ネタバレ・感想ありセンスオブワンダーのレビュー

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続編というより全てまるっと解決編
2024年12月22日
「ワンダーフォーゲル」の続編、イブと稜CPが恋人として熟成していく様子とゆうとの過去を探求するお話。
前作のお話を全てまるっと受け継いで、いい意味で解決し、発展させた今作。前作の2つのお話は、繋がりがあるものの登場する人物も場所も展開も各々別のお話でしたが、今作はその2つのお話を見事に融合させています。サイン会を行うことで上京させ(場所の一致)、過去をたどりながらイブという第三者かつ大人の意見で納得出来る真実を見つけ(主要人物たちのストーリーの共有)、マリさんという新キャラによってイブと稜の理解度が増す(親密度の発展)。ミステリー要素と恋愛要素が上手く溶け合って、キャラたちがとても活き活きとしていたように思いました。稜のゆうとへの異常な庇護欲や、イブのポンコツぶり、しろうの彼氏力に南くんの真っ直ぐさ。各キャラの良さを短い中にもしっかりと伝わるように描いている作者様の力量が素晴らしいです。中でも、新キャラのマリさんは最高でした。核心への切り込み方やものの言い方など、キツイように見えて愛情があり、マリさんの登場でそれまでミステリアスな雰囲気に包まれていたイブがちょっと自己チューな可愛いお子様に見えるように。稜とイブが思ったよりもラブラブな恋人同士で良かったなと思える続編になったと思います。
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よかった!
ネタバレ
2023年11月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白かったです! ワンダーフォーゲルの続編。ちょっと不思議なお話と絵の雰囲気がピッタリだなと感じました。イブとりょうの続きがたくさん読めて大満足ですが、ゆうととしろうの続きも、単なるラブラブでもいいので少しは読みたかったー! でもしろうが精神的にしっかりしてるから、あの二人は安定してるってのも、しろうがゆうとを甘やかす一コマでわかりました。でもゆうとの魔性っぷりも、もう少し掘り下げて欲しかった気もする。
あっ
2023年11月19日
なるほどぉー、、、続編のこちらの方がBL感も増してて読みやすさがありますね。前作に比べてすぐに意味がわかりました!ちょっとこちらで理解が進んだところで前作読み直します!
2作目。ワンダー〜の締めくくり的続刊!
2023年10月21日
203ページ、1冊表題作。

<1:ワンダーフォーゲル→2:本作→??>
目次をよく見ると実はタイトルがバラバラですが、全て前作から続く同じお話です。
(ルミネセンスライン3話+メモリアパンドラ2話+表題1話)。

えーと、とりあえず前作読んだ方には、ぜひとも本作まで読んで欲しい!!!
あのとっつきにくい、はじめわけわからん出だしの不思議ストーリーでしたが、あの冒頭2話のナゾについても、本作でその後が触れられています。

