マフィアものというのは、世界で愛され数多くの名作を生み出しているが、これは圧倒的に世界観の作り込みと設定とキャラの魅力不足では?と随所で感じる。「作者、絶対ゴッドファーザー未履修やろ!」と思わざるを得ない。下のものへの責任感、そして重圧ありけりで堂々たる風格や才覚を放つ。それこそマフィアだろ!
というか、まずカポとボスの間には、"アンダーボス"と"コンシリエーレ(顧問弁護士)"がいるので、カポが急にボスになることはありえないし、こんな「じゃあ二人のどっちがボスになるか決めといて♪」みたいな軽ノリで決まるものじゃ決してない。そもそもボスって表現も気持ち悪いし。ボスじゃなくて、ドンな?イタリアの世界観守って、名前もカポもやってんのに、なんでそこだけボス?ドンでも通じるって。
とツッコミどころをあげればキリがない。こんなのは、ちょっとマフィアものを勉強したり観たりすればすぐに分かることなのに、作者の勉強不足か短慮が伺えて顔を顰めました。
それでもこれはBL。難しいこと考えちゃダメ…。ふわっと読むんだ…と思った結果、このふたりともどちらもカポにふさわしくねぇだろ…感が拭えませんでした。特に受け。ドン候補ならもうちょっとしっかりして!?
やっぱ何かを書くにあたっては、漫画然り小説然り、勉強って必須だよなぁとヒシヒシ感じた作品でした。絵は綺麗です。