本当に大好きで大好きで何度も読んでは泣いている作品。
単話も購入し、単行本も新刊即買い。
そして、紙も購入。
同じところを読んでは痛くて泣き、幸せに悶えます。
(原作も電子購入済)
1巻、2巻、3巻、4巻と徐々にお話は盛り上がり最終巻、すでに先のストーリーを知っているので読むことを躊躇する…。
本作品程、一身に傾けた愛情の陰陽を数ページによってあびせられる作品はそう多くはないんじゃないでしょうか。
しかしどぎつい位にドラマチックにも描けるストーリーだとは思いますが、セキモリ先生の作画とクレイン先生の可愛らしくちょっと底ズレしたような淡白さが軽やかに読ませてくれていると思います。
セキモリ先生の作画は私のキャラクターのイメージにぴったり。
キャラクター達がとても素敵で可愛らしく話し方や声さえも脳内で勝手に再生されてしまいます。
主人公ララのちょっと甘えたような優しい綿菓子の様な声(勝手に脳内再生)とほほ笑みにアリステアと一緒に悶絶です。
ララの茶色い黒目がちな瞳が揺れるたびに「この人を悲しませてはならぬ…」となぜか庇護欲がむくむくと湧き上がるのですw
私はこの手の女子に弱かったのか…と。
そして、やはりなんといっても本作品はアリステアの絶望がキー。
これほどまでに悲しみと憔悴と狂気を味わう絶望を持ったヒーローを女性マンガ枠で読んだことがありません。
彼の絶望に触れるたびに心をえぐられるような痛みを伴う涙がこぼれます。
と、ここまでは単話と同じ感想なのですが…。
単話にはない描き下ろし。
僅か9ページなんですが、私の情緒は完全に崩壊しました。
両手で顔を覆って泣きました。
アリステアのこぼれるような言葉に嗚咽(←マジで)しながら泣きました。
私は彼らの母なのか?ww
いやいや、たぶん書き下ろしの読者の大半が彼らの母となったのではなかろうか。
はぁ。
本当に両先生方に感謝。
素敵な作品を届けてくださり本当に感謝。
作品に携わってくださった方々に感謝。