もちろん本編2人の気になるその後がまた読めて嬉しい!
逸脱しすぎだけど、だからこそ妙に合う凸凹な2人。
SNSのRとか、、めっちゃいいです(笑)。

ママさんも美味しい役ですね。
点目で大きなお目々の南くんが、うるおいキャラで楽しかった。

そして、探してた坂東センパイ!!!
実在?の人物だったのか。
なんか、ほっとした(笑)。

読み難いハードルの高さは前作の冒頭部分だけで、前作の内容がわかっていれば本作は普通に読めます。

<おまけ>
番外編あの夜の話3p+電子限定恋人の好きなところ4p+カバー下ミッション2:
1p。
愛がすべて
2023年5月13日
愛こそすべての作品!前作からの続き、いったいどう着地するのかドキドキしました。曖昧にふわっとしたままの出来事も、他作品だったらなぜ回収しないの?無駄エピ?なんて思っちゃうところを、草間先生にかかればそれが粋に変わるのです。登場人物全員愛すべき人たちでした。
「ワンダーフォーゲル」からの一気読みです
2023年5月5日
重い深い広い草間ワールドにどっぷりつかって堪能しました。よかった…。緻密に張られた伏線、ゆっくり明かされていく謎、見事なストーリーテラーだと惚れ惚れしてしまう。都市伝説かと思った板東先輩の出現にほっこりしました。
ラブ増してます
2022年12月30日
ワンダーフォーゲルの続編。イブさんのある秘密が判明してから先はニヤニヤが止まりません。こちらを読んでからワンダーフォーゲルを読み返すとまたニヤリとできます。何度も読み返させてしまうこのテクニック、流石です。
記憶と現実と恋愛と
2022年12月4日
ワンダーフォーゲルの続編。過去の記憶でが原因で閉所恐怖の青年と、人の心が読める小説家のcp、人の心が読めなくなっちゃって、そこからが逆に恋愛のエモさだよねぇとキュンキュンしました。とても好きな作品です。
草間ワールドに迷い混む
2022年11月16日
一番、面倒くさいCP(笑)のお話です。人の記憶って、脳が勝手に補正したり、全くの妄想だったりするから、どこが、どれが真実だったのか。草間先生の哲学ですね。
続編
2022年10月12日
『ワンダーフォーゲル』の続編。時間軸は前作から1年後。舞台が東京に移ったことでワンダーフォーゲルに収録されている関連作「みえない友達」の登場人物たちも集合。

今回はコメディ要素が増して全体的にほのぼのとした雰囲気。頭脳明晰だけど、どこかズレてる伊武さんの天然具合がなんとも可愛らしく、沖津の番犬ぶりも萌えツボでした。
大団円
ネタバレ
2022年8月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作で残っていた謎が回収されたと思いました。そして稜君とイブ先生の中は進化して、世間にも周知されています???二人はステキなカップルになりました。稜君だけでなく、ゆうとやしろう君達も成長していました。それぞれ単独で読んでもわからない部分が多いので、やはり「ワンダーフォゲル」と「センスオブワンダー」は続けて読んだ方が面白いです。個人的にはマリさんが良かったです!
南の島行きたい
2022年8月6日
完結編おめでとう!二人の後の話は気になっていた、幸せに南の島で暮らして良かったです。先生の作品は最高です。
全てクリアーにしない美しさ
2022年7月1日
「ワンダーフォーゲル」の続編なので、そちらを読んでからでないと全く繋がりません。
前作同様、謎を残しながらストーリー展開されます。作者様の全てに答えを出さないスマートさ、その中でも軸はしっかりしているので読みやすいです。一捻りした作品、読者の想像を掻き立てる種まきが上手です。
何か違うBLをお求めの方、通常BLで見られないものが見れますよ〜⤴ BL苦手な方で、推理ミステリー系が好きな方にもおすすめですね。
棺桶に入れてあの世まで持っていきたい‼︎
2022年6月30日
舞台を東京に移して、みんなが大活躍のワンダーフォーゲル続編。
今隣にいる大切な人に、この先も自分の隣で心安らかに笑っていてほしい。そんな優しくて、でもいじらしい気持ちがそこここから溢れてきます。
とにかく言葉が…何度でも読み返したくなる味わい深さ。痺れます。
そしてイブさんと稜の色気が…ヤバい。
新たな登場人物もまた魅力的でした。
タイトル通り、紙でも買い直します‼︎
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すっごく良かった、もっと読みたい!
2022年6月27日
203p、「ルミネセンスライン」「メモリアパンドラ」「センスオブワンダー」番外編 電子限定4ページ カバー下。
シリーズ完結編。えー!これで終わってしまうの?もっと!もっと読みたい!どのキャラも魅力的で凄く良かった。前回の「ワンダーフォーゲル」では話に着いていくのが大変だったけど、その内容があっての今回の面白さ。続きが欲しい!
この世界にもっと浸っていたい。「メモリアパンドラ」後編の中表紙の絵が言い得て妙な感じで好き。まだまだ、ゆうちゃん達の内容も知りたい。先生、続きを!
シリーズ2作目
2022年6月20日
本作は沖津とイブ先生が中心に進んでいきます。この二人はいったい何歳なんだろう。ゆうとの小さい頃もイマイチスッキリしない。。それでも面白い続編でした。もう一度読み直したい作品です。
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マリさんは正義
ネタバレ
2022年6月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作からの物語の広がりがすぅっとまとまってあるべきところに着地。
ストーリーがほんと上手い。

