オメガバースはオメガが酷い目に遭うことが多いため、合わないことが多いのだが…、こちらの作品は他にはない切り口で、一筋縄ではいかないオメガ達が勢揃い。
面白くて夢中で2巻まで読んでしまった。
主人公の鷹虎を中心に、オメガクラスの高校生達がどうやって将来を切り開いていくかという、力強く前向きなストーリー。
だが、現実は決して綺麗ごとではない。
不条理な立場を受け入れる者、自分の立場を利用して強かに生きる者、世界を変えようと上を目指す者、虐げられても折れずに前に進む者。
中にはやはり上手く生きていけず涙を流す者もいる。
何とも愛しいオメガたち。
彼らはどうなってしまうのか、続きがとても気になる。
それにしても…いけ好かないアルファだと思った鷹虎なのに、彼の俺様、破天荒で折れない感じが、ストーリーが進むにつれて格好よく、爽快に思えてくる。
でも結構振られたり(笑)悲惨な目にも遭うし、たまに情けなく落ち込んでいる姿は何とも愛しい。
すっかり彼のファンになってしまったが、ちょっと2巻終わりはテーマがテーマなだけに、彼の考えを受け入れられるか不安になった。
朝田先生はどう持ってくるんだろう、3巻が楽しみ。
そして、この作品を読んでいると、高校生時代に出会った友人達を思い出す。
彼らは会うたびに前に進んでおり、常に新しい刺激をくれる。
オメガクラスの彼らも、きっと自分と同じように友人達から前向きな気持ちを貰っているのだろう。
例え今は未来が明るくなくとも、友人の存在に勇気づけられ、自分にも何かができると一歩を踏み出す。
友人は宝だな。