ネタバレ・感想あり燻る煙のなれのはて【電子限定描き下ろし付き】のレビュー

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燻る煙の行く末は…
ネタバレ
2025年6月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家様でしたが、とても叙情的で雰囲気のある作品を描かれる作家様で、数冊一気読みしちゃいました。どれもよかったです。こちらは年の差CPのお話しですが、攻めの晴臣のどろっとした感情と、受けの真咲の純粋な感情が対極的なようで表裏一体のようで…。晴臣の真咲に対する重くドロドロした気持ちや、真咲に過大評価されることへの重圧。そこから逃げたい気持ちで、だらしなく取り繕ってみたり、余裕のある大人を気取ってみたりする晴臣の感情に、大人って思う程成熟されてないよな…と自分に重ねてみたりして、いろいろ思いを巡らせました。大人はずるいので、若い真咲の思いに確固たる自信を持てないと、自ら飛び込んでいくことができないのですよぉ。あの小説…20代の頃に書いたものなら、今の真咲にもその頃の晴臣の感情は、少しは理解できるのではないでしょうか。愛する人に幸せになってほしい。否、普通に幸せになってほしい。普通とは?その想いは、あの小説を読んで、真咲には充分届いておりますよ。そう思えば「なれのはて」というより、燻る煙は昇華されたのかな…と。ストーリーも、無駄なところがなく、重すぎず軽すぎずで、感情豊かに読ませていただきました。また他の作品も読ませていただきます!
年の差が好きならぜひ。
ネタバレ
2025年6月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 年の差。年上の小説家のはる兄。
子供の時から好きだったはる兄と一緒に暮らせると上京。
そこで、ぐだぐだで、髭もそってないだらしない姿をみて、がっかりしてしまう真咲。
まあ、あのかっこいいはる兄がさらに色気あるんじゃないかと期待してしまう気持ちもわからないでもない。
そして、がっかりしながらもやっぱり好きと思っちゃう真咲。
そんな熱い思いを受け止めたいけど、一まわりも年上でしかも男の自分より、もっと幸せになれる相手がいるんじゃないかと
つっぱねるはる兄。過去に真咲を思って書いた「鳶色の少年」と今も色あせない真咲のまぶしさ。
はる兄の葛藤がいいです。酔っぱらって帰ってきた真咲をむかえにいき、おんぶしながら切なげに首筋にキスするところとか。
真咲のもうあきらめて、ここまでおっかけさせたんだから一緒に幸せになってという返事に、一生離してやらないし、死ぬまで俺しか知らないまま生きていくことになるけどいいんだなというはる兄の執着。重くて好きです。
その後の温泉の話もエロくていい。
おすすめです。
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続刊欲しい!これからの2人も読みたい。
2025年6月7日
195ページ、1冊表題作。
思った以上に良かったです。

絵がキレイめで見やすいせいか、キャラの好感度が高く読み心地が良いです。
気持ちが丁寧に描かれています。
主人公の無邪気なとまどいや、後半でのはる兄の心情を思うと、、、
グッときました。。

たっぷりのページ数ですが、後日談とかその後のお話がないのが淋しい〜。。
続編あったらぜひ読みたいです!