一読目、前作を読み始めた時はミステリーなのか?散らばったピースが当てはめられずにどうしたもんか…と感じながら読み進めました。
色々納得した部分と、読み落とした部分と、確認したい部分があり、二読目。
ひたすらに稜の愛情と友情と優しさと強さに惚れました。
なんていい男なんだ。
幼いゆうと君を支え保護し、憎まれ口をたたきながらも陰で幸せになれるよう尽力しているなんて。幼い稜に胸が熱くなってしまった。
大人になった稜の色気たるや…。ソファーのキスシーンには悶えた!舐めるようにみた!!変な声出た!

人生、全てがクリアになるわけではなくて。
モヤがかかったまま受け入れて生きていくこともあるし、知らなくていい事までつまびらかになってしまうこともある。
自分の都合のいいようにはならないのが現実。
心が読めるはずのイブさんにだって変化は訪れるけど、そういうときの流れや変化が生きてるって事なんだよねぇ。

先生の作品は懐が深いというか、味わい深いというのか。
全く語彙が追い付きません。

何度も読み返す作品になっています。
ストーリーがしっかりしたものが好きな方におすすめです。
すごく好き!みんなの優しさを感じます
ネタバレ
2022年5月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ ワンダーフォーゲルから続けて読みました。解けた謎もあれば、深く描写していないままのものもあり。読み返したり、皆様のレビューを読んであぁそうかぁと思ったりしました。

ゆうちゃん、忘れさせたい過去…あったんだと思います。。記憶の一部がないって不安だろうな。自分の覚えていない昔を知ってくれていて、甘やかしてくれるしろう君。イブ先生の言った言葉が沁みました。過去から続く蜘蛛の糸のような細い光。もう無敵のヒーローですね。

フォロー様の、漂っていた心が愛する人によって定まったことへの心地よさ…との言葉がストンと響きました。

ゆうちゃんとしろう君、稜とイブ先生、みんな抱えているものがあっても。
すぐ側にいる人の心も、過去も、その時々の感情もすべて本人のもので、理解したくてもすべて理解することはできない。それでも今好きだと思い、一緒にいる。それでいいんだと思える優しさがあり、ふっと心が軽くなる感じがしました。

先生の作品は、外村探偵社からまだ2作目ですが、会話は軽快で面白くて重々しくないのに、考えさせられる奥深さがあって。根底に優しさがあるので、考えている間もあたたかさを感じる。そして、キスだけですごく色っぽい。なんですか、あのシーンは!!もう大好きです。
『ワンダーフォーゲル』続編
2022年5月9日
前作で点と点のままだった様々な事柄が少しずつ線になっていき、それでも点のままのような置き去りにされたようなものもあり、それが不思議といい余韻となる作品。


稜とイブ先生は出版社のパーティーで沖縄から上京し、これを機会にゆうとの謎を解き明かそうと思い出の場所を巡る。

しろう君から見た事実とゆうとの身に起きた事実、ゆうとのおじいさんや父親の行動の意味、全てが明確に判明したわけではないけれど、既に祖父と父親は故人だから分からないことは多いし、生きている者が折り合いをつけて納得できたらそれでいいのではないかと思った。


前作はミステリー風味が強く、本作は稜とイブ先生に焦点が当たったラブストーリーになっていて、前作の謎がスパイス的に扱われているのが面白い。ただ、謎解きを楽しみに読んでしまうとがっかりしてしまうかもしれない。
ワンダーフォーゲルからの
2022年5月5日
続きを読めて良かったです!サスペンス的な過去のこと、すごく前回より気になっていたので解決して大満足。そしてイブ先生と陵さんのその後もとても良かったです。BL的にもストーリー的にもとても読みごたえがあってお薦め!
良かった
2022年4月30日
前作の続きが読めて嬉しい。草間先生の作品の醸す独特な雰囲気がとても好きです。ストーリーに読みごたえがあり面白く、読了後もすっきり爽やか。前作とセットで是非読んでほしいです。
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私的攻め一位
ネタバレ
2022年4月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 素晴らしかった。何度読み返しても面白いです。

