スプラッターやサイコホラーは苦手では無いのですが、ゾンビ関係は大概途中で飽きてしまう。
がっ!面白かった!
有象無象が蠢く新宿歌舞伎町のLOVEホからお話は始まります。
一皮剥けばゾンビと遜色無いような人間達が生き残りをかけて死闘を繰り返す...のですが、メインになる登場人物達の背景や欲望、価値観などが折り重なるように物語が進み、緊迫したストーリーの中、少しずつ生きる意味のように方向づけられていきました。
それぞれの思いが考える間もなくゾンビが襲って来る状況、血も肉も内蔵も脳髄も撒き散らしながらの展開なので、スピード感がある。
飽きませんでした。
こんな状況で、いやこんな状況だから更に人生が垣間見えるのが面白い。
主人公のフミトが圧倒的な「死、不死」の中で生きると言う意味。
犯した罪に対する出来うる限りの贖罪。
その思いに達するまでの苦悩が光のない瞳に宿っていました。
こちらが大筋でありますが、前述のそれぞれの生き様がかなり面白かったのでちょっとばかり尻すぼみ感を覚えました。
しかも、最終コーナー。
世紀末のような世の中で死を間近に置くフミトに対する世間の目。
ん〜拡散のスピードの怖さ。
フミトを知ったらどうなるのか、フミトが知ったらどう思うのか。
本人のあずかり知らぬところで起こるムーブに、またフミトは苦しむのだろうね。
これも贖罪か。
ほんとに面白かった。
グロ耐性あれば楽しめると思います。
ユリコもフミオもそっくりでイイ!