〈オマケ〉
電子限定片づけ1p。
はる兄の執着に★満点
ネタバレ
2025年6月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 良い…良かった…すき。はる兄(攻め)とまさき(受け)の従兄弟同士の可愛い恋愛っぽく描かれていますが、じんわりと燻るはる兄の執着という名の狂気が終始良〜いスパイスでとっても素敵な作品でした。慕ってくるまさきが可愛くて、追いかけさせて、でも手に入れる勇気もない、かと言って手放す勇気もない。良い大人がまさきの友だちに牽制しちゃうシーンとかサイコーでした。従兄弟で、男同士で、一回り以上年下で、プチッと禁断感なのに、まさきのはる兄へのひたむきな恋慕がとっても可愛いんですよねぇ。狂気と背徳感を感じつつ爽やかさと甘さもあって作者様天才では?読後ぞくぞくきました。本番1回しかないのに何なのこのエロさ…。大学生まさきが猿みたいに盛って困りながらもずっぷりエロエロしちゃうはる兄とか続編でどうですかね!待ってる。
私の中のキングオブ執着ワードなんですけど、お前は死ぬまでずっと俺しか知らないままで生きていくんだってセリフに凄い執着を感じたんだよ。キスも初めてだったまさきに、俺以外のやつと関係なんか持たせねぇ一生俺が抱く宣言だよね?私はここに1番はる兄の執着を感じましたね。はる兄にはしっかり禁煙してもろて、しっかり長生きして、しっかり一生まさきを抱いて、まさきに幸せにしてもらうが良いよ。
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お互いの存在が唯一無二
ネタバレ
2025年5月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ とにかく絵が好きすぎる。はる兄(攻)は大人な色気があるし、真咲(受)は愛くるしい…見てて眼福でした。
幼い頃からずっと慕ってた歳の離れたはる兄を追いかけて上京してきた真咲。今も昔も真咲の中で、はる兄は格好いい大人で憧れで愛してやまない存在で…。でも数年ぶりに再会した姿は、無精髭で生活感あふれる散らかった部屋にのっそりと住んでるおじさんになってて少しガッカリ。それでも真咲の中のはる兄への愛は変わらず、触れられると嬉しいしもっともっとはる兄を知りたいと健気に振る舞う。
そんな真っ直ぐな真咲をなかなか懐に入れないはる兄。むしろ遠ざけるように接していて、これは大人なりのブレーキなのかな?と思ってたんですが、蓋開けたら真咲を想うあまりの臆病さからくるもので実ははる兄の方が重たい愛の持ち主だった〜最高か!
大人な余裕を見せるために真咲を揶揄うのが精一杯で、一方真咲が他人と一緒にいるだけで圧出しちゃうくらい独占欲強強なはる兄、ニヤニヤしちゃう。
真咲はずっと純粋にはる兄を好きでいたけど、はる兄の方は真咲に向ける自分の感情が怖くなりずっと苦しんでた…それがやっと昇華して憑き物が落ちたみたいに愛を吐き出して最後はハピエンです。お互い大好きすぎる故の拗らせ物語、良かった。
真咲への愛を隠さないようになったはる兄は、きっとめっちゃ溺愛するんだろうな〜ちょっとでもいいから真咲を愛しまくってるはる兄読みたいです。
鳶色の少年
ネタバレ
2025年2月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ いやあ、個人的には純愛でした。
人によっては受け取りかたも違うと思いますが、私は決して邪な愛では無いと思います。
なので『気持ち悪い』の意味が私には分かりませんでした。その発想は無かったので。
ただ はる兄が小綺麗になったあとも、最初に受けたおっさんのイメージが最後まで引きずり、決して見た目は悪くはないはずなのに…34歳なんてまだ若いはずなのに…雰囲気がおっさんのままでしたw
真咲がいつの時代でも はる兄に真っ直ぐ恋してるのが可愛かったです。
(総195ページ)
幸せが過ぎると怖くなる
ネタバレ
2024年11月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 雑紙で読んでいたけれど、恋人になる覚悟までだったから、コミックス購入。取材兼ねた温泉旅館で、初物いただきましたね、はる兄!(エチしたってことです)

14歳年齢が離れた従兄弟。現在、作家のはる兄の家に、大学に新入学した真咲は、「約束通り」居候を始めた。
成長を見守りながら、真咲への複雑な気持ちが肥大化することを恐れるはる兄。

真咲の純真、はる兄の罪悪感や嫉妬、不安は従兄弟で歳が離れているからだろう。
なけなしの理性が警鐘を鳴らしていたが、いとも簡単に真咲は飛び込んできた。

手に入らないもの、手に入れたらいけないと自分にストップをかけるほど募る思い。そう、心理的リアクタンスだ。

真咲に感謝だね、はる兄。決して罪悪感を持たせない。
作者様買いです!
2024年11月14日
篠崎先生の作品を数年前に読んでからずっと先生の作品の大ファンです!絵も綺麗だしお話もエモいし胸がぎゅってなったり切なくて泣きそうになったりニヤニヤしたり、1冊でいろんな感情を刺激してもらえています!!今作もとてもとてもよかったです♡こーゆー関係性、たまらないです!!従兄弟・憧れ・再会…そして溺愛!はぁ最高!
読んだ後の余韻が…
2024年9月8日
いや~、久々に余韻の残る作品を読んだ感じがしてます。
はる兄の苦悩を供養出来るのは たった1人
もう少し先の二人を追いかけたいな~
と思いました。
期待以上
2024年9月7日
星5.5。近代文学好きにはめちゃくちゃ刺さるのでは。。テンプレてんこ盛りサービス盛り盛りもう刺さる要素しかない〜。近代小説の現代版。30代イケメン小説家(イケメンver. とボサver. ←この時点で好き)× ひと回り下大学生。30代の人生の苦悩とフレッシュ大学生の青い悩み←←←この時点で近代小説感バリバリ超好き。作中の小説はthat's 近代小説で、この小説の登場前と登場後でストーリーの色がガラッと変わるのが堪らなかったです。近代だとこうなるけど現代だとこうなる、と現代でラストつけてくるのもオタク心をくすぐる…。
悶えて読める!
ネタバレ
2024年7月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 故郷を出て、数年に数回会う一回り以上の従兄弟同士。大人で格好良くて優しい攻めに憧れと親愛を持つ受けと、いつしかそんな受けと数日過ごす日々が
忘れ難い大切な情景になっていく攻め。受けが追いかける形で進学し同居へ。