ゆうちゃんの空白の半年については、性的な辛いことが明らかになるのかなと想像していました。
ただ、意味深な描写が導く過去には知らなくていいことが隠れているのかもしれないと考えると、今回分かった真実はそれが全てではなくとも、ゆうちゃんにとってとても良い解決になったと思いました。

稜とイブ先生はずっと見ていたい2人でした。実際何度も読み返して2人の世界を堪能しています。
先生が「稜は僕が大好き」って言うたびに、その意味を思いニヤついてしまいました。
他人の考えが読めるなんてとんでもないことですが、そのことに影響されない、自分の何も変わりはしないと言い切った稜もとんでもなく、本当に素敵だと思いました。

この作品と前の「ワンダーフォーゲル」は、フォローさせて頂いている方々がレビュー投稿されて知った作品でした。
レビュアー様方が同じ作品をレビューされることが一度もなかったため、すごく印象的で気になっていた作品でした。知ることが出来て感謝、先生にも感謝、そして値下げにも感謝です。
全203ページ。
(30%値下げセールで購入)
絵が色っぽくて好きです
2022年4月25日
線が色っぽいと言うか、艶っぽいと言うか、そして登場人物みんなすごく好きです。素敵な作品に出会えて良かった
最高でした
2022年4月24日
題名違うけど前巻からの続き、最高でした。稜は今もかっこいいけど10年後はスパダリになってると思う。先生は登場時より可愛くなってるし、不思議要素もあるけれど二人の関係性をニコニコしながら楽しめました
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大好きな作家さんです
2022年4月21日
近作品もとても良かったです。作家買いさせてもらってます。なんて言うのか空気感とか、雰囲気とか絵柄も大好きです。じっくりと味合わせて頂きました。良かったです。大人の味がしました。先生、どうもありがとうございました。
風がぶわっと吹いたような!
ネタバレ
2022年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ ワンダーフォーゲルの続編!
導入部から草間先生らしさ全開が嬉しくて笑ってしまいました。
イブさんの壮大な軽口と苦手な空間を何だかんだブルブル震えながら耐える稜。
そうでしたこういうパワーバランスの2人でしたとしっかり思い出させて貰える。
本作では稜の幼なじみゆうと君のお父さんの死の真相と、イブさんの不思議な能力の本当のところが明かされるか?が気になる所。
ですがその真相よりグッと胸に来たのはもっと大きな目線で見た彼らの世界。
所詮他人と言うと語弊があるけど…「別の人間なんだから。」番外編のマリさんのセリフがしっくり来ました。
人との繋がりにおいて感情もそこで生じた出来事も全てが真実でできているとは限らないですもんね、本人が感じた事がその人にとっての真実。
ゆうと君が取り戻した笑顔はしろうくんが居るからで、イブさんが稜の考えていることが分からなくて臆病になっても、稜がイブさんを見る目は何も変わらない。
本人達がそれぞれに感じる幸せが答えだったのかなと。
センスオブワンダー、そういう情緒を持ち合わせた人間、キャラクター達の魅力がこのストーリーを自然と作り上げたそんな印象。
誰一人自分の状況を後悔したり悲観したりしない。複雑に見えた関係も意外と単純でただただ愛しさで出来ていた。
あーーめちゃくちゃ気持ちが良いです!
作品の世界がずっと続いて行くのが見える。
毎回書くけどこの抜け感!けど飽きさせないセンスは流石です。大好きな作品!!
続編
2022年3月17日
ワンダーフォーゲルからの続編。
こちらは閉所恐怖症の攻と心の読める小説家の受のお話。
前作の謎の解明は続いていて、でも残酷な事実より希望のある答えを提示するイブ先生は優しい。
前作に引き続き南くんが物語の清涼剤でした。
ワンダーフォーゲルのつづき
2022年2月16日
相変わらず醸す雰囲気が素晴らしくて没入した。このあともみんなの生活は続いていくのにそれが見られないのが…つらいくらい、キャラがみんな良いです
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続編
2022年1月31日
