ネタバレ・感想ありGimme, Heavenのレビュー

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テーマは重いがおすすめ
2025年6月5日
表題作のみ、表紙含めて238ページ。
解離性同一(多重人格)障害をテーマにした作品。特に人格が眠るところを深海に例えているところ、マンガとしての表現がすばらしい、と思いました。
作画もきれいで読みやすい。
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初コミックスで挑戦しましたねー
ネタバレ
2024年4月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ モガ子先生の作品は、「ノヴァの残骸」を先に読みました。スペースで先生のお話されることを聞いて、繊細で魂や深層心理を敏感に受け止める方なんだなぁと感じていて。
こちらを読んで、「あぁ、ままだなぁ」と(笑)

人が生きること、簡単なようで簡単ではない。自分を守るために生み出される人格。人格同士の恋は聞いたことはなかったけど、ここまで人格同士が理解し合って、消えることを怖がらないのも珍しいなぁと思いながら、感情の動きの敏感さに共感しましたよ。

絵も身体もいい(笑)雅巳のような人、親切で愛情深く、忍耐強い人、いたらいいなぁ。救われるよ。
切なさエモ゙さがある作品でした。あ、ハピエンですし、そこそこエロいですよ。

最後に、伯父のような奴、滅びろ。
完成度高めのデビュー作にビックリです!
2024年1月15日
試し読みで気になり購入しました!
初読みの作者様だったのですが絵も丁寧で美しくストーリー自体もしっかりと作り込まれていて面白かったです。
そしてビックリ!こちらがデビュー作だったのですね!!あまりにも風格漂う作品だったので驚きました。
多重人格を題材にした上で一冊にまとめ上げるのは凄く大変な作業だったと思いますが、人格同士の精神的な強い繋がりもとても伝わってきましたし何よりデビュー作でこの仕上がりは本当に素晴らしいと思いました!
難しい設定だけに一冊にまとめようとすると書く内容の取捨選択が凄く大事になってくると思いますし、設定を使いこなそうと詰め込みすぎると6話では語り切れず薄っぺらくなりがちですが、こちらの作品は本当お上手にお話が紡がれていて違和感なく最後まで楽しく読ませていただけました。
人格達の書き分けも顔つきから口調までしっかり差別化されていてとても読みやすかったです。
そしてお話もさることながら絵も本当に綺麗で濡れ場もとっても色っぽくて素敵でした!海王社様で出して頂けて本当によかった!!モガ子先生の作画をたっぷり堪能できてニッコリしております!
これからの活動も楽しみになる作者様と出会えてとてもよかったです。
守るために存在する人格って究極の愛だな
ネタバレ
2023年12月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 気になってた作品。幼少期の地獄で多重人格になった
役者くんとワインソムリエさん。
出会い、一目惚れしたソムリエさん。色々抱えてるけど2人は付き合い出します。主と陽キャくん、2人の女性、彼を守る時に現れるもう1人の5人が存在します。
拒否感がどうしても出るので体の関係になかなかなれません。ほんとロリ性犯罪者許せない。そのクソ男が亡くなり解放されたけどトラウマに苦しむなんてつらい。でも優しい恋人とずっとそばに5人の人格がいてくれて少しずつ立ち向かいます。フラッシュバックで
いつも犠牲になってた人格の子がすごくいいやつで泣けました。ぶっきらぼうだけど主を小さい時からずっと支えてたんだな。恋人も素敵な人だけど、その人格の子の主への愛に震えた。ハッピーエンド。多重人格のことをもっと学びたくなりました。絵も綺麗。エロも美しいです。幸せになってくれ。
辛抱強く向き合う愛
2023年10月21日
多重人格もので複雑な筈ですが、支える人格の紹介に無駄が無く飽きさせない展開で、上手く一冊にまとまっています。本当の愛に出会えて良かったね!絵もお話も良くて、他のお話も期待しております。
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2023年8月16日
表題作のみ237pでした!解離性同一性障害を題材にした作品は幾つか拝読してきましたが、本作も大当たりでした!!こういう題材だと本当に難しいはずなのに、素敵な作品にしていただけて嬉しいです。ワタシの語彙力では語りきれないので、他の方のレビューを見たり試し読みをして、是非お手に取っていただきたいです!!
ちゃんと向き合われた誠実な作品
ネタバレ
2023年6月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵も綺麗ですし、演出として解離性同一性障害を取り入れたものでなく、海里が苦しみながら自分と向き合って前に進もうとするのを真面目に描かれていました。雅己もとてもいいヤツで安心できました。
