劇的なことが起こる訳ではなく、一緒に生活していく中で改めて意識することによって、長年友達だった相手が恋人になるお話。元々一緒にいて楽で出て行きたくないって思う時点で相性は良くて、そうなる素因は充分あったんだろう。戸惑いや照れ臭さを感じながらも、2人が無理に変わろうとすることなく、自然体のまま少しずつ関係が色づいていくのが良かった。
表にあまり出ない相良に対して、意識しまくっちゃう野間が可愛いくて、恋人にしか見せない顔もたまらなく良かった。恋心がすごく盛り上がるとか激情にかられるとかではないんだけど、お互いを尊重して大事に思ってて、ずっと優しい甘い雰囲気が漂ってるのがすごく好きでした。気心知れて居心地の良い友人が恋人にって理想的だな。読んでてとても和む心地良い空気感の作品でした。