表題作のみ203ページ。続編なので前作ワンダーフォーゲルを読んでないとよくわからない所があるかと。その後が読めるとは思ってなかったので感無量。とてもよかった。何回も読み返すでしょう。
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大満足!!
2022年1月30日
大好きな作品なのに、恋人になった二人のその後の甘い生活が少なくて、もやってしまう事が多い私にとって
草間先生の作品は満足することが多く、漫画の領域を越えたアートな作品を愛でてる感覚をいつも、感じています。しかも、今回の作品!最高すぎました。ありがとうございます。
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まさしく!
ネタバレ
2022年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ センスオブワンダーです。草間先生の作品自体がそんなものを内包しているとおもうのです。ワンダーフォーゲルも凄く良かったのですが、その続き、稜くんの物語。イブ先生との生活も愛も。ゆうとの謎も少し解明されたようです。本当好きです。何度も読み返してます。読めば読むほど…なんですよね。たくさんの方に読んでほしいです。
相変わらず面白いです。
2022年1月18日
草間さかえさんの作品は、相変わらず、なんて言うか、深いというか、薄っぺらくないと言うか、読みごたえが、ばっちりなので、買って損なしです。今回もたっぷり楽しませてもらいました。
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すごく良かった。
2022年1月7日
『ワンダーフォーゲル』と続けて読んですべて納得。すごく良かった。草間先生のお話はやさしいなぁと思うのです。今回も最高でした。
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スナックのママ マリさんのキャラに一票
ネタバレ
2021年12月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全編『ワンダーフォーゲル』の続編で時系列に沿った配置になっています。『ルミネセンスライン』幼い頃目の前で誘拐されたゆうちゃんに何があったのかを、目撃していたしろうちゃんとゆうちゃん、友達の南くん、ゆうちゃんと一緒に育った稜とその恋人•人の心が読めると自称する小説家のイブ先生とが解き明かしてゆきます。冒頭サイン会も兼ねて、稜とイブ先生が真相究明の為に遥々南の島から上京します。皆で真相に近づきつつ、稜はイブ先生の読心について、真偽はどうあれ恋愛に関してはかなり都合の良い思い込みだと考え始めるのでした。『メモリアパンドラ』イブ先生のサイン会と、翌日の文学賞授賞式パーティーを巡るあれやこれやが描かれます。『センスオブワンダー』再び島に戻った二人ですが、稜がバイクから海に転落してしまいます。幸い大した怪我も無く済んだのですが、その事故以降、稜の考えが読み取れなくなったとイブ先生は泣き出すのでした。イブ先生の思い込みも、ゆうちゃんの失われた記憶も本人の問題であり、恋人と過ごす今をしっかりと捕まえる稜がなかなかカッコ良いラストでした、
諒君の話
ネタバレ
2021年12月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ ゆうとの謎を解きつつ主役は諒君でした。1番ツボだったのが諒君が野犬に育てられた〜ってくだり。巻末の南の島ミッションの諒のセリフにも成る程!と感心させられました。若いのに世間をよく知っているっていうか。あとサイン会のRだ…ってざわつくのが面白かったです。
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不憫な小僧・・・泣
ネタバレ
2021年12月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ マリさん大好き〜。ハイ名言出ました「童貞は箸が転がっても◯起する」笑笑笑。イブ先生の無邪気なポンコツ振りにマリさんも青ざめてたけど、私も青ざめた。1年経ったのにまだ童貞やったんかい…不憫な小僧…。