1冊に収めるエンタテイメントの漫画として、多重人格者がトラウマに対峙してパートナーと歩んでいく見応えあるドラマだったと思います。2人が結ばれるシーンも良かったです。修正は白短冊。
多重人格に真摯に向き合った作品
2023年4月15日
ソムリエの雅己が、5人の人格を持つ海里(達)に出会うお話。
この障害を身近に感じ専門書で勉強した事があるが、BLの枠を超えて解離性同一性障害に真摯に向き合った作品だと感じた。変にトラウマに焦点をあててドラマチックにしておらず、海里達の深層心理を深く描いているところに好感が持てる。
主人公が深く優しく包み込むように5人の人格と接し、愛する姿が心強い。普段はエロばかりに目がいってしまう自分だが、トラウマを乗り越えて2人?が結ばれた時は感動しか無かった。まだ完治はしていないが今後の幸せに希望が感じられる。
ずっと重い感じではなく、女性人格と雅己とのちょっと面白いやりとりなどを挟んでいるので、ホッとできる場面もあり緩急のバランスが上手い。あとはとにかく画力が素晴らしい。
ひとつだけあるとすると…記憶力が無いため、5人の名前が覚えられない自分を恨んだ。
深い
2023年3月30日
多重人格。
昔、『24人のビリーミリガン』と言う本を読んだ事ありますが…
モガ子先生の描く多重人格も結構深かった…
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ヒューマンドラマ
2023年1月15日
レビューを拝見してから購入したので、ストーリーは想像していたけれども、分かっていたけれども、裏切らない感想「凄い」「素晴らしい」でした!
心が満腹。他の作品も読んでみたいです。
攻めの懐の深さが光る!
2023年1月9日
初読み作者様。多重人格物に興味があり購入。ソムリエ・雅己×多重人格者・海里のお話し。まず絵がスゴく綺麗で、各々の人格を描きわけているのがスゴい。多重人格と言えば過去のトラウマで、原因はやっぱりかなり辛い経験。そこからいかにして海里が救済されていくかですが、説明が多く多少もたつくところもありましたが、駆け足なところがなく収まるところに収まった感じで良かったです。まだ完結マークないし、別人格残ってるから続くのかな?追いかけたい。にしても雅己の懐の深さよ!見た目もさることながら性格が男前過ぎるでしょ。そしてついに結ばれるというシーンでは、ここまで抑圧されてきた2人の思いが大爆発!の濃厚いちゃラブを激甘修正で拝めます。エロスが…す、スゴいです。ふぅ。ストーリーとエロスの両方欲しい欲張りさんにお勧めの一冊です。
続編を期待したい
2022年10月5日
とても難しいテーマを取り扱いつつ、そこへBL要素もしっかりと盛り込まれ、過不足なく1冊にまとめられたという素晴らしい作品でした。読んで良かったです。
難しい題材なのに解りやすかった!
ネタバレ
2022年8月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 乖離性同一性障害(多重人格)のお話をBLで読むのは2作目です。(あの有名な、みちのくアタミ先生のと)。
読む前は他レビュアーさま同様、複数人格とのエッチが有るのか?と期待してしまってました。ゴメンナサイ。
もっと真面目で真摯でシリアスで悲しい、でも幸せなお話でした。
障害を相対する側からだけ描くのではなく、発症原因や障害者自身の複雑な内面までもが、とても解りやすく描かれています。
基本人格の海里は、よく言えば優しげ、悪く言えば主体性の無い人物です。
それは感情の大きい部分を交代人格に任せて自分はまとめ役、というか橋渡し役ぐらいのポジションで生きているからだと感じました。
今作は障害を治癒し人格を統合するのではなく、海里自身が自分らしさを取り戻すお話だと思います。
それがよりリアルに感じて、物語を正面からマジメに受け止めたいと思いながら読み進めました。
一方、ソムリエでバイの雅己ですが、すっごく人間ができています。しかもイケメン。
多重人格者に対する気配りや思いやりが、精神科医か!?と思うほどです。
まさに“サービス業舐めんなって!”です。
そして海里の交代人格の皆さんがとってもいい味を出しています。
一人として暴力的や陰湿や自己不信の人がいません。
元々の海里がどれだけいい人だったかがよくわかります。
そんな2人が惹かれあい幸せなえっちに至るまでを、難しい障害を軸にして、よくぞ一冊で描き切られたなぁ〜と思います。(完結の文字が無いのでこの後の続きが読めるのでしょうか?だといいな♪)
どうしても説明的なコマやページが必要なところに挟まるのですが、ストーリー的に著しくテンポを乱された感はありませんでした。
なので終盤の幸せエッチを幸せな気持ちで堪能できました。
修正は、スペシャル仕様ですのでご期待下さい。
奇をてらわない感じが、良かったです。
ネタバレ
2022年6月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ ★ソムリエ・雅己×舞台役者・海里の救済と再生の物語。

