「世田谷シンクロ~」を読んでから、作家さんのお話もう一つ読みたくなって購入。
試し読みだけでは絶対的に足りなくなるの分かっていたのですぐ購入。
はぁ~ほんとやっぱりよかった。
気分でスカッと何も考えずに楽しめる本がいい時もあるんですが、こう丁寧に登場人物の事を大事に育てているような作品にあってしまうと、やっぱりこういうのが大好き!と我に返った気分。
運命の番を探そうとずっと努力し続けるΩマホロさんと、好きな子が運命の番のものになってしまったβトウマ君のお話。偶然出会った二人。たまたまトウマ君が運命の番を信じている。占いを信じていてたまたまその占いにのってみてしまう。偶然、たまたま・・・。すでに運命以外の何者でもない気がします。そんな二人が優しくゆっくりひかれあっていくのも運命ですよね。
運命の番であるはずのαの人も、αと言うだけで運命に翻弄されていく。凄く苦しいね。
まぁ、オメガバースの運命って言う意味がちょっと違いますけどw
そして、エンディングもすごく良くて、涙がにじみました。
作家さんのあとがきも本当に良くて、大事に大切に描かれたんだな~って。
出会えてよかった作品でした💕😊