読み返すたびに新しい気付きがあって、何層もの謎かけが用意されており本当に面白い作品です。ゆうちゃんの父親の死因・死亡時期は、だいたい予想と合っていて、スッキリ。ところが父親とゆうちゃんの行為の謎については敢えて放置されています。ゆうちゃんがしろう君に悪びれずにフェ◯をしていることから、のちに祖父と稜も、ゆうちゃんの聴き取り調査でそれを知ったと思われます。だからこそ祖父はゆうちゃんに強い意志で記憶治療を施し、稜はノートにそのことは書かなかったのではないか。結果登場人物でフェ◯の事実を知らないのはゆうと本人だけという不思議な状況が生じていると推測します。(南くんやイブ先生ですら知ってるのに…)
その為ゆうとの不安は父親の死因に集中しており、イブ先生がそれを解き明かしてくれたことで、晴れやかな顔で、ノートはもう要らないと言えたのではないかな?ノート作成時が小2と小4くらいだとしたら、稜の思いやりグッジョブと言うしかない。父の歪な秘密は、ゆうとの周りの人達の愛情によってうまく隠されたのだと思いたい。(しかし精神科医を目指すということはもしや…?)※な〜んて推理してるけど、何か読み違いがあったらどなたか指摘して欲しい…(汗)

小学生にしてそのような大人の暗黒面を知った稜だから「自分の大事な人にセンサーが働く」ようになったのか。過去にはゆうとを守り、今はイブ先生を守ってるあの嗅覚がカッコいい。
人の中で暮らせないけど本当は稀代のさみしんぼう、長いこと添い寝してくれる人を欲してたんだね〜。ところで、ゆうとの反抗期で2人は縁側で寝なくなったと言ってるけど、ホントは寝ぼけて素 股に近いことやらかしたんちゃうか?と深読みしたりして(笑)

エチシーンは念願の…良かったね、ホロリ。エチシーンよりも、ソファで本を読みながらのキスがエロくてそっちで興奮しました。

メモリアパンドラの扉絵、稜が抱いている白猫がイブ先生で、イブ先生が抱きしめている黒犬が稜なのかな〜ムフフ。素敵な扉絵です。
あと坂東先輩、あんな顔だったんだ…思ってたんと違った(笑)
面白い!!「ワンダーフォーゲル」とセットで
ネタバレ
2021年12月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ワンダーフォーゲル」の続編です。前作で不明だった点が徐々に明らかになっていきます。作者様の作品は直接的な言葉や表現を用いないで読者に推察させる部分が多いから読んでて楽しいです。

(ネタバレあり)みんなでゆうちゃんの過去をたどります。父親や祖父の謎の部分が分かってくるにつれ「ワンダーフォーゲル」で語られた、なぜゆうちゃんがしろうくんにフェ◯をしたのか?それは父親とそのようなことをしていたからなのかなと思われました。だから、祖父は記憶を消してしまったのか。う~、もしそうだったらなんかツラい。そんなゆうちゃんに寄り添うしろうくんがホントヒーローに見えます。イブさんと稜の関係が前作よりも親密に深まって、とっても良かったです。野犬のような稜が私はタイプだなあ。どんどんカッコ良く見えてきます。南くんやマリさんといったサブキャラもとっても好きです。ゆうちゃんしろうくんCPがいつのまにかやったことになっているんで、そのあたりのことについて描かれた続編がでないかなぁとついつい欲しがってしまいます(ニヤリ)。
ところで、私が一番好きな草間作品は「魔法のつかいかた」でこちらも只今セール中なんですが、BLじゃないし(BL展開が期待できそうなCPはいるにはいる)、完結してないし(次の新刊2024年くらい?)、ちょっと毒のある、マニアックな難解作品なんで好みが分かれるかもです(笑)。
やっぱり好きだー
2021年12月1日
ワンダーフォーゲルの続編。完全に続きの話なので前作を読んでからの方がいいです。
ワンダーフォーゲルに引き続きこちらも本当に面白かった!前作で疑問だったところもだいたい明かされてます。
前作は謎と不思議でワクワクドキドキという読み口でしたが、今作はシリアスな場面もありながらもどこかほのぼのとした優しいお話になってました。それぞれのカップルの関係も安定し、2人の間の絆も見えてすごく良かったと思います。やっぱりこのシリーズ好きです。