★出会って3か月、雅己と海里は恋人同士でありながら、セッ//クスができない…。

★何となく先は読めますし、思っていた通りの展開だったりもするのですけれど、そこに至る流れや心情は丁寧に描かれていて、結果的に作者様が作り出す世界に引き込まれていました。解離性同一性障害が発生する過程も予想通りに辛く、描写的にもキツいです。それだけ描写力と表現力が高いということかな、と思いました。

★描き下ろし含めて237ページ。少し、説明的な硬さは感じましたが、しっかりとこの障害について伝えようとしているような印象を受けました。他の方も書かれていますが、的が絞られていて読みやすく、キャラを通して、苦しさや生き辛さに感情移入することができました。ラストに向けての展開は温かく、読後感はとても良かったです。「生」と「性」を結びつけることができ、BLとしての満足度も高まりました。

★興味深い帯といつも参考にさせていただいている方々のレビューに惹かれて購入しました。感謝です。今後も楽しみな作者様ですね。
面白かった
2022年6月5日
とても面白かった。デビュー作ですよね?画力構成力、デビュー作とは思えない仕上がりでした。このレーベルってちょっと重い系の作品が多いので敬遠される方もいるかもしれませんが、私は結構好きです。この作品も面白かった。
ガチムチ受けは先生の性癖かな?笑 海王社なので電子修正良かったです!
解離性同一性障害(多重人格)もの
ネタバレ
2022年6月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人格 灘乃海里 交代人格 翔海、海音、海沙、碧海
ソムリエの一ノ瀬雅己が出会ったのは行きつけのバーの前で座り込んでいた舞台俳優の海里。海里とは親密になるも碧海の妨害で性行為には至らず。重たい題材でしたが、とてもよくまとまっていてわかりやすくちゃんと昇華する内容で読後感がいいです。そして、スペシャル修正仕様です!いろんな意味で読みごたえがありました。初単行本とのことです。作者様どうもありがとうございました。
2022年5月 総237ページ 電子限定かきおろし漫画1p 修正は白線
本格的な多重人格BL
ネタバレ
2022年6月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人格となる海里と、海里と強い絆で結ばれた別人格の碧海、そして海里の恋人・雅己の3人の複雑な人間関係と精神の救済が丁寧に描かれた作品です。
恋人の身体でも、海里以外の人格とは「友人」として接していて、他の人格を「別の人間」として認めている事が分かり、雅己の誠実な対応に好印象◎
海里を守る為に生まれた、別人格の碧海。後半、碧海の存在がとても切なくて悲しく、そんな碧海に優しく寄り添う雅己に胸が熱くなりました。
解離性同一性障害と言う、重く難しいテーマながらも、駆け足になる事なく1冊で綺麗に纏まっています!
映画を観終えたような充実感で、初コミックスとは思えないハイクオリティな作品でした!
【刻み海苔修正】
テーマ多重人格を一冊でしっかり味わえる!
ネタバレ
2022年6月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 複雑で難解になりがちな多重人格ものを扱っていながら、
見事に一冊で描き切った、作家さんの画力と物語の説得力が凄いなぁ…と思います!
多重人格という、重く慎重にならざらないテーマではあるのですが、主人格の海里と同棲している雅己がどのように障害に向き合い、一緒に生きていくかを丁寧に見せてくれています。

私なんかのBL脳では、つい色々な人格とのナニが拝めるのでは?と邪な欲求が顔を出してしまい恥ずかしい限りですが、本作はそういったBL展開ではありません。
しかし!
あら残念。と思うことが全くないのが凄いところ。
海里たちを真摯に懸命に受け止め、支える雅己の人柄。
主人格である海里を支え守ってきた他4名の人格も魅力的。
海里と一番深く繋がっている碧海という人格の温かさ、それにはじんわりさせられます。

