お試し版で気になって購入。思った通り良かったけど、シリーズ作品が少ない。半分くらいは別の短編集。正直その他のは好みではなかったので残念。もっと二人の話を読みたかった。
というわけで星マイナス1です。
一つ気になったセリフ。高羽が「三日前から行方知れずになって」と言われているということは、三日間、麻見に捕らわれてやりたい放題されてたってこと?まさかね、逃げ足は早い高羽だし。でも妄想を掻き立てられるセリフです。
無理矢理(というか○○プですな)から始まった関係ではあるけれど、高羽のピンチには颯爽と現れる麻見の図と高羽への思い遣りが(麻見らしく優しくはないけど)伺えて素敵だった。どうせなら飛龍に犯られる前に助けてよ、と思うけど、シリーズ通して読むと、それこそが甘くないこのシリーズの真骨頂なんですね。高羽は根っからの攫われ体質ということ。
シリーズ全編(現8巻時点)読み返してこの第1巻を読むと、麻見は最初から高羽のことが気に入っていたのだと分かる。
繰り返しますが、この二人の話で全編読みたかった。この巻だけではまだシリーズの魅力は伝わらない。せめて5巻まで読んで欲しい。