漫画だからわかりやすいというのは草間先生の作品には当てはまりません。何というかものすごく読みがいのある漫画でした。読みながら読者に想像させる、考えさせる余地があるところが、まるで文学作品のようだなと思いました。
だからと言って堅苦しい訳ではなく、語り口は軽妙。なのにストーリーもキャラもただ一面だけでない奥行きや厚みを感じさせてくれるんです。

疑問だったところは全部が完璧にすっきりした訳ではないんだけど、それぞれがそれぞれの一番いい形で収まったなと思います。あれはどうだったのかなとほんの少しだけ引っ掛かりがあるのが、余韻となって残って良かったです。この後引く感じが上手いなぁ。読後は清々しくも幸せな気持ちになれて大変満足でした。
「ワンダーフォーゲル」続編にして完結!
ネタバレ
2021年11月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ワンダーフォーゲル」に同時収録だった「みえない友達」からのシリーズ、続編&完結!稜×伊武がメインだけど、ゆうとの抜け落ちた記憶を辿る展開でゆうと、幸四郎、南も登場。キャッチボール同好会になってる(笑)伊武の仕事の都合+ゆうとの心の靄を取り除くために上京した稜と伊武。心が読める力ありきだけど、伊武の考察力も十分すごい!記憶が戻ったわけじゃないし完全ではないけど(フェ/ラが一番謎…)、やっと清々しく笑顔になったゆうとが見られてよかったな。稜も少し弟(妹?)離れできそう。東京では伊武の仕事でいろいろありつつ島に戻り、そこで伊武にはさらなる試練が。閉所恐怖症という特大の弱みがあっても、基本豪快で大雑把な稜がほんとに逞しくて安心感あってうっかりときめいた。さすがサバイバル。ようやくの脱童貞におめでとう!
最高!!
2021年11月26日
ワンダーフォーゲルの続編です!
稜とイブ先生のイチャイチャっぷりがほんとたまんない!!
Rが最高でした!!笑笑
萌えどころ満載で疲れた心が癒されましたよー!
草間さかえ先生の描く漫画はユーモアと色気があってほんと大好き!!
今作で、稜の男の色気が増し増しです!スーツ最高!!
こちらのほうが
2023年12月23日
前作よりこちらのほうが読みやすかったです。
BLっぽさも増してました。
南の島であんな広い家での暮らし最高ですね。
2人のやり取りが結構好きでした。
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ミステリーBL続編
ネタバレ
2023年2月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ワンダーフォーゲル」の続編です。過去は全部明らかにはなりませんが、かなり解明はされるかな。解明すると重すぎるのかな。仄めかされてるくらいでいいのかな。前作の幼馴染カプも結構でてきますが、稜とイブのがメインですかね。BL要素が強くなりつつ、前作の謎解き?があったりでした。あー、でも、やっぱり重い過去なので、明るく仕上げてますが、なかなか軽くすぐは読めないな。
曖昧なところもありますが
ネタバレ
2022年7月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ワンダーフォーゲル」の続編、稜と伊武先生の関係がメインです。読み終わったあとでフ〇ラどこいった?って思ったのですけど、伊武先生と神井先生の一晩(睡眠導入剤云々の)と同じようにそっと閉じてしまったほうがいいのかな。元嫁に似ていてついってところかな。確かに知らないほうがいいのでしょう。わりとほのぼの展開なので嫌な感じはしませんでした。星3.5くらい。
2021年12月 総203ページ 電子版SS「恋人の好きなところ」4p 前作の「ワンダーフォーゲル」カバー下1p 修正は白抜き
スピンオフ作品です。
2022年5月23日
ワンダーフォーゲルのスピンオフ作品ですがワンダーフォーゲルよりこの作品の方が面白かったです。前作は頭の中に?がいっぱいになりましたが、今作はりょうとイブの良いところがいっぱいで面白かったです。
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良かった
2022年5月13日
