大好きです。
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繊細さに惹きつけられました
ネタバレ
2022年6月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2人が書く作品にも出てくる植物と鳥が、扉絵や背景などによく描かれているのですが、どれも繊細で素敵で惹きつけられました。
ストーリー全体としては比較的静かに流れるような感じで、メインの2人の関係が変わっていく様子が丁寧に作り込まれており、読み応えがあります。特にモノローグは小説の一節を読んでいるようで、描かれている絵以上に想像力を膨らませられました。顔の表情からも、時々グッとくるところがありました。1冊単行本として読めてよかったです。
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相変わらず美しい
2022年6月7日
相変わらず、デザイン画でも眺めているかのような気になってきます。
緻密で美しい挿絵。
それに引けを取らない人物の繊細な美しさ。
静かに流れる言葉たち。
いい時間でした。
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飾っておきたくなる美しさ
2022年6月6日
緻密で繊細な絵と、文学的で情緒あふれるストーリー、それらがうまく溶け合って、心地良い音楽のような漫画です。もういつまでも眺めていたい、浸っていたいと思わせてくれます。大好きな作品の一つです。ついでにおいしいのが、名前なんですよ。他の方のレビューにもありますが、カツラギxクゼってこんな偶然、おいしすぎるでしょ。
美しい話
2022年6月5日
青井秋先生の作品はいつも美しくてたまらないです。古い歌のようなやさしい美しさのある絵と文句、大好きです。
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静かで沁みるお話
2022年3月29日
書生と駆け出しの作家が主人公。ドラマ性の高そうな設定もあるものの物語は静かにひっそりと進みます。それがとても良いのです。過剰に盛り上げることなく、でも二人の心の動きをしみじみと感じます。最後のシーンの受がうるうるっとするところが特にぐっと、じーんとしました。
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緻密な植物画のようです。
2022年3月25日
まるっと一冊表題作ですが、ストーリーは入り組んだものではなくで、BLの王道、あるあるテンプレートの範疇です。さらに、エチもないのにこの満足感!!独特な緻密で静謐な描写の力、偉大だなと。
どうでもいいんですが、このCPの名字(漢字は違いますけどね)にひっかかりを覚えたご同輩、私はうっかりそちらの作品を全巻読み返すハメになり、夜ふかし→寝坊という、社会人失格な行為にいたりました。お気をつけください。
えっちなシーン?も美しい(^_^)
ネタバレ
2022年3月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ ちょっと下品に書くと、魔性の美人である慎太郎さんが、まわりの男たちを虜にしていくが、慎太郎さんは自覚がないので『え、なんで、僕たち友だちだろ///』って悩んでるんだけど、年下攻めの若い学生に落ちるっていう…すみません(^_^)
とてつもなく美しい表現力で描かれています。
静かで透明感があって明け方の空のような…言葉にできないほどの美しさで描かれています。
途中にカラー絵あるんですけど、それまた美しいんですよ(^ ^)
えっちなシーン?も美しいです(^_^)
書生×新人作家、文学的で美しい世界観
ネタバレ
2022年1月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大らかな学生・章吾×人見知りの作家・慎太郎。数年振りに世話になることになった恩師の家で、書生の章吾とも同居することになった慎太郎。ガサツで騒々しいのに、思いがけず繊細な文章を書く章吾と少しずつ打ち解けていき、やがて知らない感情が芽生えていく。モノローグも文学的で、漫画だけど小説を読んでいるような感覚。文章も世界観もしっとり美しくて清らか。慎太郎とかつての友人との蟠りや、いつも明るい章吾が抱える寂しさにぎこちなく触れ合って、派手さはないけど静かな熱が伝わってきました。一応プラトニックではないけどしっかりした描写はなし。章吾と出会って慎太郎の作風になにか変化はあったのかな。ちらっとでいいから二人の数年後を見てみたい。
小説みたいな
2021年7月21日
小説を読んだ後のような、映画を観た後のような読後感。
絵がとてもきれい。
裏切らないです。
2021年1月10日
先生の絵はやっぱり素敵です。
1ページ一1ページ細々とした物から背景、今回の草花も綺麗です。
いつも、木々の影の付け方好きです。
扉絵のイラストも丹念に描き込まれて、ずっと見ていられます。
もちろんストーリーも、ひとつひとつの言葉の選び方も本当、文学ですよね。
今回はファンタジー要素が無かったけど、この頃の物静かな感じ好きです。
いつも笑ってる意味の章吾の弟の話は涙ですね。
素敵なお話です。
じわじわと
2020年11月11日
絵がとても綺麗です。最初に読んだ時はサラッと読み終えて、それほど面白いとは思いませんでしたが、2度目はじわじわと満足感が持てました。ゆっくりと読みたいものです。
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美しい世界観
2020年9月30日
このくらいの時代物大好きです。
男女の恋愛でもお互い好き合っていてもそれを言い合えないような奥ゆかしい感じに加えてお互いの過去や文学的表現がプラスされてすごく良かったです。
まず絵が魅力的。
文学作品に入り込んだような独特の雰囲気があります。
相変わらず雰囲気最高‼
2020年9月16日
透明感のあるこの作風と絵柄大好きです。じわじわとその物語の世界に連れ立ってくれます。この雰囲気に漂いたくてついつい作者買いしちゃいます。この2人のそれぞれ出会う前の物語ももっと読みたかったです。
表題作のみ★下宿先書生×駆け出し作家
2020年9月13日
青井秋先生、お久しぶりの新刊は2012~2013年に連載していたものをコミックス化したもの。緻密で繊細な絵柄が美しく、それだけで魅了されてしまいます。今回は下宿先の書生・章吾×人見知りの駆け出し作家・慎太郎のお話。お互いが物書きということで作品を通して心通わせていくような、静かでしっとりとしたテンポで展開していきます。悩みながらも静かに灯りがともる恋心を見守りました。二人はキスまで。文学的で幻想的な作風と、繊細で詩的なモノローグが印象的でした。全体的に低温ですが、凛とした空気感が好きです。★4.5

