春休みでブラブラしていた大学生が、見知らぬイケメンに温泉旅行に誘われたことから始まるラブラブとろとろな恋のお話。
えち多めのお話ですが、飽きることなく最後まで楽しめました。何より、ばなな先生の描く裸体が美しく惚れ惚れします。骨格や筋肉のつき方、体のラインが滑らかで、色っぽさと艶っぽさが自然な形でエロさに繋がる素晴らしい画力だと思いました。特に、腰からお尻に流れるラインは本当にエロくて、線一本でこんなにも雰囲気を出せるんだなと感心しました。
そして、ストーリーも面白かったです。最初の訳の分からない出会いがちゃんと物語として繋がっていた時は思わず「凄い!」と声を出してしまいました。壱春がチョロすぎる自分を卑下しまくるのも何だか可愛かったし、刷り込みのように一途に壱春を想い続ける臣はイケメンすぎるくらいのスパダリだしで、読んでいてとても幸せな気持ちになれました。こんな竜宮城に私も行きたいと心から願ってしまう作品です。