多重人格というからには?他人格が生まれた背景があるわけで、分離していた自分自身をラストに向けて統合していく流れがあります。
繋がりたいのに、トラウマがあることで、繋がれない二人。
トラウマの元になった事柄は痛ましく見るのが辛くはなりますが、海里が過去も自分自身をも受け入れ、雅己を受け入れていくところなんか、見応え十分です。
本作は、海里の辛さを一身に背負ってきた碧海と海里の統合が主軸になっていて敢えて他人格にスポットは当てていません。一冊でまとめるにあたりページ数の関係もあるだろうし、でもそれが逆に物語をスッキリ読み切れた感はありました。

多重人格とくれば、みちのくアタミさんが出てきてしまう私。
あちらも素晴らしい作品です。
当たり前ですが、作家さんによって同じテーマであってもこうも印象が違うんだなぁ…と今更ながら感嘆しています。
レビューに感謝です。
本作は、
多重人格ものとしての読み応え◎
BL的視点からの画力◎修正甘い◎
とても良い作品だと思います。
この作家さんが、
これからどんな物語を描かれるのか、非常に楽しみです。
とても丁寧で良かった
ネタバレ
2022年5月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初コミックスということですが、絵がすごく綺麗でストーリーもとても読みやすくて良かったです。
多重人格がテーマなので複雑なストーリーを想像していたのですが、心情や症状がとてもわかりやすく丁寧に描かれていたので、どの人格も混乱することなく理解できてスムーズに読めました。
何より作者さんが、このテーマにとても真摯に取り組んでいるのをひしひしと感じました。特別に派手な演出や展開はないのですが、彼らそれぞれの思いがてらいなく素直に描かれていて、それらが真っ直ぐに伝わってくるのが良かったです。
雅己はワイン、海里は役者とそれぞれジャンルは違うけど心から打ち込んでるものがあって、お互いその姿勢を認め合い敬意を払っているところも素敵でした。
包容力があり芯のしっかりした雅己の存在が救いとなり、多重人格に至った経緯はシリアスではありますが、重さよりもそれを包み込むような優しさを強く感じました。
最後はやや尻切れとんぼ感があり、もう少しページがあったらなと思いましたが、これからの穏やかな生活を感じさせるラストで良かったです。
救済BL
2022年5月28日
多重人格の海里と、海里を愛する雅己。
他の人格ごと海里をまるごと愛する雅己の大きな愛に感動しました!
あと、えちシーンが本当に素晴らしいです!!!
絵が綺麗だし修正が激甘で最高です(*´艸`)
モガ子先生の次回作も楽しみにしています!
誠実な恋人×5つの人格を持つ多重人格者
ネタバレ
2022年5月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ ビストロで働くソムリエ・雅己×舞台役者の海里。深夜のバーの前で出会った青年・海里と恋人同士になった雅己。解離性同一性障害で他に4人の人格を持っている海里とはうまく暮らしているけれど、いつも肝心なところで邪魔をしてくる別人格・碧海のせいで体の関係は持てていない。雅己と愛し合い、触れ合うことで、海里の消せないトラウマが明らかになっていく。難しいテーマだけど分かりやすかった。ネタバレなしで読むのがおすすめだけど、海里のトラウマが痛々しいので要注意。途中から碧海からも目が離せなくなって、ラストシーンでぐっときました。戸惑いながらも海里や碧海、他の人格とも真摯に向き合い続けた雅己の愛情深さ、真摯な姿勢が素晴らしいな。
多重人格
2024年3月29日
ソムリエのマサキと、舞台役者のカイリの話。初作者さん、「ノヴァの残骸」が気になって、割引になってた本作買ってみました。絵も話も良かった!多重人格なので話は重いし、全てが明らかにはなってないけど、ずっしりぎっしり。絵もムチムチで、なんと修正激甘というご褒美つき!!カイリの過去が辛すぎるけど、マサキがサッパリ爽やか温厚穏やかなスパダリなので安心。
多重人格というと、昔NHKで放送された「存在の深き眠り」ってドラマを思い出すなあ、面白かったなあ。あと、三上ひろしも多重人格のドラマやってた気がするなあ。懐かしいな。
多重人格、深いな…
ネタバレ
2023年3月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 題材的に分かってはいたけれど重いストーリーでした。多重人格を漫画で描き分けるのは大変だったと思いますが素晴らしかったです。攻めの支えの元、やっとトラウマに向き合うことが出来た受けが幸せそうなところが見られて良かったです。自分的にはあおいの人格が嫌いじゃなかったので消えてしまって残念と思ったけど、もしかして残ってる?っていう描写にニンマリとしました。
途中読んでいて辛くなったけど
2023年2月26日
希望ある終わりかたでヨカッタ!!読みごたえあって面白かったです。碧海以外の人格きっかけもも描いてほしかった...
浄化と希望に溢れた作品!
ネタバレ