「ゆうづつは藍にとける」全6話
「盂蘭盆会」描き下ろし8p
「あとがき」描き下ろし1p
「197p」
明治頃の2人の青年の恋物語
2022年9月27日
青井秋さんの作品を買うのは6冊目(7冊中)。
かなり読んでいます(^^)

繊細な描写から醸し出される幻想的な世界観や空気感が好きなのですが、
6冊ほど読んで分かったのは、中でも
非現実世界を描いている作品が好きなことに気付きました。
鉱物を食べる青年とか、星のカケラから生まれた青年とか、
空に彷徨う魚が見える青年とか、向こう側の住人がいる世界とか、、、。
つまりファンタジーですね。

この作品はそんな中、昔の日本を舞台にした現実世界(非ファンタジー)のお話。
時代は明治頃でしょうか。
繊細な絵柄はこの時代の雰囲気をもよく表していますが、
2人の青年の普通な恋物語なところが、ちょっと物足りなかったです。

あと、主人公2人の名前が久世と葛木でちょっと驚きました。
(明治を舞台とした有名BLの主人公の名前と同じなので)。

ちなみにこちら発行は2020年ですが、
描かれたのは2012年〜2013年のデビュー初期の頃とのこと。
古さを感じさせない常に安定した描写ですごいです。

総197ページ(描き下ろし8ページ、あとがき1ページ)
映画みたいなマンガ
2022年9月20日
よく映画みたいなマンガだと感想書いてる方がいますが、ほんとにこのストーリーはそうだなと思いました。美しく流れる時間。私はそういうストーリーは退屈してしまうことが多いのですが、これは退屈することもなく楽しい時間を過ごせました。
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美。
2022年8月27日
一言で言えば、美しい作品でした。時代背景も よかったし、作画も 内容と マッチしていて、大変 読みやすく、そして、BLの世界を知りたいBL初心者のかたに ぜひ 読んで欲しいと思いました。何よりも 心の変化や心情を大切に描かれた作品だと思いました。
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素敵な雰囲気だけど・・
2022年6月20日
何だかこれと言った葛藤もなく、すんなりお話が終わってしまった感じでした。主人公二人がお互いを好きになっていく過程がイマイチだったかな。雰囲気のある作品だっただけにちょっとガッカリ。
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相変わらず透明な世界観で眼福でした
ネタバレ
2021年1月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ でもストーリー的にはもうちょっと何か欲しかったような。高校時代のトラウマに囚われてた主人公が…ってお互いに奥底に抱えてたものを理解し癒やし合う関係はよかったけど、会いに来た元親友との再会シーンは呆気なさすぎな気もしたかな?😓謝罪を受け入れて、それでどうしてもう会わないということになるのかがよく分からなかった。あと章吾が育った施設が、施設のイメージより別荘な感じなのも違和感あった。まぁでも絵は相変わらずとても繊細で素敵でした。
作者買い(好みがわかれる)
2020年9月7日
エロ無し。作者さんにしてはある方? 文学。作者さんの作品のレビューは「1つ1つが写真のようで本自体がアルバムのよう」と どうしても書いてしまいます。今回も素敵でした。背景(絵)・文学(言葉)どちらも美しいです。また草花や星は作者さんそのものという感じがします。少し前の作品とのことですがこの頃の薄い細い雰囲気は好きです。繊細な感情表現 葛藤も良かったです。
まぁまぁ
ネタバレ
2022年11月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 機会あって読みましたが、絵は綺麗です。ストーリーは昔のようなのでわからなかったりでちょっと疲れました。こういうのが好きな人にはいいのかもしれません。
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文学的
2020年9月12日
わたしには難しくて、、読み飛ばしながら最後まで読みました。なのであっという間に終わった、、好きな作家さんで絵も美しいのですが、今回はちょっとハマりませんでした。
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普通に小説みたい
2020年9月8日
ひと昔前の学生さん?の話でしょうか?
他人の、文学の才能に、嫉妬したりしていて、恋仲になるのでしょうか?
どうしても連想…
2022年12月11日
登場人物の名前から超有名作家さんの作品『憂鬱な…』を連想してしまいました。(葛木の文字は違うけど久世はそのまま)数多ある苗字が両方被るのはびっくりです。しかもそんなにポピュラーでは無い苗字ですし…。気のせいか作品名や時代も若干…。まさかあの作品をご存知無いBL作家さんが居られるとも思えないのですが。。それとも凄く昔に描かれたものが電子書籍化されたのかしら…?うーんうーん…内容レビューじゃ無くてすみません💦
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作家名: 青井秋
ジャンル: BLマンガ
出版社: 大洋図書
雑誌: HertZ&CRAFT