この続きを読んでやっと理解した気がする。キャラもわかります。ゆうくんの謎が解けましたね。というか、主役はゆう&しろうかと思ってましたが、りょう&イヴなんですね(汗)みんながうまくまとまって、りょうくんもドウテイ卒業できたので良かった。
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ワンダーフォーゲルの続き?
2022年5月10日
主人公や視点が変わりますが、ワンダーフォーゲルの続きになります。
イブ先生、美人すぎて大好き!
前作での謎がだんだん紐解かれて、だいぶんスッキリしました。
まだ残る謎は気になりますが、とりあえずみんな幸せそうで良かった!
面白かった
ネタバレ
2022年5月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ あぁそうか。フ○ラか。それでか。わかんなかったわ。んー父親に、好きな人にやることだとか言われてやらされてた?でも父親自ら手放そうとした?じいちゃんも娘婿が病気でも孫にそんなことされてたら放置か。専門外でも医者なのに?そんでそこだけ綺麗に忘れてシロウ君のことは覚えてたんだ?真相を知ってるかもしれないのは稜だけだけど、もう無理に思い出そうとせずにシロウと前に進めばいいんじゃないかな。イブさんの力がなくなったのも理由はわからないけど稜とラブラブだからいいんじゃない?この2人は見てて楽しいしかわいいしエッチで好き。主要4人それぞれなんかあって、でもわりと誰しもそんな部分があるんじゃないか、自分にも自分の周りにも程度の差はあれあるかもしれないと思いながら楽しく読みました。
やっと。
ネタバレ
2022年5月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 謎解きが終わりちょっとスッキリしたユウト。みんな何かしらの事情を抱えてるけど凄く楽しそうで読んでるこっちもふわふわして気持ちよかった。これはまだ続くんですよね?ユウトとコウシロウの話もちゃんと読んでみたいです。南くんだけ彼女いるっぽいですがいい味出しますよねー。稜とイブさんがラブラブでよかったです。この2人ホントにいい関係ですね。もっと読みたいです。
好き!!
2021年11月30日
ワンダーフォーゲルから読み返しました。おもしろかった。
稜とイブさんがことのほからぶらぶで終始萌え萌えでした。
ゆうとの父親のことも何となく謎が解けたし。
ゆうととしろう君も順調で。しろう君の彼氏力かっこよかった。
ワンダーフォーゲル続
2023年9月17日
ワンダーフォーゲルの続編です。 ワンダーフォーゲルは本当に理解に苦しみましたが こちらは比較的読みやすかったです。
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稜が色々な意味で大人になった完結編
2022年10月24日
でも大人になると今まで不思議だった事がもうミステリーでは無くなったりして、賢くなる分、人生は少し安定して、横から見ているとそれ程面白いものではなくなるのかも。前編の方が私は好きでした。イブ先生の妄想は可愛いですね、分かり易い恋人です。人は皆んな少し変で頭がおかしいかもしれませんが、それも個性という事で、それが人生を豊かにしてくれる場合もあるようです。
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まったくダメだった・・・
ネタバレ
2022年5月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 謎解きかと思ったら全然違うカプがメインで、まったくスッキリしなかった。っていうか、ゆうちゃんと稜の関係性が謎過ぎてほんっとにわからなくてイライラした。レビューで考察されている方がいらっしゃいますが、考察しないと伝わらないストーリーってどうよ!?探偵社の他作品を読みあまりにも面白くなくて、泣きの一回でチャレンジした今作。びっくりするほどハマらず、こんなにも合わないのもあるんだと驚いています。今作と探偵社のものに共通するのは「お互いどこに惹かれたのかが描かれていない(伝わってこない)」ところ。惰性というか成り行き・ノスタルジーのみでひとっつもキュンキュンしない。
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作家名: 草間さかえ
ジャンル: BLマンガ
出版社: 徳間書店