2022年6月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ BLに限らず小説やドラマなど、解離性同一性障害をテーマにした作品はよく手に取って見ています。この作品もレビューを見て購入しました。
まず驚いたのが、5つの人格を、表情や言葉遣いからその人格の性格まで描きだすスキルの高さですね!今誰が出ていて、その人がどんな人なのか、一瞬で読者が分かるようにされています。また、その人格がどのようなタイミングで出てきて、人格同士がどのように繋がっているのか、心の内をも描き出し、それぞれの繋がりをも明確にしています。トラウマの原因は、この障害の多くがそうだと言われているもので予想はできましたが、主人格の海里と海里を守ろうとする碧海の関係性が色濃く描かれていて、よくできているなぁと惚れ惚れしましたね。初コミックスだということですが、ここまでクオリティを高くしてもってくる作者の技量に驚きました。
敢えて言うとしたら、別人格の翔海・海沙・海音が何故生まれたのか、あの後この3人はどうなったのか、というのが気になるところ。また、雅己は付き合う前にこの障害のことを知りつつ、「自分の気持ちは変わらない」と伝えていきますが、簡単に口にできる言葉ではないのではとも思いました。この障害は自己防衛に起因している場合が多いので、トラウマを抱えていることが予想されます。そのトラウマを理解した上で受け止めないと主人格が壊れてしまう可能性だってあります。雅己の想いは一途で良いのですが、前半の、身体を繋げようとするところは少し性急だったのではとも思いました。
とはいえ、大好きな人と思う存分繋がれて、幸せそうな二人にこちらも胸いっぱいになりました。子ども達がトラウマを抱えるような悲しい出来事が起こることなく、無条件に愛される存在でありますように…。
ほぅ
2022年6月6日
解離性同一性障害。BLと絡めるとどうしてもワンパターンになりがちかなと思う。初の作品ということで、とてもよくできていましたが先は読めてしまった。修正は激甘です。
良かった♡
2022年5月27日
救済BLですね!ストーリーがとても濃くて読み応えあり♡受けの過去が過酷すぎてツライけど攻めが全てを受け入れてくれる包容力のある人だったから良かった!修正が激甘で◎
考えさせられる作品
2024年3月18日
とっても評価するのが難しい。
星3だけど、作品として素晴らしいしマサキとも人格とも良い方向に行けて、本当に良かったと思う。
内容としては割りとハード。どこかで何かが違っていたら取り返しがつかない事になっていたかもしれない…だけどそれを恐れてたら前に進めない、でもそんなに簡単じゃないって思う人もいるかも…と思うと、評価やレビューを書くのって難しいな、と思った。
カイリがこの先自分らしく、役者としてもマサキの恋人としても、自信を持って前を向いて歩く姿が想像できて、心から良かった、と思いました。
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もう一歩のフィクション的踏込が欲しかった
ネタバレ
2023年7月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 237ページ。
キャラクターの人格をそれぞれきちんと描こうとしているのを感じて好感が持てます。その姿勢が、多重人格の描写がしっかりしているのに繋がっている気がします。丁寧に作られていて良かった。
主人公のワイン馬鹿設定が重めの物語に笑いを挟んでいて楽しかったです。けど、その設定は削ってその分のページを別の部分に割いて欲しかった気もします。
ドラマ性に関しては、少々主人公が受け身のままで進んでしまった感があり、盛り上がりに欠けた気がします。過去の話が淡々と語られるだけだったのはもったいない。現実では待つのも大事ではありますが、海里の過去を主人公自ら掴みに行く勢いとか伯父との対決とかがあったら、フィクションとしての爽快感があったかな。
設定が特殊
2023年5月16日
設定が特殊で読み応えがありました!過去のつらい描写があるので苦手な方は注意が必要です。
最後はハッピーエンドでよかった!
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初めての先生
ネタバレ
2023年2月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 受けは子供の頃、両親を亡くして叔父さんに引き取られるものの性的暴行を受けて解離性多重人格に…攻めといい感じになったら、一番辛い時に出てた人格が邪魔をする。そりゃそうでしょ!性的行為が一番トラウマなんだし…人格は統合されて無事ハピエンでしたが
他の3人格は攻めにアドバイスしたりしてましたが正直、ややこしくなるばかりだったから二重人格で良かったような
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作家名: モガ子
ジャンル: BLマンガ
出版社: 海王社
雑誌: &.Emo / &.Emo comics