リーマン×高校生。
よくある「自分はなんてつまらない人間なんだ」設定。
リーマンの大海はかなりのイケメンで仕事もできる。でも趣味はなく恋に情熱的になることもない。大学一緒だった友達が卒業後に自分の性に正直に生きていて、自分はなんてつまらないヤツなんだと独り言。いやいやいや、それだけの理由で自分がつまらないヤツとレッテル貼る幼稚な思考に引く。なんてつまらない毎日なら納得いくけど、つまらない自分になるにしては説得力に欠ける。
高校生の幸多は天然な感じだけど、親はネグレクト気味かな。女性にボッ起したことないくだりがあるから、まだ自分の性嗜好が定まってないか気づいてないのかなといった感じ。友達に性に悩んでそうな女の子も登場し、話を深く掘り下げる要素をぶっ込んでおいて、そこにはあまり触れないのがもったいないし、掘り下げる気がないなら、もう少し話を整理して内容のある話にしてもよかったんじゃないかなと思う。
結局お互いがかけがえのない存在である要素はないに等しかった。なんなく気になる存在ではあったので、一目惚れに近いかな。
大海が自分を見つめ直す場面もあるにはあったけど、ありきたりな浅い話だったなぁといった印象しか残りませんでした。