自然の大きさと広さと優しさが本を通して溢れてくる…そんな作品です。雪深いフィンランドのホテルを舞台に出会い、交流、別れ…さまざまな人間模様が描かれてます。主人公は謎が多い少年(日本人)で、自分の事はほぼ語りませんが、巻が進むにつれ少しずつ明らかになってきます。
大自然の雄大さと対比して日本の社会の忙しなさが描かれ、「自分はこんなにもちっぽけなのに、なぜ毎日急いでいるんだろう…」とふと自分を振り返る瞬間に目から鱗でした。自分は自然の一部なんだと再認識しました。
主人公には色々気になる事(言葉の事とかビザの事とか…)はありますが、とりあえず置いといて~、この作品で私と一緒に大自然に癒されましょう(笑)
主人公の彼がどうなるのか、最後まで追いかけますよ~(^^)d