憧れからきちんと恋愛に成長させる受けと、従兄弟で
男性同士で一回り以上の年上としての攻めの持つ背徳感や葛藤が、受け目線でも攻め目線でもきちんと
サラサラと描かれているので、悶えました
なので、温泉旅行のページは、これまでの2人の
抱えていた気持ちの浄化と、浴衣でのえっちが
エロいしウブい。ちゃんと言葉で「愛してるからな」
からの挿入が、諸々のハードルを超えての愛情が
伝わるし、絵柄も綺麗でエロさあり。

是非、ここから恋人としての2人もみたいです!
良かった
2024年7月6日
淡々と進みますが、終盤で攻めの受けへの執着があらわになったので、ニヤニヤしてしまいました。好きな作者さんで、今回も満足度高い。
大人って生きづらいなと思わされる
2024年7月4日
いい意味であまり色のない物語の印象でした。過去で止まってるみたいな。試し読みだと年下ワンコが好きな相手を追いかけてきましたって感じたのですが、いざ読んでみたら大人の窮屈さとか大人なんて年齢だけの話だなとか、ビターめなお話でした。作中の小説読んでみたい。小説の結末を知って、はるにいと対比させたらグッときて泣きそうでした。それまでは逃げてる大人という印象だったのに、小説の結末を知ったら弱った大型犬に見えました。(?)このほの暗さの中にふわっと光ってるような2人、好きでした。
😊
ネタバレ
2024年6月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 195ページで表題作のみです。
年上×年下の両片想いもので切なさと嫉妬やもどかしさのバランスが良かったです。
年上のはる兄が純粋無垢な真咲を翻弄してるかと思いきや真咲の方があざとく無自覚な煽りスキルが高く、静かにはる兄がノックアウトされてるのが可愛かったです笑
何度も読み返してます!
2024年6月30日
攻めが拗らせまくってます。そして、受けがピュアで一途で可愛いです。お互い両片想いで攻めにはいろんな葛藤があってモダモダしちゃってますけど、安心のハピエンです。大好きなお話で何度も読み返してます。
従兄弟同士
2024年6月29日
初読み作者様。従兄弟同士で年上×年下。すごく良かった!攻めの葛藤がかなりしっかりと描かれていてストーリー展開が自然で面白かったです。何気に重い攻めも良き!
まともな大人だからこそ
2024年6月28日
作者様買です。これからのことや家族のことを考えると中々難しいなと思いつつも2人が2人で幸せになってくれたらいいと思いながら読み進めました。まともな大人だからこそ距離を取ろうとする攻と、そんな理性を悠々とすっ飛ばしてスペースに入る受、どんなことでもこの2人なら大丈夫!と思えました。2人が何年先も幸せでいられるといいなー!
安定に綺麗な絵としっかりとしたストーリー、後悔することはないと思います。読んで欲しいです。
しっかり歳の差、年上攻め
ネタバレ
2024年6月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙見て、5〜9くらいの歳の差かと思ったら、14歳差。攻めの晴臣が中学生の時に生まれた従兄弟が真咲。幼い頃から懐いてて好きだった晴臣、真咲にとってはかっこいい大人に見えてました。でも、何年振りかで会った晴臣は、だらしのないオジサンになっていて。でも、その姿に100年の恋も冷めた…とはならないんですね、真咲。筋金入りの片想い。真咲にとってはずっと片想いの相手。でも、そうでもなかったみたい。東京で作家になった晴臣が、しばらく地元に疎遠になっていた原因が、初めての賞を取った小説。真咲と自分をモデルにしたその作品を、「恋だ」と評されて、気付かされる。その気づいた気持ちを晴臣は「気持ち悪い」と思った。そこが、好きなところです。赤ちゃんから見て来た14歳年下の従兄弟。成長をずっと見てきた真咲との思い出が、従兄弟としての情以上だったと気づいた時の嫌悪感。そこ、それがいい、そこで逡巡してくれたのが好感です。だって、気がついた時の真咲はまだ少年で、晴臣は大人だったから。BLあるあるで、すぐに手を出さなかった、晴臣のヘタレさが良いんです。そんな、良識ある風な態度をみせてた晴臣が、真咲と両想いになってからは、いろいろ加速気味で苦笑。とあるジャンルの作家らしく、「幼妻調◯」って、なんか、晴臣×真咲そのまんま!
それにしても、晴臣の小説「鳶色の少年」、そちらのニュアンスのBLもありだなぁと思います。読んでみたいです。
作家様買いです!
2024年6月25日
篠崎マイ先生が描かれる純粋な受と優しい溺愛攻が大好きで必ず連載でも追ってます。
マイ先生史上溺愛すぎて最高に拗らせてるはる兄と
ピュアピュアな真咲の年の差純愛の素敵なお話です
拗らせとピュアの両片思い
ネタバレ
2024年6月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いです。
単話を追いかけてないので内容知らずに買いましたが、
はるにいの渦巻く恋心と真咲のピュアにまっすぐな気持ちがすごくよかったです。
この先生のお話は、いつも一巻完結でなかなか続編なくもどかしいのですが、ぜひ、ドロドロ執着春にぃ×ピュアなヤンデレ殺し真咲的なエピソードの続きを読みたいです。。。!お願いします!!
絵も話も全てにおいて綺麗な作品
2024年6月25日
作者さん買いです。出るとわかってからこの日を楽しみにしていました。
作家をしてる従兄と大学生のお話。
年が離れている設定も好きだしキャラもそれぞれ素敵。
子供の頃の大人って憧れ対象になるし、素敵にもなりますよね!こんなかっこいい従兄いたら惚れるのもわかります!!
作家さんが描くお話はキャラもですが、心情が細かくて綺麗。読んでいて心臓がきゅーっとなる言葉を使うので心が忙しいです笑

えちまでいくのか、、いかないかーとこちらもモヤモヤしますがそれもいい!!
えちシーンは少なめです。すごいえちするようなお話でもないのでちょうどいいのかもしれませんが、もう一つくらあお話追加してそこで最後まで、、笑

お話ほんと素敵でぜひみなさんにも読んで欲しいです。
終始全てにおいて綺麗です

195ページ、白抜き(形わかる感じ)、えちシーン少なめ
書き下ろし1本
年の差!
ネタバレ
2025年6月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。なかなかくっつかない二人にジレジレしましたが、面白かったです!!もう少しその後の二人が読みたかったです。
作者買い
2024年9月9日
歳の差があって踏み出せない切なさ...ハッピーで終わってもなんかちょっと切ない余韻の残る読後感だったかなぁ...もう少し先も描いてほしかったです。
憧れの従弟と暮らすことになって
2024年9月7日
東京の大学に行くことになり、子供の頃から憧れていた従兄晴臣の家に居候させて貰うことになった真咲。ところが数年ぶりに会う晴臣は彼の想像とは違い、単なるおじさんになってしまっていた。ショックを受けながらも、変わらないその優しさに恋心を募らせていく真咲。だがその想いを晴臣は決して受け入れようとはしなくて……。
篠崎マイさん大好き
2024年6月29日
小説家晴臣と従兄弟の大学生真咲の話。篠崎マイさん大好きで、新刊嬉しくて買っちゃいました。篠崎さんの描くちょっとクズ攻めが大好きで…人間臭さと弱さが残る攻め、それがクセになるのだけど、本作の晴臣も正にだったなあ。一見スパダリででも実はウジウジしてて、そこを一回り年下の真咲にグイグイ来られてタジタジで。もうさ、これこれ、篠崎さんの攻め…って、身悶えるんです…。他の作品も読み返したくなってきた。
作者買い
ネタバレ
2024年12月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵が好きで作者買いしてます。憧れていた従兄弟のイメージが違ってショックを受けるけど、やっぱり好きな気持ちは変わらない。両想いになったけど、ラブラブが少なすぎて残念
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作者様買い
2024年9月24日
試し読みな印象とちょっと違い、とても昔のお話なのかと思ったら最近の出版でした。雰囲気が昔っぽく私は感じてしまいあっさり読み終わりました。画は綺麗でとても好きです。
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普通
2024年7月13日
評価良くて、絵もキレイだし、試し読みして面白そう!と思って購入しましたが、そこまでキュンとするとこは無かった‥年上の拗らせ具合があまり入ってこなかった。なんか、サラッと読めて次また読むかは微妙‥
イマイチ
2024年9月9日
表紙に惹かれて購入したけど、私にはイマイチでした。話しの流れにものれなくて、エロさもハマらなかった〜残念
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作家名: 篠崎マイ
出版社: コアマガジン
雑誌: drap